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気が付いたら万能型宇宙ステーション建造船の中にいた。 え、、、出来る事の制限が無さ過ぎじゃない?  作者: かつ丼食べたい
高貴なる風ノーブルエアリアル ただし中身が伴うとは限らない。
24/27

新たなる仲間の登場。 満を持してのわたくし参上(惨状)ですワ!

ようこそベル〇ットルームへ。


お客様の来訪を心待ちにしておりました。


それでは新たな旅人の物語をご覧下さい。

あれから3日たちとうとうノーブルエアリアルの準備が整った。

今日は担当しているコネクターがブリッジに来るそうだ。


そうそう、アリアが血液が無い体でどうやってマリッジの契約をしたのか聞いてみた。

本人の言によると血液の代替はあるとの事らしい。

ただ別に血じゃなくても体液なら契約可能で今回はそれで行いましたよと妖しく笑っていたので深くは聞けなかった。


・・・いったいナニをされたんだ?


ブリッジのキャプテンシートで今建造を開始している居住可能ステーションの様子をボケっと見ている。

ノアの箱舟と花のクジャクアスターを合体させてノア・アスターワンと名付けた。

この花の色が4種あるから現在ある超級艦が4隻である事、

アスターはギリシャ語のaster(星)から来てるから相応しいと思って名付けた。


居住可能数は1ステーションで10万までだそうだ。

資源さえあればいくらでも拡張可能だから将来は地球の土地問題も解決出来そうだ。


『転送を開始します、付近の人員は転送装置の範囲から離れて下さい』


「お、来たかな?」

そう言いながら艦長席をコンソールで転送装置の方へ回転させてから立ちあがる。


筋肉最高:今日こそわたしの存在感をしめさないといけないの!


いや、きんちゃんよ珍しくマッスルフォームだけど十分存在感あるからな?

とくに左となりで立ってるだけでデカいから威圧感がすごいぞ。


「ボクは十分存在感あると思うよ?」

「そうですね、私もそう思います。」

「電プロ抜いているときはともかく今の姿じゃ存在感普通にあるからな?」

仮想電子プロテイン使ってる時のきんちゃんってアグレッシブにでもなるんだろうかね?

ノーマルモードよりも色々と圧が凄い。


転送装置の方から1人の女性が歩いてくる。

金髪の縦ロールにエルフっぽい耳、愛嬌のある目には翡翠色と言っていいほど鮮やかな色を讃えている。


「初めましてキャプテン、わたくしはクオリア=ノースウインド。

 ノーブルエアリアルのコネクターですわ。」


そう言いながら歩みをきんちゃんの方へ握手をしようと進めて行く。


ん?きんちゃんの方へ??

そしてきんちゃんも当然と言わんばかりに足を進め手を差し出している。


手をお互いに握った瞬間。


                挿絵(By みてみん)


「ちょっ!?おいきんちゃん大丈夫か!」


手のひらを握ったところが丸ごと無くなっていた。

当のきんちゃんは手首を握り床でゴロゴロとのたうち回っている。


筋肉最高:ぎゃーなの!手が無くなったの!


