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明かされる心の内

神崎直人さんへ


こういう形で別れを告げることになってしまいごめんなさい。本当は、この手紙も書くつもりはなかったのですが、やはり神崎さんは泣き虫さんなので、少しでも早く、私への想いを振り切ってほしくて書きました。何でそんなことを思うかって?神崎さんからしたら、たった2日の出会いかも知れませんけれど、私からしたらもう何百年も知っているんです。私、神崎さんよりも神崎さんのこと知っていると思います。


あなたは、本当に優しい人です。知っていますか?過去の出来事は大まかには変化しませんが、言った言葉や、どういう状況で行われるのかは結構違うんです。私が機械人形だって初めてわかった時、東雲さんから庇ってもらうのは、もう何度もされているはずなのに、毎回神崎さんは力強い言葉で言ってくれて、毎回嬉しくて泣いてしまうんです。本当に、よくあんなにスラスラとかっこいいセリフを言えますよね!


名前、付けてくれたこととても嬉しかったです。華さんって神崎さんが呼んでくれると、心が暖かくなりました。名前の由来を聞いて、毎回神崎さんのことからかっていたんですけれど、今回は初めて、笑顔が綺麗って言われて、ドキっとしてしまいました。いつもと違うことを急に言うのはずるいです!ルール違反です!


神崎さんのお気に入りの場所、本当に好きです。景色も綺麗ですけれど、景色を見ている時の神崎さんにの顔はあの時しか見れないので大切な思い出です。願うならもう一回2人で見に行きたかったな。


あ、ちゃんと私の黒ローブ大事にして下さいよ?なにせ、私という美人が着た貴重なローブなんですからね?


思い出語りはこの辺にして、神崎さんからしたら、たった2日間でしたけれど、とても沢山の思い出ありがとうございます。今度は私ではない別の誰かにその優しさを向けて下さい。こうなる運命なのはわかっていたので直接口で伝えることは出来ませんでしたが、


神崎さんに会えて本当に嬉しかった。あなたのことが好きでした。さようなら。


華より




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