新たな世界で、新しい人生を
僕は、死んだのだろうか。 あの、ごく平凡な世界から
原因はよくある、事故だった
家族と旅行するため、シャトルバスに乗って楽しいひと時を過ごしていた。妹の麗花は横でぐっすりと眠っている。その様子を見ていると、とても心が和む。妹は生意気だけど家族の1人として本当に大切だ。
こんな事を考えてる時では、もう遅かった。
キィーーーーバンッ!
他の客は悲鳴をあげ、狼狽える
思わずカーテンを開けると 大きな空が見える。青く透き通った空。
「嘘だろ!」
「お兄ちゃん!バス落ちてる!落ちてる!」
起きた、妹が慌ててる。
死を実感した。
学校のみんなや塾の先生の顔が浮かぶ、悲しむだろうか、いやそんなことどうでもいい。
あと、1分後の未来が全然わからないけど、妹だけは傷ついて欲しくない、だってまだ中3だよ顔とかに傷つけたりしたら可愛そうだ、そう思い。
妹を抱きしめ、うずくまる。
ドンッ!!
バスが崖に激突し、そのまま森の方へ落ちていく。
前の席に強く体をぶつけ全身から、言葉が出ないくらいの激痛、窓ガラスが割れ破片が背中い刺さる、あらゆる感覚がどんどん薄れていく、
次第に意識を失ってしまう。
もう消えるのか辛いな
目を開ける。
そこは楽園か地獄か分からない。
辺り一面白く、なんの痛みもない。「ここは、何処だ?」いまの状況が理解できん。
僕はきっと死んだ、なのに意識はある。
「ほぉ起きたか」
変なジジイがいる、だれ?絶対この人変な人だ
「あのー、この状況は?、此処は何処ですか?」
「お主は、死んだのじゃぞ、そしてここは、天界じゃ」
へー、ここ、天界なんだ、少し納得
で、俺はこの後どうすればいいのだろうか?
「お主、あまり驚かんのじゃの、いきなり、死んだのに」
「まぁー、そう言われても、死んでしまったもの、驚いたってしょうがないと、、あのー、僕は今後どうなるんですか?」
「ん?、そりゃ、新しい人生を送ってもらうぞぉ
ちょっと、まってて、んーと、お主のアルカナはー」
アルカナ?なんだそれ?
「アルカナなって、なんですか?」
「アルカナかぃ?ポイントじゃよポイント、あったあった」
ジジイはボロボロの紙を見ながら床にべたりと座る。
「お主のアルカナは、おぉ、 なかなか高いなのぉ、これなら転生できるし、身体能力も高くなるだろう、お主、転生しないか?」
「転生?」
「そうじゃ、生まれ変わりたくないか?」
・・・
僕異世界に飛べるのか?!もしかして?!
「ぜひ!お願いします!」
「よし、決まりじゃ、じゃあ、どこの世界が、ええかのぉ、んー、ここじゃな!」パラパラと紙をめくり
「お主には、アトラクタという世界に行ってもらう!」
アトラクタ?まぁ、いい、これから異世界で生活が待っているのだから!ワクワクする!
「なにも、持ってないと可哀想じゃから、あっちに着いたら、効果的なものをいくつか渡すことと、あと一つだけ、お願いを聞いてやるかの」
「なんでもいいんですか?」
転生あるある転生先には必ず魔法が存在する!!
「ならぁ、そこの世界って魔法とか、魔獣とか出ますか?」
「魔獣はたくさんいるはずじゃ、あと、魔法も存在する」
それなら、どんな魔獣が出てきても対応できるように
「なら、全魔法を使えるように適応するは出来ますか?」
「そんなもんで、ええのか?お主のアルカナなら、英雄になりたいとか、勇者になりたいとか、ハーレムを作りたいとか色々あるのに?」
「これでいいです、いや、これがいいんです」
絶対欲張るのはよくない、のちのちの運がなくなってしまうと転生して速攻また死んじゃうとか嫌だしな
「分かったのじゃ、なら、あまるアルカナはお主のスキルと身体能力に使うとするか、よし、早速転生させるぞぉ」
「お願いします!」
「あっちについたら、また、連絡するでの」
やべーわくわくする!え、でも連絡するってどういうことだ?記憶はふつう消えるんじゃないのか?
「記憶は残るんですか?」
「さぁ、それはあっちに着いてのお楽しみじゃ」
「えーー」
めっちゃたぶらかされた!
「なら、転生するぞ〜」
ジジイはそういうと、肩にポンと触った
その途端、視界が真っ暗になる。
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「おぎゃーおぎゃー」
一人の男の子が生まれ、町中は賑わっていた、
その子の名前は ルクシオ.エルフェリア
エルフェリア王国に生まれた、新しい王子である。
国王レジリオ.エルフェリア 王妃ミルフ.エルフェリア
この2人の血を引いたルクシオは民から、感激される。
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僕は目を覚ます
ここは?ベッドの上?綺麗な絵が飾られてある、何の絵だろ?不思議にそう思いながらも辺りを見回す。
そして、理解する
「僕は 生まれ変わったんだ」
僕の名前は白井徹夜
ぼくの名前はルクシオ.エルフェリア
二人が1つになった気分だ。
僕は死んで、ルクシオの世界に転生したということで
ルクシオお小さい頃の記憶はある
でも、そこに徹夜の記憶が混ざり込む。
頭がパンクしてしまいそうだ。
僕が、天界にいた記憶もある。
たしか、連絡が来るとか?言ってたよね?
