表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

司令塔へ

「じゃあ、行こうか」朝日が昇り、周囲が薄明るくなり始めた頃、東雲達はそう言って魔術都市を出発した。


「それで、その司令塔はどこにあるの?」神崎は聞く。


「南西方向に800キロ程度のところですね」華は答える。


「800キロ⁉︎それは徒歩じゃ無理があるんじゃ…」

神崎は驚いて、返事をする。


「そこは気合ですよ!何事も為せば成るというやつです!」と華はキメ顔で神崎の方を向いた。


「とまあ、冗談は置いておいてですね、東雲さんとも昨日話し合いましたが、私が連れていくので安心してください。」華は真面目な顔に戻ってそう付け足した。


「連れて行く?え?」神崎は戸惑い声を出す。


「いいから見ておけ」東雲は訳知り顔で神崎に言う。


(タイプ):飛行形態(フライト・モード)」華も東雲に同意するようにして、呟いた。


背中部分に突起のような形が作られた伸びるように変形していく。それはまさしく翼であった。


「天使だな」それ以外に例えようがないと神崎が呟く。


「あれ?もしかして見惚れてしまいましたか?そうでしょう、私の美しさからすれば天使と思うのも仕方ないと思いますよ」などとさも当たり前のように華はドヤ顔をしている。


そのドヤ顔にイラつきを覚え、2人は口を揃えて、

「「はいはい、天使ですねー」と、流すように言った。


その反応に納得がいかないのか華は、

「そんなこと言って、神崎さん私のこと意識してるの知っているんですからね?」と少し挑発するように笑顔をし、言った。


「…//」図星であり、神崎は照れて何もいえなくなる。


「ほらね、バレバレですよ」と満足したように華はクスクス笑うのだった。


「じゃあ行きますよ」華はそう言って2人の手を取り、空を駆け上った。


「うわ、凄いな」これまでにない経験に東雲は驚嘆の感想を口にする。


「すごい、遠くまで見える。」と神崎も同意して、感想を述べる。


普段ならば、飛空人形(エア)と何度も戦闘になってもおかしくないのに、不思議と出会うこともなく、

3人は司令塔へと向かっていった。


「あれが司令塔か」そう東雲が口にする。


それははるか先にあるにもかかわらず、肉眼で見えるほどの大きさを誇るものであった。




注意点や改善点などがありましたら是非教えて下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