クリスマスの炎
西暦2049年 12月25日(土)
5時30分 浅田家
神司「…………」
まだ日も昇って無い時間に神司は起きて居た。この時間帯に起きるのは学校にある日であり、いつもは二度寝をするのだが
神司「・・・二度寝できねぇ…」
今日に限って何故かできない、まるで修学旅行の当日の様な感覚になっており、全然寝れずに居た
神司「・・・動画でも観るか」
しばらく動画を観てから布団を出るのだった
同時刻 蒼月家
真理「・・・・ん…」
神司が布団を出る頃に、真理は起きた。真理もどうやら学校がある日と同じ時間帯に起きたようだ
真理「・・・・・眠い…」
まだ眠いものの真理はベッドから出て、リビングに向かうのだった
6時23分
布団を畳みリビングでテレビを見ながら朝飯を食べていると
[続いてのニュースです! 昨日午後15時頃 有倉駅から徒歩30分程のところにある工場が崩壊しました…]
神司「…………」
神司母「どうしたの?」
昨日の事がニュースとして取り上げられてるのを見ていたら、母が様子がおかしいと思い聞いてきたの
神司「何でも無い」
と応えるが
神司母「本当かぁ~?」
何か隠してるように思われたが
神司姉「アレでしょ!!クリスマスだからクリスマスプレゼントが貰えなくて落ち込んでるの」
姉は神司が落ち込んでるように見えその理由が、クリスマスプレゼントが貰えなかったからと言われた
神司母「はぁ?そんな歳になってまだクリスマスプレゼントが有ると思ってんの?」
母からそう言われたが、中学に入ってからクリスマスプレゼントは貰っていない
神司「違う 二度寝できなかっただけ」
神司母「なにそれ 変な理由ね」
神司姉「理由がショボい」
神司「そうですね〜」
理由言ったが、ショボいと言われたので神司は嫌味のように言い返すのだった。その頃真理も
真理「はむ…はむ…」
家族で食事をしていた
真理母「今日は何処か行くの?」
母が聞いてきたので
真理「お昼に遊ぶ約束してるの」
遊ぶ約束をしていると答えた
真理父「そうか…何処か連れて行こうと思ったんだが」
真理「ごめん」
どうやら父は家族で何処か出掛けようとしていた様で、真理は申し訳ないと思い謝るが
真理父「気にするな なら母さんと何処か行くとしようかな」
真理母「あら!嬉しいわ」
真理「・・・ふふ♪」
そんな事は気にせず、夫婦で何処か行く事にしたようで、2人を見た真理は両親の仲の良さに微笑むのだった
10時30分 浅田家
朝飯を食べた後自分の部屋でずっとゴロゴロして居た神司だが
神司「・・・行くか」
スマホに表示されている時間を見て、家を出る事にした。支度をしていると
神司母「どっか行くの?」
母が話しかけて来た
神司「有倉に遊び行ってくる」
有倉で遊ぶと答えた
神司母「ふ〜ん…そうなの…気を付けりよ」
神司「へいへい…行ってきます」
神司母「行ってらっしゃい」
いつも通りの会話をしてから、神司は家を出るのだが
10時52分 住宅街
神司「う〜ん…」
神司は何かを考えながら歩いていた
神司「早いよな〜…早すぎるよな〜」
考えてる理由は現状の事だった
神司「遊ぶ時間12時からだもんな〜 早いよな〜」
真理との約束は12時に有倉駅になっており、まだ約束の時間まで1時間以上あるので、どうするか考えた
神司「どうしょうかな〜」
とぶつぶつ言いながら歩くのだった。その頃真理は
真理「う〜ん…良し♪」
昨日決めた服を着て、最終確認をしていた
真理「・・・後1時間…早めに出よ♪」
部屋にある時計を見てから、早めに行く事にした真理は自分の部屋を出て階段を降り、玄関に向かった。既に両親は外出しており、家には真理1人だけ
真理「行ってきます」
そう言うと家の鍵を閉め確認してから行くのだった
同時刻 秘密基地
真勇「オッス…ん?」
直貴「くそぉ!! 神司の奴うらやまし過ぎるぜぇ!!」
真勇が秘密基地に来ると直貴が1人叫んで居た
真勇「朝からコレか?」
快斗「朝からコレ」
どうやら朝来てからこの状態らしい
剛「取り敢えず一発殴るか?」
真勇「殴って止まれば良いけどな」
快斗「こういうのは大半止まらないからね」
直貴「今から邪魔しに行くか!!」
そう言って基地を出ようとしたが
バチ
直貴「あ…」
バタッ
真勇「うるせぇし 邪魔すんな」
真勇が電撃を浴びせ、直貴を気絶させた
