怪物退治編第二 偉大な 捕食者
西暦2049年8月24日(火) 秘密基地
14時34分
神司達は話し合っていた
剛「それでどうするんだ!」
真勇「どうするもこうするも 今は何もできねぇよ」
直貴「化け物が来るまでか?」
真勇「そうだよ」
快斗「う〜ん 事態に備えて用意だけしておく?」
神司「用意して来なかった時がな」
真勇「良いんじゃねぇの 用意するだけしとけば本当に来たら対応できるし 来なかったら来なかったでいいじゃん」
神司「保険だな」
真勇「そう言う事だ」
剛「なら 一様用意するか!」
一同「おう!」
神司達は万が一この街に化け物が来た時の対処の為に、準備を始めた
神司「から北離乃市までどれくらいあんの?」
快斗「約600kmくらいかな」
剛「さっきより有るな」
真勇「けど化け物はかなりのスピードできてんだぞ それこそ明日くらいに来るんじゃねぇのか」
直貴「泳ぐの速すぎだろ!」
神司「戦うなら明日か」
真勇「まだわかんねぇよ 化け物がのんびり来るなら時間は掛かるし 途中で止まって住み着くかもしれないからな」
剛「それもあるのか!」
快斗「生物だからね何をするのか分からなからね」
神司「こっちに来なければ良いけどさ」
真勇「そう言う時に限って来るからな」
神司「そうなんだよな〜」
剛「それより武器は花火バズーカを使えば良いよな!」
快斗「そりゃもちろん化け物相手に最適だからね」
神司「俺はは電磁警棒と単発式ライフルか」
直貴「俺はそれに大型シールド付きだな」
真勇「俺は何でも良いぜ」
快斗「けど戦う場所が無いね」
真勇「そうだよな〜 化け物と戦う場所がねぇよな まぁそれは奴が近づいて来てからだな」
神司「そうだな! 今は準備と言うことで」
快斗「それじゃ装備チェックしていこう」
そう言うと神司達は装備チェックをするのだった
しばらくして
快斗「チェックは完了!後は奴が来るのを待つだけだね」
剛「そうだな!!」
直貴「来ない方が良いけど」
真勇「まぁ のんびり待とうぜ」
神司「のんびりできるかどうか」
剛「それよりこれからどうする? 24時間臨戦態勢にするか?」
神司「トイレットペーパー無くなりそ」
真勇「しなくて良いだろ! 来るかわかんねぇのに!」
剛「そうか!」
快斗「まあ 万が一来た時に備え連絡は直ぐ取ろう」
一同「了解!」
真勇「ほんじゃま 今日は解散!」
真勇の言葉で皆解散した
16時21分 浅田家
神司「化け物か〜 それより夏が終わるな〜」
湯船に浸かった神司が独り言を言っていた
神司「夏終わった何があるやら・・・化け物来るかな 来たらどうなるかな またあん時見たいになるのかな」
夏が終わるのも嫌だが、化け物が来たら更に嫌な事になり、前の騒動と同じ事が起きると神司は考えていたが
神司「わかんねぇや 上がるか」
考えても分かんないと判断し、風呂を上がるのだった
19時12分
神司「・・・・ああああ駄目だ! 考えてしまう!」
神司はスマホをいじっていたが、どうやら化け物の事を考えてしまっているようだった
神司「・・・よし!ちょっと散歩して来る!」
神司母「ふ~ん 行ってらしゃい」
気分転換に散歩をする為、服を着替えて家を出た
19時19分 阪本自動車整備場
散歩をしていたがその足はいつの間にか秘密基地に向かっていた。秘密基地に着くと隣の整備場でおやっさんをみつけた
神司「おやっさんまだ作業してたの?」
阪本「あぁ ちょっとな 丁度いい手伝ってくれんか?」
神司「ほい!何すればいいの?」
阪本「運転席に乗れ」
神司「ほい!よっと乗ったよ!」
阪本「よし 俺が合図をしたらブレーキを一定間隔だ踏め!」
神司「エア抜きね!了解!」
阪本「・・・・よしいいぞ踏め!」
神司「はい!」
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ
阪本「まだ踏めよ」
神司「ほい!」
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ
阪本「・・・・・よし3回踏め」
シュッシュッシュッ
神司「1・2・3 はい!」
阪本「・・・もう一回だ」
シュッシュッシュッ
神司「1・2・3 はい!」
阪本「もう一回だ」
シュッシュッシュッ
神司「1・2・3 はい!」
阪本「・・・・よ~しいいぞ!」
神司「よっと!ブレーキのキャリパー替えたの?」
阪本「あぁそうだ ピストンが固着してやがったからな」
神司「なるほど」
阪本「で?お前は何しに来たんだ?」
神司「え~と 散歩!」
阪本「散歩か なるほどな 昼間言ってた化け物が気になるのか?」
神司「え!? ん そう!」
阪本「ははぁ!何で知ってるのかって顔だな」
神司「いきなり図星の事を言われたらそうなるよ」
阪本「ふっ そうだな」
