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00《エピローグ》

あれから緑髪の女性は王都のとある貴族の屋敷にいた。


そのころタイガとメリューサは船の掃除をしながら……。


そしてあれから二日が経過しリューセイ達はランズベール村の近くの草原で話をしていた。

 あれから緑髪の女性は、転移魔法で王都ロゼレイヴィアに戻りとある貴族の屋敷の書斎にいた。


 その書斎は、周囲からみえないように閉め切っていて暗い。明かりといえば、机上の二カ所にロウソクが置かれているだけだ。


 その大きめの机の前には、険しい表情をした三十代後半ぐらいの赤いメッシュで金髪の男性が立っている。この男性は、この屋敷の当主だ。


「なんという失態。まさか何もせず、逃げてきたのではないだろうなっ!?」


 緑髪の女性は、床に座り膝を曲げ顔を伏せていた。


「ヒィッ! ですが、あの状況では、」


 そう言い洞窟で何があったのかと、リューセイ達のことを含め説明し始める。


「なるほど、宝玉がなぁ。面白い、」


 そう言うとその男性は、リューセイ達を見張り邪魔をしろと緑髪の女性に指示をだす。


 それを聞き緑髪の女性は、立ち上がり一礼をするとホッとした表情で部屋をあとにする。


 そして緑の髪の女性は、ふたたびリューセイ達のいる村へと転移の魔法を使い向かった。




 そのころタイガとメリューサは、船に乗っていた。というか、正確にいえば船のキッチンの掃除をしている。


「おいっ! なんで俺が、掃除なんかしなきゃならない!?」


 タイガはイライラしていたため、持っていたモップのような物を床にたたきつけた。


「タイガ様。そう言われましても。乗ってきた船があの状態ではどうにも」


 そうあれから二人は、最果ての地下層から地上に出ると船をとめていた場所までいく。だが船は、海の魔生物により破壊されていたのだ。


 そのため二人は、近くを通りかかった船に乗せてもらう。だがお金をさほど持っておらず、船の掃除をするという条件で乗せてもらったのである。


 そして二人は、船の掃除をしながら次の大陸へと向かった。




 場所は移りここは、ランズベール村の北東側にある草原。あのことから二日が経過していた。



 そして二日前。あれからリューセイ達が洞窟を出ると既に外は暗くなっていた。そのため、急ぎ草原へと向かう。


 するとルルカは、安全のため魔法で結界を張り大きな木に寄り掛かり眠っていた。


 そんなルルカを起こし五人は宿屋に向かう。


 その翌日。ルルカを宿屋に残し五人は、ギルドに行きルドフにクエストの報告とルルカのことを話した。


 そしてルドフと今後のことを話し合い、数日この村である程度のクエストをこなしたら旅立つことにする。



 現在リューセイ達は、草むらに寝そべりながら仰向けになり話をしていた。


「宝玉のこともだけど。まだいろいろと分からないことばかりだ」


「リュー、確かにな。あの緑髪の女性が、何者なのか」


「ああ。それに俺たちをなぜ狙ったのか」


 そう言いアベルディオは、クライスをチラッとみる。


「だけどさぁ。昨日リューセイが言ってた、その小さな光ってなんだろう?」


 ユリエスは、いつになく真剣な顔で考えていた。


「そうですねぇ。確か、女の人の声だったんですよね?」


「イシス。うん、そうなんだ。でも、あのあとから姿をあらわさない」


 そうこう話をしながら五人は立ち上がり、草原の魔物を倒しながら目的のアイテムを採取し始める。


 そして五人はその後、この村にしばらく滞在したあとルルカとともに村を出て旅立った。


 だがその話しは、違う機会にということで。__


 では、今回のリューセイ達の物語はここまでですが、五人の冒険はまだ終わらず。また会える時まで………。【願望の宝玉編〜完〜】

ここまで読んでくれてありがとうございます*(^o^)/*


予定より完結の日が大幅に遅れてしまいましたが、なんとか書き上げることができました。改めて皆さんありがとうございますm(*_ _)m


この物語は、カクヨムのコンテスト用に書いた物です。ですが、別の場所にも応募してしまった(∀`*ゞ)テヘッ


それはさておき。この物語は願望の宝玉編として完結ですが。ほかの作品の進行次第では、また書きたいと思っていますのでよろしくお願いします。


では、また書くか不明ですが会えるその時まで……皆さん本当に読んでくれてありがとうございました。( *´꒳`*)

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