快斗「どうなるかね〜神司は」
真勇「さぁな…アイツの事だから真理に余計な事を言いそうだが」
剛「そうなったらいつものか?」
真勇「だろな」
快斗「帰って来てどんな状態かで分かるからそれを見よう」
剛「そうだな…ってアイツ今日来るのか?」
快斗「・・・・さぁ?」
剛「何だそりゃ!!」
真勇(昨日の様な事は起きないでほしいな アイツの事だからこういう時に限って起きるんだよな)
真勇は昨日の事がまた起き、神司が巻き込まれるのではないかと少し思ったが、その予感は的中するのだった
11時21分 住宅街
神司「声のない叫びが〜 俺の宿命を決めた〜」
その頃神司はのんびり歌を歌いながら歩いていた。夢中になっているのかノリノリで歩いていると
神司「終わりの」
バゴォ
神司「ないぃ!!」
バタッ
突然攻撃されてしまい、神司はそのまま気絶してしまった。
男1「へっへっ コイツは運が良いぜ!!」
男2「そうだな!!まさかのんびり1人で歌を歌いながら歩いてるとはな!!余裕だったぜ!!」
気絶させて来たのは、昨日荒川そして神司と真勇にやられた男2人だった
男1「取り敢えず人目のつかない所に運ぶぞ」
男2「OK そこで痛めつけてもう1人も呼ぶんだな?」
男1「そう言う事だ!!行くぞ!!」
男2「おう!」
そう言って1人の男が神司を担ぎ、何処かに行くのであった。それから時間は経ち
11時30分 有倉駅JAM広場
真理「・・・・早かったかな」
真理は一足先に有倉駅に着き、一応辺りを探したが神司は居なかったので、JAM広場のベンチに座って待つ事にするのだったが
12時03分
真理「・・・・連絡無い…遅れてるのかな?」
約束の時間を過ぎたが神司は来ず、スマホに連絡も無い
真理「前の時は私より早く居たのに…」
前に真理がデート(※32話の偽りデート)誘った時は、真理が着いた時には神司は既に待っていた
真理「電話してみよ」
そう言って神司に電話をするのだが
真理「・・・繋がらない…なんで…」
電話は繋がらず、ただコールが鳴るだけだった
真理「・・・・・・まだ待とう…」
そう言って真理は待つのだが
12時10分
真理「・・・・・・」
12時21分
真理「・・・・」
12時34分
真理「…」
どんどん時間は経つがやはり神司は来ないし、連絡も無い
真理「…なんで…」
折角楽しみにしていたのに、まるで裏切られた様な感覚に包まれる真理、すると
青年1「君!!可愛いね〜 1人なの?」
青年2「ならさ!!俺達2人と遊ばね?」
青年2人が真理に話しかけて来た。どうやら真理の見た目を気に入ってナンパしに来たようだが
真理「…」
青年1「ね?無視は駄目だよ?」
青年2「そうだぜ?」
真理は無視をしていたが、青年は食い下がらずに話しかけて来る、その時
真理「ねぇ…」
青年1「お!遊ぶ気にな…」
真理「消えて…」
青年1・2「あ………」
真理は冷たい声そして凄まじい殺気や威圧を出し、それを感じた青年2人は
青年1「……い…行こうぜ」
青年2「あ…あ」
去って行くのだった
真理「………帰ろう…」
連絡も繋がらず、これ以上待っても来ないと判断した真理は家に帰るのだった
12時43分 何処か人気の無い場所
神司は気絶した場所からかなり離れた場所に連れて来られて居た
男1「んでどうする?アイツ?」
男2「痛めつけるんじゃなかったのか?」
男1「それはそうだが…ここに来るまでに体力使ってな」
男2「なら少し回復してからやるか」
男1「そうだな」
どうやら神司をここまで運ぶのに苦労したようで、まだ神司に手を出して居なかった。一向に目覚めない神司だが
神司(良し!!時間より早く着いたな!)
真理(お待たせ…待った?)
神司(いや さっき来たばっか)
真理(そうなんだ なら行こ♪)
神司
夢を見ていた、それは今日の真理と遊ぶ夢だった。前の時と同じ有倉城に行ったり、昼食を取ったりと楽しい物だった。しかし
男1「んじゃそろそろやるか…」
男2「あぁ」
それは夢であり現実では無い、休憩をした2人は神司に近づき
男1「んじゃまずは」
そう言って足を上げると
男1「蹴りだ!!」
足を振り神司に当てようとした。まだ神司は目覚めず夢の中だったが
真理(ねぇ…神司)
神司(なんだ?)
急に真理が話しかけてきたので、神司は耳を貸すと
真理(起きなさい!!)
