スターマン 星の下で
トカゲ男のパンチ かなり速かった。普通の人間なら絶対避けられない
おなかに大きな穴があいた
本当に一瞬のできごとだった
ヒュー ヒュー
自分の口から風が抜けるような音がする、言葉もでない呼吸もできない …でも、苦しくない
もう死ぬんだな 僕
「あーあーもう死んじゃった、やっぱり人間は弱いなー」
オッサンもといトカゲ男がそういっている
「次はもっと丈夫そうなやつがいいなー」
僕の次のターゲットを選んでるみたいだ、まあ僕には関係ないか
僕は倒れてる、体も動かない
窓から空がみえる 星がたくさんのきれいな空だ
ぼーと空をただ見ていた
「よし、そろそろ行くかな」
トカゲ男は行くみたいだ、ドアに手をかけようとしたそのとき 黒い影が現れた
その影は一瞬でトカゲ男を殺した、トカゲ男が僕を殺したときより速かったかな
「…終わったぞ」
黒い影がそう言うと壊れたドアからもう一人入ってきた
「…また、助けられなかったのね」
もう一人がそう言った 視界が霞んできて顔はわからないが声から推測はできる もう一人は女だ
「本当にごめんなさい」
女の人に謝られた まったくだヒーローだったら、ちゃんと助けてもらいたかった
でも、これで他の人が犠牲にならなくてよかった
なら僕からいうことはない
そうして 僕は意識がなくなった