新コンテンツを展開しよう。 これってある意味戦闘訓練じゃない?
しばらくぶりのかつ丼です。
体調が戻りきってないのですが書きあがったのでアップします。
それではどうぞ。
一度計画を決めてからの導入は早かった。
まさか提案して2週間でドローン戦争ゲームのアトラクションを準備しきるとは思わなかった。
小型艇型をメインに中型の駆逐艦タイプ3艦と旗艦代わりの軽巡洋艦タイプ1艦で先に旗艦を落としたら勝ちというルールになった。
アイリスワンに増築した全方位スクリーンタイプでも遊ぶ事は可能だがスペースの関係上、
地上の筐体は半包囲スクリーンタイプが大部分をしめた。
まぁ全方位筐体を置くつわものもいるにはいるのだが、、、。
ルールは24対24から始まり54,104と小型艇+駆逐艦3隻と旗艦1隻となっている。
現在は先に旗艦を落とせば勝ちというシンプルなルールなのでそう悩む事はないようだ。
小型艇は撃墜されても割り振られたコストが尽きるまでは何度でも再出撃出来る。
旗艦は無理だが駆逐艦クラスは1回のみプラスクールタイム付きだ。
と言うか俺もあれは遊びたい。
ホロ投影なので実際の兵器は発射されてはないのだが見掛けは実際の物と変わらない。
レーザーやミサイルの飛び交う戦場は胸熱の一言だ。
今はプレイヤーが戦っている所を見ている、、、見ているのだが、、。
「な、なぁあのプレイヤーなんであんな変な動きしてるんだ?」
「さ、さぁボクも何とも言えないけど、、、。」
「凄いですね、あのプレイヤーだけスコアがとびぬけています。
まだ10分しかたっていないのに他が3~5のキルに対し損害無しで60を既に上回ってます。」
なんだアレ?急にその場で90度上に機体を向けたと思ったらミサイル発射してすぐ下に機首を錐もみ逆回転、背面になったら逆噴射しつつレーザーを照射してすぐ前進。
前進したと思ったら下部バーニアを全力噴射して真上に上っていく。
別に回避運動とか戦場のど真ん中ではなく自陣でだ。
射程もまだまだ届かない先に居るのになんでだ?
「ちょっと異常ですね、確認を取ってみます。」
「あぁ、頼む。」
しばらく思考通信を取ってるのを横目に戦場を見ていた。
その間もずっと妙な起動をほとんどエリアを動かずにいるのにスコアが伸びていく。
「あの、キャプテン。」
「ん?どうした?」
「一応確認はしたのですが要領を得なくて。」
「向こうはなんて言ってるんだ?」
「ただ一言、乱数調整と。」
「は?どこのTAS様だよ。」
ありえないだろう、超技術って言っても良いぶっちゃけ未知の技術で乱数調整って。
「あ、彼女のプレイヤーネームTASの直弟子ってなっていますね。」
「マジでTAS様だった!?」
え、えぇ~どういう事よ、なんで謎技術の塊で乱数調整出来るのさ。
というか直弟子って本人と知り合いかよ!?
「アレ?なぜか駆逐艦のエンジン部分が爆発エフェクト出しているよカズマ。」
「本当だ、しかもあの艦暴走して無いか?」
3つ並んでいる内の一番左にある駆逐艦がその場で徐々に回転し始める。
「あ、あれ?回転早くなってないかな?しかも凄い勢いで右に向かって前進し始めたけど。」
「なぁ、あれヤバくないか?
隣の駆逐艦に突っ込んでいってないか?」
「セ、セーフティーが働いて接触は回避するはずですが、、、。」
そうこうしている内に中央にある駆逐艦の後方に突っ込んだ。
「マジか!アリア緊急停止!」
「ダメです、試みていますが止まりません!」
「げ、中央の駆逐艦が衝突の影響で旗艦に向けて前進しだした!
突っ込んだ艦もそのまま一番奥の駆逐艦に向かっているぞ!」
そうして3艦目の駆逐艦にぶつかり向きが強制的に変えられる。
「あぁぁぁ!カズマ!駆逐艦が全部旗艦に向いて全力噴射してる!」
「いや、ありえねぇだろ!乱数調整でそこまでできるのかよ!?」
そうして駆逐艦ミサイルと化し旗艦に激突した結果、撃墜判定となった。
幸いシールドのおかげで物理的な損害は無いだろうが、、、。
「あ、あぁ~、アリアさんや、、。」
「は、はい。」
「乱数調整禁止と厳重注意で。」
「わ、わかりました。」
あ、頭いてぇ。
読了お疲れさまでした。
2週間ぶりくらいですかね?
眠気で後書き書くのも一苦労ですがとりあえず上がりました。
次回もちょっと目途が立たないので出来上がり次第投稿とさせてください。
ちょっと短いですが今回はこの辺で、また次回でお会いしましょう。




