愚かにも
いったい
自分になにが足りていないのかと
自問自答の日々
時間は容赦なく過ぎていき
自分をのろまと忌む
ひたすら鍛錬しかないというのに
愚かにも心乱してそれを忘れ
ついに思い出すも
また忘れるを繰り返す 無為な毎日
そこから思い切って飛び出すのには
ロケットにでも乗るしかない
才能という惑星へ
舵を取って向かう
この広い宇宙では
決してわからぬ 惑星との距離
いつになったら到着するのだろうと
不安と焦りとを同時に抱えながら
いつまでも
追いかけてくる焦燥だけに怯える
そうだ いつまで
この舵を
握っていればいいのだろうという
虚無感も
それだ
不安になる時はいつも
見事にも才能という惑星に辿り着いた
他者の姿を見るとき
そしてそれを
発見するとき
いったい
自分はなにがしたいのだろうと
愚かに思うとき