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はじめての魔法

さて、なにはともあれまずは試してみないと何もわからないか


神様の説明だとグリモアールに使いたい魔法を言うだけらしいがそもそもどんな魔法があるかもまだ確認してなかったな


「グリモアールさん魔法の一覧を表示して下さい」


「了解しました魔法一覧を表示いたします」


表示された魔法一覧を見ると想像以上に沢山の魔法があった


一覧には初級、中級、上級、奥義と4段階に分類されていた


とりあえず初級の魔法で試してみる事にしよう


さすがに火属性の魔法使って燃え広がっても困るからここは水属性の初級魔法で試してみる


「グリモアールさんウォーターボール」


「了解しました目標はいかがなさいますか?」


「じゃあとりあえずそこにある岩を目標に」


「了解しました」


するとグリモアールがうっすらと光を放ち始めたかと思うと空中に水の球が出来上がりそれが岩に向かって飛んで行った


「おぉ!これが魔法か!」


と言っても自分がやった訳ではないのだがそれでも実際に見るとやはり感動するな


「発動までを簡略化するには対象物を指定、魔法名で素早く発動できます」


「なるほど、さっきの場合だと岩にウォーターボールって事か」


「はい、そうです」


なるほど、これで一応魔法の使い方は把握出来たかな、しかし実際にやってみたが完全にチートだよなこれっ


さて魔法の事もわかったし次は一番の問題に取り掛からなければならない…


「グリモアールさん一番近い街か村はわかるかな?」


「はい、一番近い街か村を検索いたします」


そう一番の問題それはこのまま野宿だけは勘弁願いたい事だ


人が居る街か村なら宿屋か最悪泊めて貰える家があるかもしれない


「検索の結果一番近い街はここから15kmほど離れた場所にあるファリナ王国の王都になります」


「なっ!15kmもあるの?ちなみに歩きだとどれくらいかかるかな?」


「歩幅や歩くスピードによって変わりますがだいたい3時間程度ではないかと予測されます」


「3時間か、よし歩きながらこの世界の常識をグリモアールに学ぼう」


そう言って俺はグリモアールのナビに従いながら王都に向かって歩き始めようとしたその時だった


「あぁぁ、しまった」


「どうかなさいましたか?」


「大変な事に気付いてしまった、俺お金持ってないじゃないですかーーー」


「お金やその他諸々は私がお預かりいたしておりますが?」


「へっ?」


「こちらの世界での当面の間の活動資金と今後魔法の普及に必要な物は私が神様からお預かりいたしております」


「えっ?そうなの?でもグリモアールさん何も持てないよね?」


「収納魔法で亜空間に収納してあります」


「はい?えっ?収納魔法なんて便利なものまであるの?」


「はい、魔力量によって収納できる容量は違いますが私は無限に収納できます」


はい出ましたグリモアールさんの何事もないようなチート性能発表、いやいやあーた、サラッと言ってますが無限に収納できるってそれ大事件ですよ?


「それって制限とかはないの?」


「量、大きさ、重さに関する制限はありませんが生きた生物は収納できません」


「えーとグリモアールさんその言い方だと家とかまで収納出来るように聞こえるんですが?」


「はい、生きた生物さえ居なければ家の収納も可能ですが?」


「うん、だろうと思った」


神様よグリモアールさんがチート過ぎてなんかもう怖いんですが?


「それじゃぁ道具を出す時はどうすれば?」


「出したい物を言っていただくか念じて貰えれば取り出し可能です」


「じゃあグリモアールさんお金を出して」


「かしこまりました」


すると空中に魔法陣のような物が現れそこから金貨が落ちてきた


「おぉ!これは凄い」


しかしこれは人前では使えないなこんな便利な魔法見られたら変な事に巻き込まれかねないしな


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