いつ来るんだろか?
よし、ここの状況をまず整えよう
ぼくルクシオ.エルフェリアは
ここはエルフェリア王国そう、
ぼくはこのこの国のあれだ、王子だ
この世界には、魔法が存在する。炎、水、風、地、 無の5つと闇、光の2つ、闇と光はこの世界には少人数しかいない。
この世界には、魔物などがいる、冒険者や騎士団はこの魔物を収入源とし、騎士は冒険者より、多くの上位の魔物を排除している。
でも、ぼくはあまり騎士には憧れないなぁー
毎日、稽古されるの嫌だし、もっと自由がいいよなあ
そんな事を考えてると
「ルクシオ様、入ります」
といい、一人の女の子が入ってきたシルフィだ
彼女はぼくの専属メイドだ。いつも朝呼びに来てくれる。彼女は僕が生まれてからそう時間がたたないうちに決められた僕のメイドだ。
「朝食の用意ができましたのでお呼びいたしました。あと、衣服を着替え下さい」
いつもの事でもう慣れたなぁ
ぼくは寝巻きから普段着へ着替える
シルフィは目をとじ、窓の外に体を向けている、
いつものことだ、万が一のことを考えお側にいるとのことだ。
しっかりしてるなぁ〜、僕と1歳差なの、彼女大人っぽいところに感激していしまう、
これも徹夜の記憶があるからだ。ルクシオだけの記憶だと平民のことなんて全然知らないので今の状況が稀だとは思うはずがない。また、今年でぼくは8歳、彼女は9歳となる。このとしではさらに思うはずがない
そんなことを考えながら着替えを済ませ
「準備完了、行けるよシルフィ」
「はい、ルクシオ様」
ぼくらは部屋を出て朝食を食べるため、廊下を数分歩き、集いの扉を開ける。
一歩入り、すぐにお辞儀をする、そして
「おはようございます、お父様、お母様」
「「おはよう」」二人の返事を返すと
すぐさま、自分の席につく
バタバタバタ
足音が聞こえる、いつものことだ。扉が開く
お姉さまが来た
お姉さまも僕と同じように
「おはようございます、お父様、お母様。おはよう、ルクシオ」
お父様とお母様が
「「おはよう」」と返事を返したあと
僕も「おはようございます、お姉さま」と返す
いつもどおりだ
お姉さまは自分の席に着いた
お姉さまの名前はキシリカ.エルフェリア
僕の四つ上のお姉さまだ。少しお転婆なところもあるが家族として大切な人だ。
料理がメイド達によって運ばれてくる
今日のメニューは、チークスープとミレール
チークスーは日本で言うとコンソメスープに似たようなものでミレールはナポリタンパスタのようなものだ。
僕達はそれぞれの前に出された食事を食べ始める
数分後、お父様が
「ルクシオ、お前に1つ提案がある、エクスフォード学園に入学しないか?」
「エクスフォード学園ですか、はい、分かりました、ですがいつ頃からなんでしょか?」
お父様からの提案は決して断わらないと心に誓ってある。だって、その提案には絶対深い目的があるからだ
「明日からだ」
お姉さまが「まぁ、急な決断で、そんなに急ぐ必要があるのでしゃうか?」と呟く
「よしなさい、キシリカ、これにはちゃんとした訳があるのよ、ルクシオはいま、8歳、だけど、時期に国王を継ぐことになるでしょう、だからね、いろいろんな人と触れ合い、少しでも、知識や技術を身につけないといけない、だから、種族問わず、優秀な生徒がたくさんいるエクスフォード学園に入学させることとなったのよ」
とお母様は笑顔で言う。
僕も納得した、明日から新しい生活がまっているんだ楽しみだ
「ルクシオ、学校の方では、お前の立場などは伏せてある、他の生徒に気を遣わせてしまい接しにくくなるだろうからな、でも、校長には、伝えてあるから、三ヶ月に一度伝達が届くことになっておる」
「ありがとうございます、お父様」
「うむ、励んで来い」
朝食が終わり、シルフィに朝のことを伝える
「頑張ってください、私もお顔を拝見しに行きます」
あ、伝達役ってシルフィになるんだ、少し安心する。
「いまから、準備を始めるから、手伝ってもらえるか?」
「はい、分かりました。」
テキパキと準備が進み、いまは、お姉さまに呼びだされたので、お姉さまのお部屋にいる。
「あなたに、これを渡したくわ、少しの間会えなくなってしまうのだから。これ、一応王級品だから、そこらじゃ多分売れないけど付けると精霊の加護がもらえるらしいよ、本当かどうかは分からないけど」
綺麗な藍色のペンダントだ「ありがとうございます。大切にします。」
といい、お姉さまの部屋を後にする、
翌朝
