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9月17日 来婆署の「田原 英彦」 喫茶「滝山」での証言

「そうそう、突然事件が解決した理由ですがね、奇妙なんですが嵐の晩に


証拠物件ですって付箋が貼られたナイフが届きましてね、柄の部分に……


本当に私の名前は明かさないで下さいよ?ウチの元警部の指紋が


付いてたんですよ。親族から証言を聞いても、そのナイフは警部のもので


間違いないってことだったんで。ええ、間違いないです。あとね、


同僚があの日の午後に不審な動きをする警部を見たっていうんです。


なんでもホームセンターで色々買い込んでたとか。今思えば恐らく、


姪である長谷川沙織に物資を渡すつもりだったんでしょうね。本当、


まさか長谷川沙織と元警部の京谷が共犯だったとは思いませんでしたよ。


あの翌日に犯人2人の死体がセットで川上から流れてきたってのも


決め手でしたね。それもところどころ皮が剥がれる程激しい流れの中、


お互いの指が肉に食い込む程強く掴んでいたみたいですから。


まさかあれ程深い信頼関係にあったとは、本官も見抜けませんでしたよ」

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