アウトロダクション
あらすじ
なろう小説大好き少女のタカコは、どんな願い事も叶う『なろう小説』という魔法を授かる。
その魔法にはまりこむタカコ、しかしいつしかその力に疑問を持つようになり…
ある日、中学生のタカコはどんな願い事も叶う『なろう小説』という魔法を、リカちゃん人形サイズのボーイッシュな女の子と思われる自称悪魔がから授かった。
なろう小説のサイトに小説を投稿するとそれが現実になるという魔法だ。
タカコはこの魔法を使い、クラスのいじわるな女子グループを国外追放にしたり、告白して振られた男子にざまあをしたり、好き勝手にその力を楽しんだ。
しかしある時、そんな生活に唐突に虚しさを感じ、その魔法を使うことをやめた。
改心したタカコは自分自身を育てる努力をした。
努力し苦悩しながら成長し、友を、恋人を、その手で掴んだ。
―――と、思いきや、なんとそれも魔法の力だったのだ、タカコは知らぬ間になろう小説のサイトにその努力の物語を投稿していたのだ。
ここにきてタカコは相手が悪魔だったことを痛感し、悪魔祓いの物語を投稿することで悪魔との縁を完全に断絶した。
月日は流れ、タカコは結婚して子供を授かり、専業主婦になり、平凡ながらも幸せな生活送っていた。
ある日、タカコはふと思い出したようになろう小説のサイトを開く。
タカコのユーザーホームページには書いた覚えの無いなろう小説が投稿されていた。
それはある女性の残酷な現実を記した悲劇の物語だった。
都内の安アパートの一室で40代の独身OLが過労死していた。
PCのモニターにはなろう小説のサイトが開いたままであった。
そこには彼女のものと思われる小説がいくつかあった。
彼女は幸せそうな表情を浮かべて死んでいたという。
お付き合い頂き誠にありがとうございました。
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あ、あと評価の星の数だけアカルがチンポリします。