チュートリアル7
この後、チュートリアルが続きますが、LoLのルールを知っている人は読み飛ばしてもストーリーに影響はありません。逆にLoLをよく知らない人は読んでいただくことによりLoLがどんなゲームなのか分かっていただけると思います。
この作品は https://www.alphapolis.co.jp/novel/361835724/978399492 においてイラスト付きで先行公開しています。
「さっきまでいた台座を『泉』って言うんだ。チャンピオンが敵に倒されたとき、一定時間後に『泉』に復活するし、ライフやマナが減ったときにあそこに戻ると素早く回復するから覚えておくといいよ」
「泉? 水なんか無かったがね」
「僕もよく知らないんだけど、昔、あの場所に水があったらしいから『泉』って言うみたい」
鎧の戦士が泉から自陣のネクサス、次にインヒビターを超えて前進すると、三本の分かれ道に着いた。画面上にはそれぞれの道に矢印が流れて、どちらかへ行けと促している。
「光速、どっちへ行くのが正解?」
「今回はチュートリアルだからお好きな方へどうぞ。ちなみに左と上の道を通るレーンが『トップ』、左下から右上への対角線上のレーンが『ミッド』、下と右の道を通るレーンが『ボット』って言うよ。本当はどのチャンピオンがどのレーンを通ると良いかあるんだけど、今回は省略するね」
「距離的に言ったら真ん中のルートが一番短いよな。そのルートでいいんか?」
「どのルートを通っても、相手のネクサスにたどり着くまでに、味方のタワー三つ、敵のタワー三つとインヒビターがあるから難しさは同じ。距離が近いからといって、チャンピオンが対角線のルートに集中すると、他のルートの守りががら空きになってしまうから、しっかり作戦を考えないといけないよ」
「味方のチャンピオンが別々のルートに分かれて進んでくれたから、俺は真ん中のルート行くわ」
鎧の戦士はミッドレーンを進み始めた。しばらく進むと味方のタワーが見えた。まだ敵は見えないので、そのまま進み、二体目のタワーを通り越し、三体目のタワーを通り過ぎたところで、速人が言った。
「ストップ。とりあえず、そこまで」
「まだ敵が現れていないのに、何で止まらないかんの?」
「今、ステージの中央付近にいるよ。今までのルートは味方のタワーしかなかったでしょ? だから味方の陣営だったんだけど、これから敵の陣営に入る。敵のタワーがこれから出てくるんだけど、そこに突っ込んだらどうなるんだっけ?」
「そうか、ミニオン待たんといかんのやな。おっ、丁度味方のミニオン来たぞ。こいつらの後ろについて行けばええんやな」
鎧の戦士はミニオンの後ろに位置し前進を始めた。するとすぐに敵のミニオンが現れ、味方のミニオンとの戦闘が始まった。
「いよいよ来たな。相手してやるで、見ててちょ」
「ちょっと待って」
突然、速人が翔を制止した。




