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コンビニでバイトしてたら  作者: 三毛猫
おさげの女の子編
1/6

1、当社比1.5倍

 コンビニでバイトしてたらセーラー服を着たおさげの女の子がやって来た。

 何かを探しているのか、入り口の辺りで妙にモジモジしながら視線をあちこちに彷徨わせていたので、「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」と声をかけると、女の子はモジモジしながらレジの方へやって来て、「あ、あの、肉まん、くだ、さい……」と言ったので、「おひとつでよろしいですか?」と肉まんをひとつ袋につめながら聞いたら、女の子は「え、あ、あの、もういっこ、ください……」となぜか頬を真っ赤にしながら言うので別の袋にもう一個肉まんをつめた。

 会計をすませると、「あの、お手洗いかしてください」と言って、肉まんを持ってそそくさとトイレに駆け込んで行ったので、あーなるほどトイレ我慢してたからモジモジしてたのか、と思っていたら、出てきた女の子の胸が当社比で1.5倍に増量されていた。

「ありがとうございました!」ってなんだかすっきりした晴れやかな笑顔で、女の子がぺこりと頭を下げたので、「またのご利用をお待ちしています。でも……ヤケドにはご注意ください」って言ったら、「ち、ちがいます、ちがうんです。寒いからカイロがわりなんです!」って真っ赤な顔で主張していた。

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