神司「ん!」
サァッ
男1「な!?」
男2「え!?」
真理の声に反応した神司は目覚めると、直ぐ様回避行動を取り蹴りを回避し、男2人との距離を取った
神司「え?…アレ?夢?」
今まで見ていたのが夢であり、急に現実に戻されたので神司が少し戸惑って居ると
男1「ちぃ!そのまま寝ていれば良かったものの!!」
神司「くっ!」
男1が神司に殴り掛かって来たが、戸惑うっては居たものの、相手の攻撃に反応し回避行動をする神司
神司「昨日の2人か! やり返しか!!」
相手の顔を見たら昨日真勇と倒した2人と分かった神司、直ぐに襲って来た理由を察した
男1「そうだ!! だからさっさとやられろ!!」
男2「そう言う事だ!!」
男2人は神司に襲い掛かって来たが
男1「ふん!!」
シュッ
神司「くっ!…邪魔するな!!」
ドゴォ
男1「ごあぁ!?」
神司は相手の攻撃を回避すると、逆に相手の顔面にストレートを入れ
男2「な!?てめぇ!!」
サァッ
神司「退けぇぇ!!」
ボコォ
男2「おうぅ!?」
男1がやられたので男2が攻撃して来たが、コレまた神司は回避をして反撃し、相手の腹を蹴った
神司「時間がねぇんだ…退きやがれぇ!!」
現在の時間を見てないので、約束時間に間に合うか分からないと思った神司は、邪魔して来るのに怒りと焦りを見せていた。だから実際は約束時間は遠に過ぎていた
神司「ぐぅ!…うぉお!!」
ドゴォ
男1「ぎゃあ!?」
バタッ
神司「はぁ…はぁ…はぁ…」
戦い始めていた約10分位経った頃に、決着が着いた。勝ったのは神司であり少しボロボロになっていた。大事な約束の邪魔されて、怒りが神司を強くしたのか2人同時に相手して勝つと、前の神司ではありえない事が起きていた
神司「はぁ…えっと今の時間」
そう言ってスマホを取り出し、時間を見ようとしたら
ガルン[グォォ!!]
神司「は!」
ドゴォ
神司「がぁ!?」
バタッ
ゴロゴロ
突然横から攻撃され吹き飛ばされ、床を転がる神司
神司「い…てぇ…」
ガルン[グォォグォォ]
神司「あ…アイツ昨日」
顔を上げて見てみるとそこには昨日襲って来た生物がコチラを見ていた
神司「ニャロ〜 ドウ!!」
ガルン[グォ?]
襲って来たが神司は取り敢えず、落ち着かせようとするが
ガルン[グォォォォォ!!]
神司「だよな〜」
ガルンは無視して襲い掛かってくるのだった
?「いやはや まさか直ぐに会えるなんてラッキー」
ガルンを作り出した男子は、離れた場所からまた高みの見物をしていた
?「もう1人居ないから 楽に倒せるな〜 強化したガルンの相手を務められないか〜」
どうやらガルンは昨日と違い少し強化しているようで、昨日の戦闘を見てから強化に至ったのだろう
?「さっさと倒せ ガルン」
ガルン[グォォォォォ!!]
男子の言葉に応えるようにガルンは神司に向かって、突撃した
神司「うぉ!?」
ザシュ!
神司「くっ!!」
ガルン[グォォォォォ!!]
シュッ
神司「昨日より速い!!」
身体能力が上昇しており、昨日より速いスピードで攻撃してきたので、神司は回避をするが鋭い爪で引っ掻かれ続く2撃目は、服を掠めながら何とか回避した
神司(どうする…ストライクファイアは速すぎて当たらないぞ…無茶して動きを止めさせるか?考えろ俺)
別個体ではあるが昨日戦闘時に、ストライクファイアは回避されてしまった。今目の前に居る奴は昨日の時より強い個体なので回避されるのが落ちと神司は考えていたが
ガルン[グォォォォォ!!]
神司「くそ!!考えてる暇がねぇ!!その前にやられる!!」
ガルンは容赦なく攻撃して来るので、考える暇もなく避けるので背一杯だった
神司「はぁ…はぁ…へへ…万事休すか…」
神司が諦め掛けてたその時
カラン カラカラ
神司「え?」
ガルン[グォ!?]
何処からか鉄パイプが飛んで来て、神司の手元で止まった
神司(なんで…鉄パイプが…)
神司「・・・・よし!!」
一瞬考えたがそれより目の前の奴を倒さないといけないので、神司は鉄パイプを持って構えた
ガルン[グォ!!]
