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教会巡りへ

案内された部屋に入ると想像していたよりも綺麗で広かった部屋にはベッドとテーブルと椅子それと備え付けのクローゼットもあった、部屋の確認を済ませた俺は街の散策に出掛ける事にした


「そう言えばグリモアールさんこの街に教会ってどれ位あるの?」


「はい、この街に教会は七つあります」


「そんなにあるの?」


「はい、主神様以外の神様も祀られていますので」


「まぁ確かに向こうの世界にも色んな神様が祀られてるからそう考えたらむしろ少ない方なのか」


それじゃぁさっそく教会巡りと行きますか

グリモアールさんのナビに従いながらまず1つ目の教会を目指して歩いていくと街なかには様々な露店が建ち並び色々な商品が売られていたまるで祭りに初めて来た子供の様に目移りしてしまう、そんな俺の様子を察したのかグリモアールさんが


「時間に余裕はありますし露店も少し覗いていきますか?」


「マジで?じゃあちょっとだけ寄り道させていただきます」


そう言うと先程から暴力的なほどいい香りを漂わせている串焼きの露店に駆け寄った


「はい、いらっしゃい」


「すみません、串焼き二本ください」


「はいよ、二本で銅貨三枚になります」


串焼き二本で銅貨三枚って事は300円くらいか…

って安くない?見た感じ結構大きい串だったけどそれが二本でその値段って、などと思っていたら


「はいよ、串焼き二本お待ちどうさん」


「ありがとうございます、じゃあ銅貨三枚です」


「はい、まいどあり」


さて異世界に来て初めての食事だ、何の肉かわからないがこんなに美味そうな匂いをしているんだし大丈夫だろうと串に刺さった肉にかぶりついた


「うっうんまー」


甘辛いタレが肉汁と共に口の中にうまみの波となって広がっていく

あまりの美味さに大きめの串焼き二本をものの数分でたいらげてしまった

腹も満たされた事だし教会巡りを再開する事にした


グリモアールさんのナビに従ってまずたどり着いたのは女神アニスを祀った教会だったのだが


「えーとグリモアールさんこれが教会?」


「はい、女神アニス様が祀られている教会です」


うん、グリモアールさんごめんそうゆう事じゃないんだよ


今俺の目の前にある教会?は俺が想像していた教会とは違う教科書やテレビでしか見た事がない何とか大聖堂クラスのデカさの建造物だった


「これが教会なんですか?神殿とかじゃなく?」


「はい、間違いなく教会です」


「グリモアールさんやこれはデカすぎじゃないですかね?」


「いいえ、王都ですからこのくらいの大きさは普通ですが」


「もしかして他の教会も?」


「もちろん他の教会も同じような大きさです」


うん、俺の中の常識は異世界じゃまったく通用しないみたいです


教会って言うから結婚式場のチャペルみたいな程度の建物を想像していたのは俺だけだったみたいです

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