要請確認
書き直しの部分です。
前後と話が繋がるかわかりません。
ご了承ください。
静岡にやってきた僕。
神奈川の自宅から取ってきたメモによると、父の実家は海辺にあるらしい。
電車は目的地の町まで通っているために、目的地近くまでは楽に来ることができた。
とある小さな駅からゆっくりと出てくる。
父の実家の住所はこの駅の近くらしい。
海が青々と太陽の光を受けながら輝いていた。
潮風の匂いが呼吸に混ざる。
「…さてと、どこだろうか」
大きく深呼吸をしながら一度身体を伸ばし、元に戻ると、住所のところまで歩いて行った。
やはり、細かな情報があると見つかりやすい。
父の実家は、僕が出てきた駅から1km範囲の位置にあった。
「ここ、かな」
そこには、潮風で少し錆び付いてしまっている、もう誰も住んでいない雰囲気が漂う家があった。
このあたりの家屋は損傷がちらほら見られ、ほとんど誰も住人がいない、寂しそうな風が小さく吹いている感じだった。
そんな町の一部に、僕の父が生まれ育ったらしい家がある。
「入ってみるか」
近づいて、よくよく家を見てみると、鉄は錆び、木材は腐食が少し目立つ。
この町はどうやら廃れてしまっているようだった…
僕が父の実家である家の玄関扉を開くと、ギギッ、ギギギッ、と錆びついた音を立てながらゆっくり開けた。
「ただいま……」
ついつい口にしてしまう。
玄関を上がると廊下のようだったが、あっちこっちに物が散乱していた。
散乱しているものを避けつつ、一番玄関に近い扉を開き、入る。
どうやらリビングとキッチンのようだが、ここもあっちこっちに物が散乱していた。
タンスなども開きっぱなし、戸棚の引き出しも開きっぱなしだった。
「誰か入って漁ったようだな…」
明らかに故意的に戸棚などを漁ったような物の出方をしていた。
もしくは、この家の人が…
僕は少々この家に住んでいたお祖父さん達の申し訳ないと心の中で言ってから、両親や妹などに関する情報があるか探した。
三時間ほど家の中を探しまわった結果は、ほとんど何も出てこなかった。
金品貴重品などは一切無く、父のアルバムなどの過去の物も一切出て来なかった。
ゆういつ得られた情報といえば、妹らしき写真が一枚。
しかし、まだ1歳程度の頃の赤ん坊の子の写真なので、本当にこの子が僕の妹なのかは定かではなかった。
「さてと…まだ時間もあるし、要請を聞きにいくか」
僕はこの家を後にし、一日数本しか出ない電車が来る駅へ戻った。
一時間ほどして、現在午後2時。
静岡のある程度大きな都市にやってきた僕。
物陰で、本所を出る際にもらったファイルを取り出す。
「この辺かな?」
日本支所の位置を確認すると、どうやらこの辺のビルの中のようだ。
目印になるのは、ある大きな広告看板とのこと。
通りの方へ戻り、周りのビルを確認する。
すると、一件だけ、広告看板が立っているビルを確認できた。
ここか、と確信し、そのビルへ向かった。
内部は、まずロビーと正面にカウンター、そして一人の受付員。
本所と同じ構造だった。
この受付員に話をすると、二階の支所室に通された。
言葉通り、二階の支所室へ向かった僕。
支庁室の扉をノックすると、「どうぞ」と男性の声が聞こえた。
中へ入室する。
目の前には、もう50代以上は年がいってそうで、グレーのスーツをきっちり着こなした男性が、椅子に座り色々と作業をこなしていた。
「はじめまして。本所よりきました、七彩です」
僕がそう挨拶すると、
「こちらこそはじめまして。日本支所支庁の鈴木洋穂
すずきようすい
です」
男性は席から立ち上がり、こちらに歩みよって挨拶をした。
「お話はお聞きしています。……どうやら、九州の方で紛争が起こったようですね」
「はい。以前から度々あったんですが、どうも今回は敵勢力が強く、苦戦していまして」
「今回は、具体的にどのような事をすれば良いですか?」
そう聞くと、洋穂さんは資料をだして見せてくれた。
「今回は、九州での紛争の収拾と、敵側である異世界生命体の鎮圧をお願いします」
「敵側の鎮圧ですね。ところで、今回で何度目なのでしょうか」
「はい。九州での紛争はこれで10回以上になります。相手である異世界生命体がいつになっても引いてくれず、7年前から度々ありました」
そのことを聞き、正直驚いてしまった。
7年前の事件以降、一部では異世界生命体との共存、協力をするようになってきてはいる。
しかし、度々このような僕達人間と異世界生命体は争うこともある。
理由を大きくまとめると、向こうがこの世界を侵略する事を人間が阻止するため、紛争、戦争に発展するケースがほとんどだった。
7年前の事件以降はその理由での戦争がよく起こり、一時は世界大戦まで発展していた。
ここ2,3年はそのようなことも少なくはなっているものの、やはり完全になくなることはない。
今回の九州での紛争の多さは、世界的にも有名だが、10回以上も起こっていると知った僕は一瞬信じられないと思ってしまった。
「そうですか」
「はい。我々支所も全力で対処していますが、そろそろ危ういと考え、本所に要請として依頼させていただきました」
「分かりました。では、要請を遂行して参ります」
「ありがとうございます」
洋穂さんが深々と礼をする。
「明後日に現場に向かわせて頂きますが、よろしいでしょうか」
「はい。支所からも一人助っ人を出したいと思います」
「ありがとう御座います」
その後、最終調整等の話し合いを終了し、支所室を出た。
話によると、かなり厳しい状況とのことだった。
日本支所のビルから出ると、すでに日は沈み、夜の闇が降り立って来ていた。
「とりあえず、明日は長野にいってみよう」
僕は近くのホテルで一夜を明かすことにした。
書き直しの部分です。
前後と話が繋がるかわかりません。
ご了承ください。




