表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヴァリオスレイ  作者: オンドゥルカムイSR
7/50

雷の音は、癒しの音

西暦2049年 5月12日(水) 東伯学園自動車科1-1


10時25分 中間テスト真っ最中神司は左耳を指で塞いでいた。


神「・・・・」


ピカッ 


ゴロォォ ゴロォォ


神(雷なりぃぃ!! お前さえ居なければぁぁあ!!)


心の中で叫んでいでいた。 時は少し戻り5月11日(火)の学校からの帰り道、既にゴールデンウィークは終わり、明日は中間テストその事で神司達は話してた。


神「明日は中間テストいけるかな?」


真「余裕だろ」


剛「俺は少し不安だな」


直「今回って、国語 数学 理科 社会 英語だっけ?」


快「そうだね その5科目だよ」 


神司達は、自動車科だが中間テスト後に、工業系が始まるので今回は普通科などと同じ、国語・数学・理科・社会・英語になっている。


神「よし 感でやるか」


真「勉強しろよ」


神「だってよ 勉強してもすぐに忘れるのよ お風呂で髪を洗ったのにすぐ忘れて、洗ったか洗ってないで考える奴」


真「勉強はともかくお風呂の方はヤバイだろ その年で認知症かよ」


直「もう歳なのか おじいちゃんさっき夕飯食ったでしょ!」


神「そうじゃのう 食べた・・じゃねえよ!」


快「取り敢えずノートに書いた、所を勉強すればいいよ」


真「そうそう」


剛「頑張るか!」


神「やるだけやってみるか!」


真「おい」


話しながら家に帰りるのであった。


そして翌日の朝


ピカッ


ゴロォォ ゴロォォ


神母「おぉ~雷 雷 イエイ!」


神姉「何?雷?」


神母「そうよ 雷よ もっと光れ!」


外は雷雲であり、雷が鳴っている。


神母「ほら何しての? 見て!綺麗よ!」


神「嫌だぁぁぁ!」


神姉「まだ雷嫌いなの?子供ね」


神母「そうよ 雷怖くないでしょ? 早く慣れなさい!」


神「無理!」


神母「て言うかあんたこの中を行かんと行けんのよ」


神「はぁぁぁ!」


神母「言う暇あったらさっさと行け!」


雷嫌いな神司とは違い、逆に大好きな神司母その2人のやり取りを呆れてる見ている神司姉だった。


神「うぅぅぅぅ」


行く時間になり神司は、団地一階のエレベーターホーから外を見ていた。


ピカッ    スポ


ゴロォォ ゴロォォ


神「・・・・・・」


やはり雷は鳴っており、神司は耳に指を突っ込んで音を小さくしていた。そう神司が雷嫌いな理由は、この音であり、それさえなければ問題ないのである。


神(この音が嫌だぁ! 急いで行くぞ)


そう心のなかで言うと、傘を差し脇ではさみ、耳に指を突っ込んだまま走り始めた。


北離駅に着くと既に真勇達が待っていた。


真「やっと来たな」


剛「遅いぞぉ!!」


神「いやそのぉ〜」


直「取り敢えず指を外そうね」


神「嫌です」


真「まだ慣れてねのかよ 呆れるぜ」


神「嫌いなもんは嫌いなの」


快「お察しします」


神司達は話をしながら、モノレール・電車を乗り継ぎ由司駅に着くのであった。着いて外を見ると雨が降っているだけで雷はなっていなかった。


神「よし 雷鳴ってないな!問題ないな!」


真「はぁ やっぱ 呆れるぜ」


剛「さっさと慣れんかぁ!」


直「だめだこりゃ」


快「変わらなね」


神司に呆れながら、学校に向かうのだった。


朝礼など終え、9時になり中間テストが始まっり、一限目国語であり、文章問題がメインの様だ。神司達それぞれ解いていくが


真(余裕だなこれ)


快(これで良しと)


(こうかな)


真勇・直貴・快斗は解いていくが


剛(こいつで良いのか? いや違うか? ぐぬぬぬ)


剛は合っているか不安で悩んでもいるようだ


神(あれ?ここの漢字どう書くんだっけ? 分からん!適当だ!)


