アイリスワンは今日も大繁盛! モーニングはSF技術飯で。
どーもーかつ丼屋でーす。
新話の配達に上がりました~♪
いやぁ、日を開けると筆のノリが良いですな。
それではどうぞ。
「おはよう、カズマ」
「あぁおはようスフィ」
目が覚めた目の前にスフィが居た、まぁ盟約してからはほぼ毎夜イチャネチョしている訳だが、、、。
わっふる連呼してもその辺の話は絶対にしないからな!
「オープンしてから連日凄いねぇ、客足が途切れる事が無いし。」
「そうだな、特にスペースシューターなんかは数時間待ちは当たり前になっているしな。」
スペースシューターとは制御された小型タイプのドローンに人を乗せられるスペースを増設。
隕石密集エリアでのシューティングゲームが出来るアトラクションだ。
実はこれ撃っているのが速射型のマイニングレーザーだから資源採集も兼ねている。
実態は遊びながら働いているという事になる。
収集は転送だから採取してる事は誰も気が付かないけどな。
オープン後から舞国、露亜等の代表者達も来ていたが日本の連中と反応は大して変わらなかった。
号泣していたやつもいたな、、、。
言葉の違いはどうしたかって?
自動的に翻訳され変換されるのでこっちにとっては日本語で話されている感じだ。
こっちの会話も勝手に変換されて相手側の言葉になっているから全く問題が無い。
「着替えてご飯食べたらブリッジに行こう、アリアがなにか話があるみたいなことを言っていたし。」
「ん?あぁそうだな。」
着替えながらモニターで軽くアイリスワンの様子を見たが今日も凄いな。
しかし一定数いる男性型ロイドがマイコミヒーローみたいなのばっかりなんだ?
しかも妙にウザイ笑いしながらなんちゃらSMASH!! とか言いながら拳振りぬきそうなやつらばかり。
以外と人気なんだよなあいつら。
やっぱりヒーローは憧れるものなのかね?
俺は宇宙バカ気味だったからよくわからん。
「ごはん準備できたよ~。」
「オッケー、すぐ行く。」
そうして席に座るとテーブルには料理が広げられている。
これ自動的に作られた生成食なんだよな。
しかも成分だけで構成して抽出した物で異様に美味い。
うま味のみをバランス良く構成するとこうなるのかと言う見本のようだ。
肉や野菜なんかも投影生成されるので何でもありだ。
「お、今日はベーコンサラダとスクランブルエッグトーストにコンソメスープか。」
「味も凄いけど見た目もおいしそうだよね、本星に居た時じゃ考えられないなぁ。」
「フォックスネイチャーに居た時の食事ってどんな感じだったんだ?」
「基本的に狩猟生活だったかな、首都ならともかく周辺の小さな町とかボク村とかも基本そんな感じだよ。」
へぇ、村とかもあったのか。
この辺はIS4で描写されてなかったからな。
本星は森林の多いブルエンド M-352という惑星でそこに生活している獣人系の多種族が連合国を組み、
フォックスネイチャー連合国が出来上がる。
連合国で協力した結果宇宙への進出を遂げたという星だ。
そのしばらく後に第三次ゲノム大戦が発生しフォースエレメンタル王国が関わった結果、
技術的にブレイクスルーが起き各惑星間での交易を行う星系国家が出来上がった。
原作ではゲノムを退けた王国に感謝した連合国は同盟を結び、商業国家惑星群としての立場を確立する。
でも、、王国じゃなくて帝国になってるんだよな。
なんでだろう?
「へー、故郷の村では狩りをしていたのか。」
「うん、そうだね主に狩猟と電子工芸技術が盛んだったよ。」
電子工芸?まぁいいか。
「今は忙しいけどそのうち里帰りとかはしないのか?」
「無いよ?」
へ?
「ん?どういうことだ?」
「いや、この宇宙にフォックスネイチャーが存在しないから無いよ。」
「は?存在しないってなぜ?」
「んーマリッジ交わしたしもう少し話せるかな?
説明するとボク達は平行宇宙から移動して来た存在になるんだよ。」
「平行宇宙というと異なる似た宇宙からという事?」
「そうそう、それでこの宇宙はまずその星そのものが存在しないの。」
おいおい、とんでもない話ぶっこんで来たな。
「それでまぁこっちに来るのは一方通行だから戻る事も出来ないんだよね。」
「それは、、、良かったのか?」
「うん!もとよりそのつもりだったし言ったでしょ、カズマに嫁入りするつもりで来たって。」
表情に陰りは全くないし楽しそうだ、なら問題無いのかな?
「うーん、わかったなら気にしないようにする。」
「うんボクもそうして欲しいな。」
うん?そうなるとフォースエレメンタルとかも無いのか?
「なぁ、そうなるともしかしてだが、、、フォースエレメンタルやゲイルドアスも無いって事なのか?」
「うん、厳密には全くない訳じゃなくて似たような星はあるけど同じじゃない。
そもそもこの宇宙には銀河単位の長距離航宇技術が無いみたいだからね。」
「はー、なるほどなぁ。」
そもそも存在してないとか、、、。
だとするとフォースエレメンタルから物資がいまだに送られてくる事が謎だな。
「あ、そうそうフォースエレメンタル帝国はもうこっちの宇宙にあるから。」
「え?どこに?」
「ここに」
はい?
「どういう事?」
「ゆーあー ざ えんぺら~♪」
「は、、、はぁ!?」
わ、訳が分からん!
読了お疲れ様です。
いやぁ、日時の余裕があると気兼ねなく書けますなぁ。
思わず2000文字超えました。
新たな公開情報として平行宇宙が出てきました。
これは基本プロット無しの小説で唯一設定していた情報です。
そこから肉付けしていって即興で話を創り出しているという形です。
これからどのような話になっていくかはかつ丼自身も未知数なので楽しみです。
それではまた次回で。