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【詩】何処かの世界の誰かたち     【シリーズ】

かんなぎ

作者: FRIDAY

 

 神さびて舞う

 御前にて舞う

 唄う


 唄う 唄う

 願い 願い奉る

 舞う


 捧ぐ

 扇 振り

 榊 添え

 納め 納め奉る


 御照覧あれ

 御笑覧あれ

 楽しましむるこそ奉納

 納め 納め奉る


 祓い給い 清め給う

 深き深き静謐の底

 清き清き微風の芯

 納め 納め奉る


 噐を取りて神饌みけを召し

 杯を取りて神酒みきを召せ

 宴 うたい き給え


 静まり給い 鎮まり給え

 荒ぶる御心を凪ぎ給え


 願わくば

 低き我が身の過ぎたる望み

 聴き届けたらば御示し給え

 我が身を以て顕し給え


 我は人にして人ならず

 神降ろしにして神成らぬ者

 人と神とに仲立つ者


 ただ歳わかき緋の処女むすめ

 

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