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運命の出会い②

「あれ?多分機械人形ですけど、何か運んでますよ?」不思議そうな顔をして神崎は言う。


「本当、お前の視力は幾つだよ、よくこんな遠くから見えるな」呆れながら、東雲は双眼鏡で見る。


「何運んでるんだろうな、揺れてる…、髪の毛…⁈、おい、人だぞ!しかも女だ!」動揺を隠しきれず東雲は声を荒らげる。


「総員!魔術回路を展開!女性の救出を本目的とする作戦を開始する。そっちの4人は支援、支援は、敵から500メートル離れたところからとする。残りの2人と神崎と俺で攻撃をする。女性に危害が及ぶ可能性があるため、攻撃魔術の使用は禁止とする、それでは作戦開始!」

東雲は流れるように部隊に指示し、作戦を始めた。


そして、4人の攻撃部隊が目標まであと100メートルまで近づいたところで、悲鳴が聞こえる。


「なんだ⁉︎」東雲は後ろを振り返る。


「變色龍機械だと⁉︎なんであんなのが4体もいるんだ!」東雲は驚愕に満ちた顔で視線を前に戻す。


「後ろの部隊は放棄、女性の救出後、即帰還する。」唇を噛み締め、小さく告げる。


「隊長!それじゃあ、あいつらを見捨てるってことですか⁉︎」1人の隊員が強く暗に意義を唱える。


「そうだ!あれは危険度Sクラスだぞ⁈一体ならまだしも4体は不可能だ!さらに言えば全滅する可能性の方が高いんだ!それでも、助けると言うのか⁈」東雲は理由を言いながらも自分に言い聞かせるように答えた。


「それは…」隊員は押し黙る。静けさが戻る。


「それでは、女性の救出完了後即帰還する」

もう一度同じことを告げ、東雲達は動き出した。


確かに東雲は冷静だった。ありえない事態なのにそれに臆することなく、躊躇なしに作戦を切り替えるだけの冷静さは、保っていた。しかし、ーありえないー、この部分にもっと注意を払っていたなら、今いる状況の異常さに気づき即撤退したはずなのである。


注意点や改善点などがありましたら、是非教えて下さい。

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