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The Infinity  作者: 樹瑛斗
13/97

第13話

 

 

 取りあえず2号のステータスも確認してみた。


━━━━━━━━━━━

2号(le.1)

───────────

種類:野犬

スキル:なし

───────────

命:60

体:40

心:20

力:20

技:10

速:20

運:10

攻撃力:20

防御力:33

───────────

捕獲level:★

捕獲が簡単。

弱い。

━━━━━━━━━━━


 よ、弱い。まぁ、レベル1の俺が捕まえられるんだから弱いんだろうな。もう少し強いモンスター欲しいな。 


 立ち上がり、街に向かおうとして、何者かの視線に気付いた。


 周りを見回すが、誰も居ない。いや、正確には見えない。

 俺の近くには1号しかいない。モンスターを認識すれば、ウィンドウが開き、モンスターの名前が表示されるはずだ。


 もう一度、注意深く周りを見回す。視界の端で僅かに何かが動いたのを捉えた。動いた地点に集中する。草?いや、何か違う。


 ウィンドウが開きモンスターの名前が表示される。



 『蟷螂』



 かまきりと読むんだろうか?もう一度、さっきの動いた草を見る。


 ・・・確かに、かまきりだ。体長は1m程度あるだろうか。さっきの野犬よりは大きい。

草の色をしているので発見し難い。


 そう言えば、1匹だけか?もう一度、ウィンドウを見直す。


 26匹!?


 多過ぎだろ!いや、その前に俺は1匹しか分かっていない。どうする?



 「1号!あのかまきりに炎だ!」



 1号が炎を吐き出す。

なんだ、ちゃんと指示をだせば、言うこと聞くんじゃないか。


 炎は一直線にかまきりに向かう。どうやらかまきりはそれ程素早くない。まともに炎を受け、炎上している。


 炎によって、景色が少し変わると炎上したかまきりの周りにうようよとかまきりがいることに気付いた。


 き、きもい。大量に集まると、例えかまきりであっても気持ち悪い。



 「1号!右側から順に炎で攻撃だ!」



 さすがに数が多いので右側のかまきりは1号に任せ、俺は左から始末していく。 全て倒したかと思い、再度、ウィンドウを確認すると、1匹残っているようだ。


 いた!後方の目立たないところに1匹隠れている。


 どうせならと思い、捕獲することにした。スキルカードの『回避』を外し『捕獲』をセット。

 

 さっきの野犬よりも簡単に捕獲に成功した。


 『3号』


 名前を決め、3号をしまい、ステータスを確認する。


━━━━━━━━━━━

3号(le.1)

───────────

種類:蟷螂

スキル:なし

───────────

命:50

体:35

心:20

力:20

技:15

速:10

運:10

攻撃力:20

防御力:30

───────────

捕獲level:★

捕獲が簡単。

最弱モンスターの一つ。

━━━━━━━━━━━



 でたー!最弱!

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