神司「コレにパワードスーツも有れば無理できるんだけどな〜」
神司が少し愚痴を言った瞬間
ガルン[グォォォォォ!!]
ガルンが咆哮を上げながら向かって来た
神司「ふぅ~…行くぞ!!」
ガルン[グォォ!!]
シュッ
神司「喰らえ!!」
ブゥン!!
シュタッ
神司「避けた!?」
ガルンの噛み付きを回避し、鉄パイプを振るも避けられてしまった
ガルン[グォォォ!!]
神司「この!!」
ブゥン!!
シュタッ
ブゥン!!
シュタッ
神司は鉄パイプを振りまくって攻撃するものの、ガルンはその攻撃をことごとく回避していった
神司「はぁ…はぁ…コレ体力勝負で負けるな」
ガルン[グォ!!]
神司「向こうさんはお元気そうで」
体力が無くなって来てるので、早めに決着を着けたい神司
神司(どうする…回避した所に攻撃するか? ジャンプさせれば空中になるから回避するのは不可能だ…しかしそれをどうやってさせるかだよな〜)
空中での回避は羽や推進が無ければ不可能のうに等しい、そう考えた神司はガルンをジャンプさせそこに攻撃をすると考えたが、ジャンプをどうやってさせるか悩んでいたが
神司「考えるよりも行動するか…くっ!!」
良い案が出なかったので、ヤケクソで攻撃する事にしたが
ブゥン!!
シュタッ
ブゥン!!
シュタッ
やはり当たらない
?「ヤケクソだな〜 諦めろよ〜 ガルンの勝ちは決まってるからな」
男子もその光景を見て、既に神司に勝ち目は無いと判断していた
神司「このままじゃ…」
当の神司も諦めていたが
神司「・・・・無理やり回避させるか!!」
何か案が出たのか、そう言うと神司は持っていた鉄パイプを左手に持ち替えると
神司「ふぅ~」
ボォオオ
右手に炎を纏わせ構えた
?「アレは昨日の技かな? 当たらないのにバカだな」
神司がやろうとしているのはストライクファイア、しかしその技は昨日当たらなかったのだが
神司「ストライク…」
ガルン[グォグォ]
神司「ファイア!!」
ドゴボォオオ!!
ガルン[グォォ!!]
シュタッ!!
神司(来た!!)
ボゴォォォ!!
ガルンはを攻撃を回避し、外れたストライクファイアは後ろの壁に当たり爆発したが、コレは神司の計算通り
ガルン[グォ!?]
ガルンがジャンプして躱すのを読んで、技と放ったのだった
神司「い・ま・だぁぁ!!」
ブゥゥン!!
ドゴォォ!!
ガルン[グォォ!?]
バタッ
神司の攻撃はガルンの胴体にヒットし、そのまま吹き飛ばした
?「な…技と回避させる為にやったのか…くそ!!」
ガルン[グ…グォ!!]
神司「へへ…やっぱり防御力はそんなにないようだな」
鉄パイプで殴られたガルンは少しよろめいていた。どうやら強化のせいで、スピードが速くなったがその分防御力が下がっており、神司はそれを予想していた
神司(さて一撃与えたけど…こういうのは二度は通用しない感じだな…)
今さっきの攻撃はもう通用しないと考える神司だったが
ガルン[グォォォォォ!!]
神司「怒ったか!!」
次の手を考えさせぬように、ガルンが攻撃を仕掛けて来た
ザシュ!
神司「くっ!!」
神司(怒りで攻撃は鋭いくなったが…)
ブゥン!!
ドゴォ!!
ガルン[グォ!?]
神司(回避が甘くなった!!)
攻撃を食らいながらも反撃する神司
ガルン[グォォォ!!]
シュッ!
神司「うらぁ!!」
ブゥン!!
ドゴォ!!
ガルン[グォォ!?]
神司「良し!動きに慣れたぞ!!」
いつの間にかガルンの攻撃を全て回避できるようになり、逆にコチラの攻撃を当てる状態になっていた
?「な…何故だ!! 何故押されているんだ!! おかしいだろ!!」
流れが変わり逆の立場になったガルンを見て、男子は焦っていた
?「くっ…殺せ!!ガルン!!」
ガルン「グォォォォォ!!」
神司「くっ!!」
ガルン「グォォォ!!」
神司「しまっ…」
ドゴォ
神司「おわぁ!?」
バタッ
カラン カランカラン
神司「くそ!!」
男子の声に応えるようにガルンは体当たりを炸裂させ、神司を吹き飛ばし、更には持っていた鉄パイプを手放させた
?「良し!!コレでこっちの勝ちだな」
武器が無くなればコチラのもん、そう思い男子は喜んでいた
神司(パイプ取りに行ってる間にやられるな…どうする…)
ガルン[グォグォ]
神司(……一か八かアレに賭けるか!!)
