これが宇宙か! 素晴らしきかなこの景色。
今回も短めです。
それではどうぞ。
転送が終わり目に入ったのは見渡す限りの銀河だった。
ブリッジ右手には月面があり遠くに地球の姿も見える。
「すっげぇ、、、、本当に宇宙に居たんだ、、、。」
目覚めた場所がゲーム中のメディカルルームそのままだったこともあり半ば信じてはいたけども、、、。
こうして目の前に特大の証拠を突き付けられたらもう白旗を上げるしかない。
艦周辺にはドローンがせわしなく動いておりどうやら月面の資源を集めているようだ。
「ようこそキャプテン まずは艦長席へお座りください。」
「あ、、あぁ、、わかった。」
おい、後ろの929さっきから高速回転しながらダブル・バイセップスするんじゃない。
せっかくの感動が薄れるじゃないか。
「まずアーススフィアの件ですが2日ほどあれば稼働可能です。
既に物資の転送が済んでおり明日には起動、総チェックが行われます。」
「へぇ、結構早いな必要物資も大量だろうに。」
「えぇ、タキオン記録技術で格納しているので物資も手のひらサイズとなります、
研究が進み展開した物資を必要な箇所へ自動的に振り分ける技術も確立されておりますので。
おかげで搬送するための転送が一回で済み大幅な時間短縮となっています。」
凄いなタキオン記録技術、これはゲーム中に無かった技術だ。
変態星人、いや違う変態技術者星人とはいったいどんな奴らなんだ。
生命体の作成や疑似アイテムボックスもそうだが、、、
ゲーム中に無かった技術がいったいどれだけあるんだろうか。
「次にこちらのデータをご覧ください」
目の前にデータウインドウが表示される。
「うん?これは月の全体情報か?」
「はい、本艦が完全に稼働可能になりましたので拠点として月面に基地を建設しています。」
「だ、大丈夫なのか?普通に地球の宇宙開発関連の連中に観測とかされそうだけど。」
「そのあたりはご心配なく、位相置換フィールドによって通常の月面と変わらないように見えます。
観測計器やその他諸々は全て誤情報をつかんだ状態になります。」
また未確認技術か!
「へー、いろいろ月には資源があるんだな。
チタンにアルミニウムとプラチナ、ルビーにコランダムとサファイヤも出るんだ?
えっ!金とダイヤもあるの!?なんだこれとんでもない量があるぞ!」
1874,000トンって軽く地球の埋蔵量超えてるじゃないか!
ダイヤなんて3800兆トンなんて表示されてるしこれは凄いぞ!
アリアさん今回はおとなし目です。
まぁ時間軸的には数十分くらいしかたっていないですしね。
地球の金埋蔵量は約54,000トン程度のようです。
ダイヤも1000兆トンとか、、。
技術的な問題でほとんど採取出来ないそうですが。
なお今のところ月面に金は見つかってない模様。
さらっと5分程度しか調べてないので正確な所はわからないですが。
良いのよそれで、調べ物でストレスためるのイクナイ!
最初に書いた通り小説を書いた主目的がアレなので今後もこんな感じで適当に緩くやっていくと思います。
ガッチガチの徹底考察したようなのは他の人に任せた!
さて、さっそく伝家の宝刀SFの出番がありましたね!
あっても無くてもある事に出来るとはなんて素晴らしい。
ちょっとネタバレになるかもですが次話もSFが火をふきます。
それではまた次回で。