「ルクシオ、お前には、これを渡しておく、王級鍛治師に頼んで作って貰った一流品だ」
僕はお父様から1本の長剣を貰う。ミスリスで作られた剣であり、そう簡単には壊れたりしない。そして、鞘には宝石がはめ込まれていて、とても輝かい。
「ありがとうございます。お父様、では、行ってまいります」
この一言を伝え、僕は城の前に止まる馬車に乗り込んだ。
ガタガタガタ、、、
静かにエクスフォード学園につくのをまつ
エクスフォード学園は、隣の国ミッドガルド公国にある。
あと、約4時間程度だろう。少し仮眠をしよ
僕は、目を閉じる
「おーい、起きんか」
僕は起きると、辺りは白色の世界が広がっていた。
あっ、天界。そして、目の前にいるジジイは
「あそこが僕の新しい人生を送る所なんですね、あと、何とお呼びしたら良いのでしょか、あと、あなたは誰ですか」
「わしわ、一応世界神じゃ、まぁ、神様とかでよい、おぬしをここへ呼んだのは、お前の望みを叶えるためじゃ」
「望みのために、、、分かりました。僕は何をすればいいのでしょうか?」
「何もせんでええ、ちょっと目を閉ざすのじゃ」
神様はそう言うと、僕が目を閉じるのを確認して、頭にポンと手を置いた。
「終わった、目を開けぇ」
僕は目を開ける
夢から覚めていた
神様はいったい僕に何をしたのか?分からない
今後が心配になる
ん?僕は人の声が聞こえたので、カーテンを開ける、すると目の前には、大きな学園が広がっていた
、
「わぁー、僕ここで降りるよありがとう」
僕は馬車を降り正門の方まで歩いて向かった
えーと、こっちではルーシオ.エリセシルと名乗るんだっけ?
そんなことを考えてながら、、ダンッ
1人の男とぶつかった、痛かった、あまり考え事しないで、まっすぐ歩くことにする。
正面玄関に入り1人の女性の人が僕の方に視線を送っているのに気がついた
あ、もしかして、あの人が校長?
「お待ちしておりました、ルーシオさん、私は当学園の校長を務めます、ヤグルシ.ファリドと申します、校長室までご一緒に来てもらいませんか」
「お出迎え、ありがとうございます、あと、敬語はやめてください、ここでは、僕は普通の生徒ですから」僕がそう言うと
「そうですね、ならルーシオくんにこの学園での、ルールやクラスなどを伝えるから、こっちに来て」
「はい」
僕は校長の後を追うようにして、校長室まで来た、扉を開け校長は椅子に座った。
「ルーシオくんあなたは、ここの2学生として編入してもらうこととなっているの、この学校は1から9まで学級があり1学期生は7歳を中心、2学期生は8歳と、なるように9学期生は15歳だね、でも、実力が高い者は飛び級も出来るわ、滅多にないけど、あと、あなたはこの学園の棟に住んで貰うことになるので、ペアの人と仲良くしてね、分からない事があったら、もう少ししたらくる先生に聞いてね」
校長がそう言うと
バタバタバタバタ
お姉さまかと思った!
扉が開いた、1人の女の先生が入ってきた
「遅れました、申し訳ございません、この子がルーシオくんですね、校長」
「そうよ、あとは、頼みましたアリーナ先生」
茶色ショートヘアーいかにもお転婆って感じの先生だ
「はい、ルーシオくん着いてきて、あなたのクラスに向かうからね」
「はい、お願いします」
僕はアリーナ先生のあとを付いていく
この学園はとても大きく、色んな建物が幾つもたっている。色々な建物を見ながら先生のあとを追っていると目的の教室の前まで来た。
すこし緊張するなあ
「ここよ、私が入ってと言うまでそこで、待っててね」
先生はそう言うと、目の前の扉を開け、中に入っていった
1分もただず、「入ってきて」との部屋の中から聞こえたので、
中に入ってみる、たくさんの人が座っている。
あっちの世界で言うと、大学?のような感じだ。
「こっちよ」
アリーナ先生に呼ばれた
「彼は、事情があって編入してきた子よみんな仲良くしてね」
「ルーシオ・エリセシルです。よろしくお願いします」と言いお辞儀をする。
色々な声が聞こえる。
特に女子 「あの子、結構いけるよね、」などと言われて、少し恥ずかしかった。
「ルーシオくんは〜あそこの席に座って、組長をしているセリシアさんの隣」
僕は先生の言う組長のセリシアというこの子隣へきた
「よろしく」と軽く声をかける
彼女は「ふぅん!」て言って、向こうを向いてしまった。
え、これから僕はどうすればいいんだ、、と思いながら僕の新しい人生がスタートしたしゅうかんだった。