覚悟を決めた神司は
スッ
?「!!」
ガルン[グォ]
構えを取った。その構えはストライクファイアを放つ体勢に見えた
?「また炎を放つのか…なら」
ガルン[グォ!!]
?「放つ前に首を噛み千切れ!!ガルン!!」
ガルン[グォォォォォ!!]
ストライクファイアを撃つ前にトドメを刺す為、男子の声に応えるようにガルンは口を開け突撃したが
神司「マキシマム…」
ボォォォ!!
ガルン[グォ?]
神司「プロミネンス!!」
ブゥン!!
ガルン「!?」
ドゴォォ!!
ガルン[グォォォ!?]
ボォォォ!!
ガルン[グォォォォォォォォォ!?]
放つと思いきや炎を纏ったまま、神司はガルンを殴りつけた。殴られたガルンは炎が燃え移り、炎が全身に回った
神司「吹き飛べぇ!!」
ブゥン!!
ドサァ!!
そのまま神司はガルンを吹き飛ばした。吹き飛ばされ全身に炎を纏ったガルンは
ガルン[グォ!!グォ…………]
そのまま力尽き、燃えるのだった
?「ちぃ!ガルンがやられたか…はぁ…もっと強い奴を使うか…」
そう言って男子は去って行った
神司「はぁ…はぁ…シュゥゥ」
呼吸を整えると
神司「やべぇ…急がねぇと!!」
吹き飛ばされたスマホを手に取り、時間を確認すると
神司「え!?14時23分!?やべぇ!!」
約束時間を大幅に越えていたので、神司は焦りながらも急いで有倉駅に向かうのだが
神司「てかここ何処だよ!!くそ!!」
ほぼ誘拐に等しい形で連れて来られたので、現在地が分からない状態、神司は直ぐにスマホの地図を起動し、それを頼りに走るのだった
14時24分 蒼月家
真理父「真理は?」
真理母「部屋から出ないわ…どうしのかしら」
真理は帰って直ぐに自分の部屋に籠もってしまった。その光景を見ていた両親は不安になり、話しかけるが"大丈夫だから"の一言しか返ってこなかった
真理「…………」
真理は着ていた服を着替えベッドの布団に入り、横になっていた
真理「神司のバカ…バカ…バカ」
約束を守らなかった神司に文句を言って居ると
ブー ブー
真理「……?」
スマホにメッセージが届いた、真理はスマホを取り確認すると
真理「……姫奈?」
神司からではなく姫奈実からのメッセージだった
真理「……姫奈と遊べば良かった…」
そう思いながらメッセージを見てみると
真理「………え?」
真理は驚いた。何故ならその内容は
姫奈実[神司の奴が変な生き物?化け物?か、分からないけど戦ってたよ!! 見る感じ襲われたみたい!!]
真理「化け………物?」
ポンッ
真理「………」
姫奈実は続け座間に動画を送って来た。内容を見ると神司が犬と人間が合体した生き物と戦って映像だった
真理「………神司はコレで…」
ポンッ
姫奈実[もしかしたら今から連絡来るかもよ♪]
姫奈実がメッセージを送って来た瞬間
ブー ブー
真理「!」
神司からのメッセージが2つ届き、そして
ブーブー ブーブー
神司から通話が来た
真理「………」
ピィ
真理が通話開始を押すと
神司「もしもし!!真理!!」
神司が勢い良く話して掛けてきた
真理「……うん」
神司「ゴメン!!はぁ…はぁ…連絡遅れて!!今何処!!」
真理が答えると直ぐ謝った。どうやら走りながら通話しているようで、真理が何処に居るのが聞くと
真理「………家」
神司「………」
それを聞いた瞬間、神司は足を止めた
神司「………ゴメン…俺のせいだよな」
神司は自分が遅れたせいで、真理が楽しみにしていた事を潰し、無駄な時間を過ごしてしまったから
真理「………」
真理は何も言わずにいた
真理「………神司」
神司「はい…」
真理から何言われようが自分の責任と感じ、神司は腹をくくったが
真理「………怪我は大丈夫?」
神司「………へ?」
真理の発言に神司は驚いた。それもそのはず自分が今怪我をしているのは分からないはずだから
真理「怪我だよ…」
神司「け…怪我?なんの事かな?」
やはり聞いてきたので、神司は疑問に思っていると
真理「惚けないで…姫奈から事情は聞いたから」
神司「姫奈実から?………あ」
神司は思い当たる事があった。あの時何故鉄パイプが飛んで来たのか
姫奈実「ふふん♪ 今頃仲直りしてるかな〜♪」
そう実は姫奈実は最初から見ており、神司がやられると真理が悲しむ為、近くに合った鉄パイプを神司の近くに投げたのだった。ちなみにこのことを直ぐに真理に教えなかった理由は、教えると助けに来るのでそうなると真理まで、変な奴らに狙われてしまうと思ったからである
神司「なるほど…」
真理「それで大丈夫なの?」
神司「かすり傷が殆どだから…問題無いよ!」
本当はかすり傷より受けているが、神司的には問題ないそして、真理を心配させないように答えると
真理「………良かった」