漢字が分からず適当に書く神司だった。そして9時50分になり、一限目が終わった。10分休憩中神司達は廊下に集まりどうだったか話し合った。


真「んで どうだった?」


快「余裕だね」


直「できた」


剛「悩んだができた方だ」


神「まあまあだな」


真「神司は嘘だな」


神「何!?」


真「どうせ漢字が分からず適当に書いたろ」


神「くぅっ! 正解だ」


真「だろうな」


神「分からねえよ 本当漢字どれがどれでだか分からないからな」


剛「こいつ苦手多いな」


直「そうだな」


快「そろそろ教室に戻ろう」


時間も後5分なので、神司達はそれぞれの教室に戻った。


二限目は数学であり、因数分解がメイン 神司はある程度の問題を解いていたが


神(良しある程度分かるぞ えっと次は)


ピカッ


神(えっと ん? 今光ったような)


ゴロォォ ゴロォォ


ピト


神(あぁぁぁぁ!!)


そう雷が鳴り始めたのだ、神司は急いで耳を塞ごうとするが、テスト中に両手で塞ぐのはまずいので、左耳だけ指を突っ込んだ。


神(取り敢えず左耳だけ塞いだけど、嫌だなぁ 早く終われよ雷!)


ピカッ


ゴロォォ ゴロォォ


神(雷なりぃぃ!! お前さえ居なければぁぁあ!!)


そう思いながら問題を解いていった。そして10時50分になり、二限目が終わった。再び廊下に集まる神司達だが皆の目線は神司に行っていた。


神「何でそんなに見るんだよ」


直「いや」


快「その〜」


真「マヌケに見えるから」


そう神司は両耳に指を突っ込んでいた


剛「慣れんかぁ!雷なんて当たらんかったら怖くないだろぉ!」


神「音がこえんだよぉ!」


直「どこが?」


神「あのいつなるか分からない大きな音 嫌だァァァ!」


快「今十分うるさいのはお前だよ」


神「何よぉ!!」


ピカッ


ゴロォォ ゴロォォ


神「・・・・・」


真「だめだこりゃ 戻るか」


快「そうだね」


そろそろ三限目になるので、教室に戻るのだった

三限目は英語であり、問題文を英語で書くのがメインであったが神司は


ピカッ


ゴロォォ ゴロォォ


神(終わらねえな雷 さっさと終われよ!)


ピカッ


ドゴォォォ ゴロォォ


塩「おぉ〜 近くぬ落ちたなぁ」


神(うわぁぁ 終われよ! 今すぐ終れぇ!)


近くで雷が落ち、少し驚く塩田先生 一方神司は心の中で雷に対して暴言を吐いていた。


真(アイツ心の中で暴言吐いてるな)


真勇は神司の方をチラ見して、神司の現状を察していた。そして11時50分になり、三限目は終わり昼休みになったので神司達は食堂に向かった。


快「皆どうだった?」


剛「不安があるが出来たぞ!」


直「俺もだ」


真「余裕だった  で神司お前はどうだった?」


神「まず・・まず・・だよ」


キョロキョロ


真「今は鳴ってねからさ キョロキョロするな」


神「そうだな」


いつ雷が鳴るか分からないので、キョロキョロと外を見ながら食べていた。


直「後二科目で終わりか」


剛「早く終わらせたいな」


快「そうだね けど今度は期末があるからね」


直・剛「うぐっ!!」


真「しれっとダメージ入れたな」


快斗「あ  ごめん」


神「期末かぁ〜 死ぬ」


真「まだ始まってねぇのに死ぬな」


そんな話をしながら食事をした。そして教室に戻ってる最中


神「トイレ行ってくる」


真「お前はいつも行くよな」


神「そういう歳なの」


真「もうそんな歳なのかお前は」


神「そうだよ んじゃ行ってくる」


真「行ってら」


そう言うって神司はトイレに向かった。トイレを済ませ教室に戻ってると、


真理「げぇ バカだぁ!」


神「何だと!!  このかい・・・女!」


真理と鉢合わせになり、バカと言われたので神司は怪力ゴリラ女と言おうとしたが、前回同様ボコボコにされると思い咄嗟に言うのを辞め、女と言った。


真理「誰が女よ」


神「え? まぁ ごめんさい」


真理「謝るんだ そうだアンタはテストできたの?」


神「え? まぁ  まあまあだな」


真理「ふ〜ん 何か前回会った時と何か違うわね」


神「そう?」


真理「えぇ 今のアンタ何かに怯えてるような感じだから 違う?」


真理はどうやら前会った時と雰囲気が違う事に、気づき神司に問だしてきた、


神(コイツ感が鋭いな 隠し事直ぐに分かるタイプか?)


