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卒業式、泣いた

掲載日:2026/04/04

初投稿です。

3月12日、卒業式。

いつも通りの日常が終わる日。多分みんなでちゃんと集まれる最後の日。でもそこまで寂しくはないし悲しくもない。これまでもそうだったわけだし、多分今日もそう。朝はいつもより15分早く起きた。二度寝するかどうか迷ったけどしなかった。別に寝ても良かったけど。でもなぜかもったいなく感じた。なぜかわからないけど。せっかくだからいつもより早く家を出た。いつもの通学路を少し上を見ながら歩いているとビルの広告板に駅前のパチンコ店の看板があるのに気づいた。3年間一度も気づかなかったのに今日初めて気づいた。学校に着くと校門の手前で1年の時に修学旅行で同じ班だったやつを見かけた。あまり話したことはないけどそいつが班行動の途中で熱中症で倒れたことは覚えてる。あいつ、あんなに背高かったかな。教室に着くときっと先生が書いたんであろう黒板アートが目に入った。1軍女子たちが前で集まって写真を撮っている。羨ましいわけではないけど、少しだけその輪に入りたかった。べつに撮りたいわけでもないけど。

卒業式はこれといったアクシデントもなく淡々と終わった。教室に戻り担任の先生から別れの言葉をもらい、最後のHRが終わった。みんなは卒アルの空白のページに寄せ書きを書いているけど、書かなかった。書かれたいわけではないし書きたいわけでもないけど書いて欲しいとお願いはされたかった。書きたいわけでもないけど。そうしていつもの3人で帰った。多分こいつらとはまたどっかで会う。だから変に思うこともなく途中の角で2人とは別れた。

「じゃあ、またどっかで。」

いつもより一言多くいわれた。それがなぜか心の中に残った。またっていつ?どっかってどこだよ。そこで初めて気づいた。寂しい、ちゃんと寂しい。どっかで会えるはずなのに、寂しい。みんなともまた会えるのに、寂しい。そうして自分が感じていなかったと思っていた感情が溢れ出した。

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