真理は安堵したが
神司「それより…真理は…」
真理「…………」
再び黙る真理、部屋にある時計を見ながら何かを考えると
真理「…………6時」
神司「へ?」
真理「…6時に有倉駅に来て」
真理が時間指定をして来たので、神司は一瞬戸惑うが
神司「……分かった!!絶対行く!!」
真理「…それじゃね」
神司「あぁ…ありがとう」
真理が再び約束をして来たので、神司はそれに答えるのだった。通話を終えた神司は
神司「………取り敢えず帰って風呂入ろ」
戦いで汚れて居たので、一度家に帰ることにした
真理「……ふぅ…良しと」
真理の方も今までの気分を変え、いつもの気分に切り替えるのだった
17時31分 モノレール内
神司(コレなら確実に間に合うし…余計な事が起きにくい)
いつもの神司なら徒歩で行くが、昼の事も合ったのでモノレールで移動する事にした
神司(真理はもう着いてるのだろうか…怒ってるだろうか…)
神司は心の中でそんな事を思いながら、有倉駅に向かうのだった
17時36分 有倉駅
モノレールが有倉駅に着くと神司は、一目散に改札機を通り広場に向かった。広場に着き辺りを見ていると
神司「…………あ」
柱の所に真理が立って居るのが見えたので、神司は直ぐに向かった
真理「…………まだ来ないよね…けど…」
まだ指定した時間では無いが、何故かそれより早く来てくれると真理は少し思っていると
真理「…………あ」
人混みの中から神司がコチラに向かって来て、真理の前で止まり、目を見ながら
神司「ゴメン!!めちゃくちゃ待っただろ?」
神司は謝ってきた
真理「…良いよ…ちゃんと来てくれたから」
真理はそれを許すと
神司「そ…そうかって真理身長高くなっ…て…ブーツか」
近付いたら真理が少し高く感じたので、よく見ると真理はブーツを履いていた
真理「そうだけど…」
神司「そうか!!…あ!!コレ!!」
神司は真理に両手を差し出して来た。見ると左手に1000円札、右手には何か入ったレジ袋を持っていた
真理「コレは?」
神司「迷惑掛けたから…お詫び!!」
自分のせいで真理が不愉快な気持ちになったので、お詫びとして神司は渡そうとしたが
真理「…要らない」
真理は要らないと言ったが
神司「駄目だ!!」
神司も引き下がらない
真理「要らないよ!だって神司も受け取らなかったじゃん!!」
神司「なら!」
そう言うと神司は左手を真理のコート右ポケットに突っ込み無理やり1000円を入れた
真理「ちょっと!!」
神司「後コレは〜……どうしよう」
戸惑う真理を、お構い無しに神司は右手に残ったレジ袋を見て考えた
真理「何が入ってるのよ?」
神司「えっと…チョコレートケーキ」
真理「へ?」
真理が聞いてきたので神司は答えたが、まさかの回答に真理は少し驚いた
神司「ゴメン!!嫌いだった?」
真理「いや…好きだけど」
神司「そうか!!なら良かった〜…あ!けど持たせっ放しも悪いな…なら帰る時渡すわ!」
真理「う、うん……ふふ♪」
神司は話しを勝手に進めるので、真理は応えるしか無かった
神司「それで…どうするの?」
真理「う〜ん…じゃあ有倉城の方に行く?」
神司「了解!」
2人は有倉城に向かう事にした。有倉城に向かう為に商店街を通り抜けて行くのだが
神司「装飾…こんなにしてたんだな」
真理「昼とかに来てたんでしょ? それならイルミネーションされてないから分からなかったのでしょ」
商店街もクリスマス装飾されており、昼の時は余り気にしてなかったが、空が暗くなるとイルミネーションされその存在を現し、商店街はいつもより明るくなっていた
神司「なるほど〜…綺麗だな」
飾られた装飾が綺麗だと、神司が思ってると
真理「そうね…でももっと良い所があるよ?」
神司「ん?今からそこに行くのか?」
真理「そう言うこと!行こ!」
真理がここより良い場所があると言うので、2人はその場所に向かったが
真理「…と言っても直ぐそこの何だけどね」
神司「なるほど…確かにな」
着いたのは商店街の通りを抜けたデパートであった。デパート前の通りにはクリスマス用の装飾、イルミネーションされていた
神司「そう言えばここらへん クリスマスになるとイルミネーションされてたな」
真理「そう!クリスマスになるとされてるの!」
2人は装飾を見ていたが、神司はある事に気づいた
神司「けどさ…」
真理「ん?」
神司「ここの装飾ってクリスマスもあるが 殆どカップル用じゃね?」
真理「…………」
クリスマスの装飾もあるが、2人で座れるベンチやハートのトンネル 果てには教会のベルなど確かにカップル用の装飾が多いい気がした
神司「周りもカップルが多いいし…」
真理「…………」
