チートだった件について
あの門で止められる事件の後、俺達は何とか夜が開けるまでには王国を離れることが出来た。
あのまま夜が開けるまで王国に居らされていたらと想像するとヒヤヒヤする。
風邪だって引くだろうしね。
今、俺達はというか主に俺はlevel上げの最中だ。
ラナに聞くと王国の近くに初心者でも大丈夫なダンジョンが有ってそこで一度ある程度のレベル上げをしてから冒険者登録をすることになった。
なので一応レベルを上げる前のステータスをもう一度見ていたのだが。
だが、だ。
ステータスが可笑しいことになっていた。
これ、バグってるんじゃないのか?って位可笑しかった。
【名前:ミズキ・カーレッジ
種族:猫又(New)
level:1
ステータス
体力70
攻撃力20→90
防御力10 →50
素早さ40→320
魔力60→110
対魔力20→40
運90
知能10→15
スキル
神の声level―― ■■魔法level1
言語理解level―― 剣術level1
変化(New)level1 妖術(New)level1
猫眼(New)level1 猫爪(New)level1
屍体操作(New)level1猫憑き(New)level1
称号(New)
選定者(New)
加護
■■の加護
獣神の加護(New) 】
あれー?イヤイヤ、ステータスや、スキルはわかる。
種族が変わった影響だろう。
でも、だ。変わった種族が可笑しいだろう!?
なんだよ猫又って!
も、もしかして!
俺は腰の方を覗き込んでみると昨夜一つしかなかった尻尾が二又に別れて二つに増えている。
おぅふ。
マジかぁ、俺も妖怪の仲間入りかぁ。
ファンタジーなのに和を感じちゃったなぁ。
それってどうなんだろうか?
スキルとかも日本の猫又と普通の猫を意識してるんだろうか?
とりあえず今はlevel上げをしなければ。
まぁ今回はlevel上げとスキル検証も兼ねているのだけど。
ラナには現在武器の調達を頼んでいる。
流石に応急から持ってきた物を使っていたら何か目立つでしょ?
まぁ今更なんですけどね?
「お嬢さまー!今帰りましたー!」
お?噂をすればなんとやらだ。
ラナさんが帰って来ましたよ~っと。
「一応お嬢さまのご要望通りの物を出来るだけ見つけてきましたがどうでしょうか?」
ふむふむ、ラナさんに買ってきてもらった武器は3種類
曲刀
剣が少し湾曲している剣だ。
海賊とか、山賊とかが持っているイメージが強い。
双剣
元々二刀流を使うことを前提にした武器。
二つで一組である。
ショートソード
一般的な剣。
衛兵などが使っている場合が多い。
これらの武器を使って戦闘を行う。
初の戦闘な為一応3種類買ってきてもらった。後は予備ということに。
とりあえず戦闘を始めるか。
そういえば気になることが一つ
「ねぇねぇラナさん?」
「なんですか?お嬢様?」
「ラナさんのステータス見てみたいんだけど。良い?」
「私のですか?良いですよ。」
ラナはそう言い俺に自身のステータスカードを渡してきた。
どれどれ?
【名前:ラナ・カルナ
種族:ハイエルフ
level:48
ステータス
体力 980
攻撃力 1280
防御力 3500
素早さ 3230
魔力 6500
対魔力 960
幸運 40
知能 780
スキル
言語理解level―― 勇者level3 賢者level1
聖女level1 鑑定level1 黄金の鎧level5
弓術 levelMAX 槍術level8 剣術level7
生活魔法levelMAX 極炎魔法level2
極光魔法level2 極風魔法level1 極地魔法level2
極氷魔法level5 極雷魔法level1 極闇魔法level1
治療魔法level4 奇跡魔法level1 料理levelMAX
錬成level5 錬金level3 声真似level1
称号
王宮メイド メイド長 マスターメイド
ベテランメイド アマチュアメイド
メイド見習い
ベテラン料理人 アマチュア料理人 料理人見習い
魔物の殺戮者 魔物殺し 龍の殺戮者 龍殺し
竜の殺戮者 竜殺し 錬金術師 救済者
七極色の使い 弓の神 博識 黄金の鎧後継者
加護
魔術の加護
月の加護 火の加護 水の加護 木の加護
金の加護 土の加護 日の加護 陰陽の加護
弓神の加護 恋愛神の加護 創造神の加護
料理神の加護】
うっわ~、何?このチート。
え、えぇー。もうこの人だけで世界滅ぼせるんじゃないかなぁ?
俺はそっ、とラナにカードを返した。
「もう良いんですか?」
「あぁ、うん。もういいよ。ありがとう」
充分すぎる位かな?
うん、これからはラナは怒らせないようにしよう。
あと、何気にエルフだったラナさん。
そりゃ美人だよなぁ。
サブタイトル通りです。、
誰がチートだとか書いてないですよね?
そういう事なんですよ。