思考制御できんちゃんがメッセージを出してくる。


「あ、アラ?軽く握っただけなのにどうして手が無くなっているんですの??」

「いや、軽くってどんだけ力あるんだよ!きんちゃんの手が消し飛んだぞ!」


彼女はすごく不思議そうにきんちゃんを眺めている。


「アリア至急治療の手配を!」

「あ、あのキャプテン、、流体金属なので治療は必要無いかと、、。」


「あ、、。」

「え、、。」

俺とクオリアは同時に声を上げる。


筋肉最高:あ、そうだったの。


そうしてひょいっと体を起こすきんちゃん。


「まぎらわしいわ!!」

「あなたがキャプテンでしたの!?」


あ、やっぱり俺をキャプテンと認識してなかったのね。


「いやいや、普通に分かるだろうにキャプテンシートの前にいるんだし。」

「え、えっとあまりにも堂々と握手したのでてっきりこちらの方がキャプテンかと。」


「いくらアップグレードされて肌質が人間?ぽくなったとは言え髪とかメタリックシルバーだぞ?」


そう、1ヶ月くらいたった頃にきんちゃんはアップグレードされ肌質や感触が人間と遜色無くなった。

ノーマルフォームはともかくマッスルフォーム姿だと人間と言われても疑問が大いに残るが。


「それは失礼しましたわ、改めましてクオリアと申します。」


そうして手を差し出してくる。


「いや!握手しないからな!俺の手も消し飛ぶわ!」

「そうですの?キャプテンであれば大丈夫なのではありませんの?」


「そんなわけあるか!流体とはいえ固くなれる金属製のきんちゃんより生身の俺の方が脆いわ!」

「クオリア、わたしが渡したパワーセーブアシストをオンにしてますか?」

「どうだったかしら?システム起動オプションメニュー表示。」


クオリアがそう宣言すると半透明のメニュー画面が表示される。


「あぁ、オフになってますわね。」

「では常時オンにして下さい、あなたが住んでいた星と比べ重力比が十分の一ですから。」

「わかりましたわ。

 システムパラメーターナビゲーション起動。

 パワーセーブアシストオン、音声認識ロックを設定。

 解除キーワード、パワードライブ。」


『システムパラメーターナビゲーションを起動しました。

 パワーセーブアシスト システムオンライン

 解除キーワード、パワードライブに設定しました。』


「同時に再ロックキーワードの設定。

 再ロックキーワード、ドライブアウト。」


『再ロックキーワード、ドライブアウトに設定しました。』


「システムパラメーターナビゲーション終了。」


『ナビゲーションを終了します、本日も良い一日を。』


「キャプテンカズマ、これで大丈夫です。」

アリアは普段はカズマと言っているけどクオリアがいるからあえてキャプテンと言ったのかな?


「あぁ、わかった。」

「それでは改めまして、クオリアですよろしくお願いしますわ。」

「キャプテンのカズマだよろしく。」


そうして握手をする、今度は大丈夫そうだ。


「ついでにセミコントラクトですわ!!」

「おい!」


膨大な光が手から発している。

手から体に向かって熱が通り抜けていく感覚がある。


「続けてコントラクトですわ!!」

腕を強引に引っ張りそのままキスをされる。

「ムグ!」


「ちょっと!?それはダメェ!!」

スフィが大きな声で叫ぶ。


口から熱いほどの熱が体中を高速に駆け巡る。

スフィの時と比べてとても早く巡り少し熱い。


「クオリア!カズマが死んじゃう!すぐに止めて!!」


「へ?どういう事ですの?」

「セミコントラクトとコントラクトは短時間にやると体が耐えられなくて破裂しちゃうの!

 説明受けてたでしょ!!」


「はぇ?なんのことかしらぁ~?」


汗をだらだらと流しゆっくり目をそらしていくクオリア。


「あの、、、スフィ。」

「なに!アリア!」

「カズマなら大丈夫ですよ。」

「え?」


「確かに一般的な方であれば非常に危険ですがカズマは許容値がとても大きく影響は軽微です。

 超級クラス艦のコネクターを複数マリッジ契約が可能なのは伊達ではありません。」


「よ、、、よかったぁぁぁぁ。」

盛大にため息を吐いている。


ど、どうやら俺はダイジョブらしい、確かに熱いが苦しい感じはしないしな。

以前ほど負荷は感じないし艦長席に座って少し落ち着くまで待機していよう。


読了お疲れ様です。


満を持しての新たな登場人物、ポンコツ系エルフ風金髪ドリルお嬢様っぽい何かです!

属性盛りすぎじゃね?


うん、気にしない気にしない。

事故起こしかねないけど深く考えないで即興書き方針だから問題無し!

無し?無し、、、?うん。


最初の注意書きに追加しといた方がいいかしら、、、?



今後クオリアがどうなるかはその時の気分と感情と受信した電波?次第なのです。

いえね、最初お嬢様+金髪はあったんですがね。

エルフやドリル、ましてやポンコツなんて欠片も考えてなかったんですよ。

書いている内にまた勝手にどんどん設定が増えていき今に至っています。


最初は姉御orお姉さんぽい感じで強引にって流れかと思ってたこうなってました。

いろいろ大丈夫なのかこれ、、、?


何事も無ければ次回は22日予定です。


それではまた次回で。

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