辺りを見ると至る所にカップルおり、イルミネーションで写真を撮ったり、ベンチに座って飲み物を飲んだりしていた
神司「い、一応写真撮る?」
真理「…撮る」
神司「…はい」
2人は取り敢えず写真を撮ったりしたが、神司は自分が余計な事を言ったと察するのだった。2人はデパート通りを抜け黄川に架かる橋に到着した
神司「ここも綺麗だな」
真理「そうね」
橋にもトンネル型のイルミネーションがされており、上から垂れている装飾にも光が上から下に移動していたが
神司「川は暗くて何も見えねぇや」
真理「何処見てるのよ!見るのはこっちでしょ!!」
グギィ
神司「痛った!!」
神司は川の方を見ていたので、真理が無理やり顔を移動させイルミネーションを見せた
真理「もぉ~興味ないの?」
神司「何か眩しく感じてきた」
真理「目が悪いの?」
神司「違う…もう歳だな」
真理「まだ15歳でしょ?シャキッとしなさい!!」
真理に言われたが
神司「俺16」
真理「……そうなの?」
真理に15歳と思われていたので、自分の歳を言う神司に真理はきょとんとした
神司「うん 俺4月生まれだから」
真理「え…私も4月…詰まり同じ歳ね…」
神司が同じ歳だったので、少し残念がる真理
神司「何その嫌な言い方…まさか自分の方が歳上だと思っていたのか?」
真理「うん」
神司「そうですか…」
どうやら歳でからかえると思えたが、同じ歳なのでそれができず残念がったようだ
神司「ふ〜ん」
真理(同じ歳…そうか♪)
神司「……そうか」
不満になる神司だったが、真理の心の声を聞いて無かった事にした
神司「んじゃ行こぜ」
真理「その前に写真撮ろ♪」
真理がスマホを取り出し司を撮るが
真理「ほら!神司も!」
神司「え?」
真理「ほら!寄って!」
神司を横に入れてツーショットを撮ろうとしていた
神司「…大丈夫なのか?」
真理「何が?」
神司「いや…一緒に写真撮って?他の人に見られたら」
どうやら神司は撮った写真が他の人に見られて、何か起きるんじゃないのかと思ったが
真理「今更でしょ?どうせこの前の光景を見られたでしょ」
神司「なるほど…」
前に神司が真理を介護して帰るのを、他の人が見てるはずだから問題無いと真理が言うので、神司は納得した
真理「いくよ?」
神司「ほい」
写真を撮ったが
真理「もう1枚…ピースして」
神司「え!?ピース?何か男がやると恥ずかしいような〜」
もう1枚欲しいと思い真理は神司にピースをするように言うが、神司は少し恥ずかしいと感じた
真理「…やれ」
神司「はい!」
が真理の威圧に負けて、ピースして写真を撮るのだった。2人はイルミネーションを見ながら歩いていると
真理「ねぇ神司」
神司「ん?何?」
真理「化け物倒す時にやってた奴って何?」
神司「あぁ〜あれ?あれは…マキシマムプロミネンス」
真理が突然聞いてきたので、神司は素直に答えた
真理「マキシマム…プロミネンスね…いつ考えたの?」
神司「小学校の時かな? まぁ使う機会が無かったからずっと封印していた感じかな?」
小学生の時によくある友達とのカッコイイ技作りで、神司が1人で思い付いた技だった
真理「どうして?」
神司「だってそうだろ?炎を使うだから人や生き物に当てたら燃えるだろ? そんなの危ねえからさ」
マキシマムプロミネンスは炎を使うので、殺傷能力が高過ぎるで、代わりとして普段はマキシマムインパクトを使っていたのだ
真理「ちゃんと考えてるんだ」
神司「当たり前だ…命は大切だからな」
真理「…そうね…命は大切ね」
神司が真剣な感じで話したので、真理も真剣に聞いたが
神司「…後でさっきのベンチで撮るか?」
真理「……そうね…撮っちゃおっか♪」
話しが重いと感じたのか神司は先程のカップル用ベンチで撮ろうと提案し、真理はそれを了承するのだった
神司「よっと」
真理「よいしょ」
2人はベンチに座るが
神司「ところでコレどうやって撮るの?」
真理「誰かに頼むしかないのかな?」
撮ろうとするもイルミネーション全体が入らないので、誰かに頼むしかないようだ
真理「けど…取り敢えず」
神司「え?」
真理は神司を手繰り寄せ、写真を撮った
神司「イルミネーション全体がはいってねぇだろ」
真理「良いの 顔が見えるから」
神司「そうか…」
真理「誰かに撮って貰おう」
そう言うと真理は近くに居た人に声を掛け、スマホでの撮影をお願いをした
[行きま〜す]
神司「……」
真理「……」
2人は少し間を開け手だけ繋いでいたが
[はい…]
真理「……ん」
神司「え?」
撮影される瞬間に真理は神司のすぐ横に移動した
[チーズ]
バシャ
そしてスマホのシャッターが押され、そのまま写真が撮られた
真理「ありがとうございました」
[いえいえ ラブラブですね!]