神「そんな事ねえよ」


ピカッ


ゴロォォ ゴロォォ


真理「あら雷 キレイね 良い音」


神「あ・・・は・」


話していたら突然雷がなり、耳を塞いでなかったので放心状態の神司と雷がキレイだと言いながら外を見る真理


真理「雷の音て良いよね 癒やされるわ」


神「どっ・・・どうして?」


真理「え~ だってさあの音独特で、余り日常的に聞けないから、それとなんて言うかこう全身を駆け巡って行く感じが良いのよ」


神「そ・・・そうなんだ」


神(母といいコイツといい何で雷好きが俺の近くに居るんだ?嫌がらせか? くそぅ)


真理「あれ? 何かさっきより顔が悪くなったような」


神「気・・・気のせいだよ」


真理「そう・・・て 何でアンタと話してんの私!?」


神「し・・・知らん」


真理「それじゃね 頑張りなよバカ」


神「お・・・おう」


神(あの野郎! またバカと言いやがって! まいっか 教室戻らんと)


そう思いながら神司は、教室に戻るのだった。

四限目が始まり、教科は理科で生物に関する事がメインであった。


神「・・・・・・」


神(雷終わったな  良かったぁ)


どうやら雷が鳴らなくなったので心中で安堵していた。


(それじゃがんばりますか)


神司はテストに集中するのであった。そして四限目が終わり、廊下に神司達は集合した。


神「皆どうだった?」


真「余裕て お前は雷が終わったから元に戻ったか」


神「そうよ もう大丈夫だ!」


剛「そうかぁ!」


快「良かったね」


神「雷さえなければ問題ない!」


そう言うってたら


ゴロォォ ゴロォォ


雷の音がした


神「うぁ・・・・・あ」


真「あ 駄目になったぞ」


剛「戻ってこんかぁ!!」


快「直貴今はやらない方が良かったよ」


直「え? そうだった?」


そう今の雷の音は、直貴がマネして拡声器から出していた。


真「たぁく さっさと戻ろうぜ」


剛「おぅ」


直「へいへい」


快「うん」


神「あ・・・・うん」


教室に戻ろるのであった。五限目が始まった。教科は社会であり、歴史についてがメインであった。

 

神「・・・・・・」 


神(何か動いてねぇのに疲れた早く、終わらねえかなぁぁ・・・z)


解答欄を埋めて終わり時間を待っていたら、眠気が強くなり神司はそのまま寝てしまった。


キーコンーカンーコーン キーコンーカンーコーン


神「ん・・・うん?」


塩「よし終わりだぁ テスト回収するぞ」


五限目が終わりテストが回収される。神司はチャイムの音で目覚めた。その後ホームルームが行われ、下校となった。いつしか空は晴れていた。


神「ふぁ〜あ 帰ろ 帰ろ」


真「寝たら元に戻るか」


直「そんなもんかな?」


快「そんなもんみたいだね」


剛「テスト中に寝るんじゃねぇ!!」


神「いいだろ別に」


剛「よくねぇ!!」


真「うんじゃお先 神司のヤツ雷嫌い以外は良いんだけどな」


快「そうだね」


直「だな」


真勇・直貴・快斗3人は神司と剛が言い争いを見ながら家に帰るのだった。

次回予告


直「さぁ やって参りました。次回予告実況は、私直貴がお送りします。」


快「あれ?競馬が始まったのかな?」


直「遂にやって参りました。体育祭 発熱した戦いが切って落とされた!」


快「うちは5月だったね」


直「神司達それぞれも競技に参加いたします」


快「俺は余り参加したくないけど」


直「発熱する体育祭一体勝つのはどのブロックなのでしょうか?」


快「どうなるんだろうね」


直「次回   体育祭は、燃える物  実況は直貴がお送りしました。」


快「あれ? 俺は?」







NGシーン

神「よし 感でやるか」


真「勉強しろよ」


神「だってよ 勉強してもすぐに忘れるのよ お風呂で髪を洗ったのにすぐ忘れて、え~と何だっけあれ?洗ったか?洗ってないか?で忘れ あ~忘れた!」


[カット!!]


真「覚えろよwまじで認知症かよw」


直「普通に俺のセリフ繋げれるなw おじいちゃんさっき夕飯食ったでしょ!」


神「やめろってw よし頑張ります」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