運命の出会い③
「散開して、攻撃開始!」東雲は告げた。
「拘束の鎖」
「限界加速」
「身体強化」
「反応感知」それぞれが魔術を使用する。
ババババババババッ、と機械人形は気付き銃で我神崎をを攻撃する。
「当たらないっての」そう言って高く跳躍したあと、強化された剣で神崎は機械人形を叩き切る。
「余裕余裕」そう言って満足そうな顔をした。
「よし、それでは急いで帰還する。」
神崎のその雰囲気に当てられたのだろう、東雲は少し気を抜いたのかもしれない。その直後だった。神崎は倒れた。
「なっ…」そう東雲は声を上げる間も無く、残り2人が倒れたことに気付く。
そしてさらに気付く。見たことのない人形が立っていることに。
無意識に左に動いた。いやもしかしたら、魔術の反応感知のおかげかもしれない。その直後、右頰に猛烈に痛みが走る。
(まずい、あいつはなんだ⁉︎そもそもどうやって攻撃をした⁉︎どこから現れた⁉︎どうする?逃げられるのか?それとも戦うべきか?)
いくつもの疑問が瞬時に東雲の脳内を駆け巡る。
「事象改変」聞き慣れない魔術詠唱が東雲の耳に届いた直後、未知の人形の存在する空間が歪み、人形は消え、元に戻る。
「誰だ⁉︎」そう聞こえた方向に振り返ると、神崎がいた。
注意点や改善点などがありましたら是非教えて下さい。