ゲームの世界へプラグイン・・・マナト、トランスミッション的な?
発売日までの2週間、とにかく中学の残りの勉強と、入学が確定した高校に僕が完治するまで進むと思われるまでの範囲と、予習の仕方などを教えてもらい、とにかくやりこんだ
口では渋ったものの、やはり、VRMMOに入れるという期待が早く面倒事を終わらせようという気にさせた。
折れた骨からくる痛みがが時々やる気を削ぐものの、なんとか予定通りのとこまで予習ができた。2週間中2回ほど警察に事情聴取を受けたが、僕の予想どおりあまり警察にとって必要な情報を喋ることができなかったので、もう事情聴取はあと1,2回で終わるそうだ
そして発売日の正午、キッサが小学生が着けているのをよく見る自転車のヘルメットみたいなものを持ってやって来た
「お~~~すっ!生きてるかい?持ってきたぞ」
「ありがと。ほ~~う。こんな形なのか、もっとフルフェイスヘルメットみたいなのを想像してたんだけど」
正直ちょっと、ダサい・・・
「まあそれは置いといて、じゃあ13時から始めようぜ。そう言やーこのゲーム現実時間の一時間がゲーム内での三日に換算されるようになっているらしいぞ・・・・抜け駆けしたらタイミングがずれるからすんなよ」
「わかってるって、じゃあな~バイバイ!」
「おう!じゃあ、アリーヴェデルチ!」
話はそこそこに、キッサはヘッドギアを僕に渡すと嵐のように去っていった。
お互い早くゲームをやりたくて仕方ないのだ
とはいえ、約束までまだ時間があるので
ヘッドギア・・・もうヘルメットでいいや、ヘルメットに書かれていた文字を眺めていた
「・・・Free Games会社名かな・・・、ゲーム名は・・・Free World On Line・・・」
会社名をつけたのか、かなりの自信を持っているようだ
そして約束の時間になり、ヘルメットを装着しゲームを起動する
ヘルメットに付けられたファンの耳障りな音を聞きながら僕の意識は落ちていった
序章は終わり次からいよいよゲームの世界に入ります