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スターマン  作者:
1/4

えぴろーぐ 完

「なあ、響三学期はちゃんと学校来いよ」

学校近くの公園、そこでシーソーに乗ってる響は黙っている しばらくして響が口を開いた

「俺さ学校やめるわ」

はあ? 何言ってんだコイツ?

「学校やめてミュージシャンになる」

響は趣味で音楽活動をしてるのはしってたけど、いきなりすぎるよ

「プロダクションの人にCD出さないかって言われたんだ」

そういうことか、響は素人の僕から見てもギターがうまい、カラオケでも常に90点台だし、才能はあると思う

「音楽の道が厳しいのはわかってる、飯食ってけるのはほんの一握りさ でも、俺は自分がどこまで行けるか試したいんだ」

多分だけど響は誰かに背中を押して貰いたいんだと思う そして一番の親友である僕に押して欲しいと

「響、おまえならできる」

僕がそう言い放つと僕の顔をじっと見つめる響、そして僕に駆け寄ってきて僕の手を力強く握ってきた…これちょっとまずいんじゃない?

「一星ありがとう、俺決めたよ俺頑張るから」

ヤバい惚れそう、女なら落ちてたよ まあ僕は普通だから

「おいおい響、近いって」

「わるいわるい、興奮してた」

そうして響は僕から少しはなれた ん? 知らない女子高生たちに今の一部始終見られてた、まあいいか

「何かあったら連絡してよ、できる限り協力する」

「ああ、わかった   なあ、一星お前が俺の初めてのファンで良かったよ」

なんで変な言い方するの!男二人で気持ち悪い 

ん!?こんなこと考える僕が気持ち悪いか、響は純粋に僕に感謝してくれてるのに

「響、頑張れよ」

僕は両手を広げて笑顔を作った、響は少し照れくさそうにして僕と抱き合った、たとえ響が高校をやめても友情は不滅だ

「じゃあな一星」

「ああ、またな響」

そう言って僕らは別れた 響とはまた会えるから

 



…これは後になってから聞いたんだけど、この公園に若い男同士のカップルが出現するっていう噂  …まさか 僕らじゃないよね?

   えぴろーぐ 完

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