真理「そう見えますか?嬉しいですね♪」
撮影してくれた女性の人と話してる真理を見て神司は
神司「演義してんな…」
と思っていたが
神司「何か恥ずかしかったな…」
先程の撮られ方に恥ずかしさを感じた神司だが、その前にツーショットしていたのを覚えてないのだろうか
真理「お待たせ」
神司「んじゃ行くか…ん?」
真理「どした…あ!」
真理が戻って来て移動しようとしたら、雪が降ってきた
神司「雪か…」
真理「綺麗ね」
神司「ホワイトクリスマスだな」
真理「良いね♪ホワイトクリスマス」
神司「そうだな…まるでアニメや漫画にありそうなシーンだな」
真理「あ!言えてる!」
神司「んじゃ行くか」
真理「うん」
その後も2人は色々な場所に行き楽しんで居たが、時間も経って行き
20時43分 有倉駅
神司「もうすぐ21時か〜」
真理「そうね…あっという間ね」
2人は色々周った後有倉駅に戻って来ていた
神司「あぁ…そろそろお開きか?」
真理「お開き?」
神司「解散するって意味」
真理「そうなんだ…」
時間的にもそろそろ帰る時間になるので、お開きにしようとしたが真理の様子が少しおかしい
神司「どうした?何かあったか?」
真理「うんうん…少し寂しいから」
神司「…何か乙女キャラになってるぞ」
真理「そ…かな?」
神司「うん 何か乙女」
真理「………」
神司「まぁ…クリスマスがそうしたって事にしとくわ ほれ」
真理「ん ありがとう」
神司は持っていたケーキを渡し、真理はそれを受け取った
神司「んじゃ バイバイ」
真理「う…うん」
時間は時間なので2人は帰ろうとしたが
神司「あ!…服に似合ってるぞ!!」
神司が思い出しに言うと、真理は戻って来て
真理「………やっと言ってくれたね」
どうやら服の事を言って欲しかったようだ
神司「え?…あぁ〜こう言うのは会った時に言う奴ね」
真理「そう!女子はそこも見るんだからね」
神司「なるほど」
真理「それじゃね♪」
服の事も言えたので、真理が去ろうとしたが
神司「あ!…メリークリスマス!」
神司がクリスマスに使わないといけない言葉を発言したので
真理「………ふふ♪メリークリスマス♪」
真理も返すように言って、2人はそれぞれの家に帰るのだった。
次回予告
神司「次回予告 なんだけど最近変なのに襲われ過ぎね?」
真勇「それは言えてるな…何か仕組まれてるのか?」
神司「まぁ…そんなこんなで次に出るは姫奈実!」
真勇「え?アイツ?何すんの?」
神司「合コンって」
真勇「あっそ」
神司「…彼氏として見過ごせないだろ?」
真勇「おし!しばくか」
神司「あー次回 縺れ合う2人」
真勇「おい!逃げんな!!」
NGシーン
?「さっさと倒せ ガルン」
ガルン[………]
男子の言葉に応えるようにガルンは神司に向かって、突撃した
神司「うぉ!?」
ザシュ!
神司「くっ!!」
ガルン[………]
シュッ
神司「昨日より速い!!」
カクッ
ガルン[うぉ!?]
バタッ
神司「あ」
[カット!!]
神司「大丈夫ですか?」
ガルン(アクター)[平気!! 済まない!!]
神司「もう一回行きましょか!!」
ガルン(アクター)[よし!行きましょう!!]




