表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第3話 お買い物

「ふんふふーん。」


先日収入が入った為、刹那は嬉しそうに買い物をしようとメニューバーを開いていた。


能力のひとつに、お手軽に買い物できるメニューバーが使える。Lvが上がらないと購入出来ないものも多いが元々引きこもり体質の刹那は外出せずに買い物ができることに大喜びだった。


「魔族?」


買い物一覧の中に見慣れないものを見つけ思わず声が出た。


「魔族を購入すると、刹那様のダンジョンに罠として設置できますよ。」


アメリアの返答にふむふむと頷きながら、魔族ボタンをタップしてみた。


購入画面が表示され、目の前に黒い煙がもくもくと漂ってきた。


「これ、最初にこの魔族が購入できますとか出ないの?


「金額足りてたら購入押すと買えちゃいます。」



アメリアの返答に刹那はあちゃーと頭を抱えた。


もくもくと出てきた煙はまだ晴れず、どんな魔族が出てくるのやらと表面こそ落ち着いているが、内心ドキドキしていた。


「は、初めまして。」


煙が晴れると、そこには頼りなさそうな、か弱そうな可愛らしい少女がちょこんと床に座っていた。


「あらまぁなんて可愛らしい。」


アメリアは嬉しそうにしている。


刹那も内心変な感じのではなく、可愛い子が出てきたのでほっとしていた。


「僕は吸血鬼のアルヴァです。よろしくお願いします。」


吸血鬼かぁ。サラリとした銀髪に赤い目見た目は確かに吸血鬼っぽい気がすると、刹那はじーっとアルヴァを眺めた。


「吸血鬼が購入できるなんて刹那様、運がいいですね。とてもレアですよ。」


アメリアは嬉しそうな顔でぐっと親指を立てていた。


「初めましてアルヴァ、私は刹那よ。よろしくね。」


とりあえず、仲間的な感じでいいのかな?と刹那は握手しようと手を差し出した。


アルヴァはぽーっと刹那を見つめ差し出された手に床にちょこんと座ったままキスを落とした。


「はい、よろしくお願いします。」


頬を赤く染め嬉しそうにはにかんだ。


そして次の侵入者が来るまで、3人で仲良くお菓子を食べて、パジャマパーティーをした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