神司「・・・秘密基地開いてる?」
阪本「開いてるぞ」
神司「ありがとう」
そう言うと神司は秘密基地に入った
神司「・・・・・・」
入ると向かったのは一号機の前だった。そして何も言わずに一号機を触っていたが
神司「・・・・・動かすか 胸部装甲オープン」
ガチャ シュッゥゥゥ
神司「よっと 胸部装甲クローズ」
シュッゥゥゥ ガチャ
神司「・・・・一号機起動」
キュィィィイ
神司「・・・・・ふっ」
ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
阪本「うん?一号機を動かしたのか」
神司「なんか動かしたくなったから」
阪本「そうか」
神司「電磁警棒」
カチャ カチィ シュゥゥゥ バチィ バチィ バチィ
ブゥン ブゥン ブゥン
阪本「ほ〜お 中々様になってるじゃねぇか」
神司「まだまだだよ もっと強くならないと」
阪本「強くなってどうするんだ?」
神司「それは・・・誰かを守れる人になるからかな?」
阪本「人の為に戦うと言うわけか」
神司「そうなるね」
阪本「ふっ まぁ良いことじゃないのかな 俺はそろそろ戻るからお前も早く帰れよ」
神司「は~い! よいしょっと」
カチィ シュゥゥゥ カチャ
神司「戻るか」
ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
電磁警棒をバックパック下に直すと、神司は一号機を元に戻した
神司「おやっさんお休み」
阪本「お前もな」
おやっさんに挨拶して神司は家に帰っていた
20時22分 赤間県 公名瀬市
足場の悪い岩場で釣り人が釣りをしていた
釣り人「はぁ~ 今日はあんまし釣れんな〜」
タバコを吸いながら魚が掛かるのを待って居たら
ギィギィギィギィ
釣り人「おぉ!来たぞ!」
カチィカチィカチィカチィカチィ
釣り人「ん?なんだ 小さい奴かよ ほらよ!」
釣り上げたがまだ小さい魚だったので、リリースして再び釣りを始めた
釣り人「たぁくよ!今日は居ねぇのかよ!全く」
いつもはかなり釣れているはずなのに、今日に限って全然釣れない事を愚痴っていると
ギィギィギギギギギギギギギギギギギギ
釣り人「!?なんだなんだ!?大物か!?」
突然リールから凄い音が鳴り出したので急いで合わせると
釣り人「よっと!」
バキィ
釣り人「はぁ!?竿が折れた!?」
竿が異常な程曲がりそのまま折れてしまった
釣り人「コイツ大物すぎるだろ!」
しかしそれでも諦めずに釣ろうとするが
ギチィギチィギチィギチィ
釣り人「なんだよコレ!?全然巻けねぇ!?」
リールを動かすがビクトもしないすると
ギィギギギギギギギ
釣り人「動くのか!クソぉ!」
リールから糸がどんどん出て行くき、釣り人も諦めたその時
ギギギギギギギィ・・・・・
釣り人「うん?なんだ?急に大人しくなったぞ?」
先程まで出て行ってた糸が急に止まり、リールの音も止まったので
釣り人「・・・・・・」
カチィカチィカチィカチィカチィカチィ
釣り人「巻ける・・・抜けたか?それとも切れたか?」
恐る恐るリールを動かすと先程まで動かなったリールが動いたので糸を巻き始めた
釣り人「何だったんだ?サメか?それともクエか?」
針に掛かったのがどれか考えていると
釣り人「ウキが見えるな」
カチィカチィカチィカチィカチィカチィ
ウキが見え始めたので更に巻く
釣り人「う〜ん 針が見えねって事は切られたか」
ライトを当てウキの先を見るが針が見えなかったので糸を切られた様だ
釣り人「はぁ~竿は折れてしまったし帰るかね」
そう言った瞬間
ザハァァァァ
ガァァァアアアア
釣り人「はぁ?」
ガボォォオ
釣り人「がぎぁ!?」
バギィィ
ゴギイ ゴギイ ゴギイ
突然現れた化け物に釣り人は頭から噛み付かれ、骨を砕きながらそのまま捕食された
そう釣り竿に掛かったのはグランデータであり、体長7mまで成長していた。
針に引っかかったのでそのままある程度泳いで、その後動かずリールが巻けれるのを待ち、巻かれだしたら引かれた方向に移動しながら透明になり、釣り人が油断した瞬間に飛びかかったのだった
グォルル グォルル グォルル
ザボォォォン
捕食したらグランデータはそのまま海に戻っていた。実はグランデータは夜に行動しており、昼間は海中で寝ている。これは海中温度が高いと快適でありる為、エネルギーを使わないようにする為に寝ているのである。その為グランデータは水温が高いのを好んでいるので、温かい海を目指し現在移動しているのだった
3時12分 狗波県 鳴見市
陸から少し離れた沖に1台の大型ボートが居た
配信者「居ねぇなぁ〜化け物! なんか情報あるか?視聴者!」
どうやら化け物が居ると聞きつけて、それをダシに配信をしているようだ
配信者「化け物ってどれくらいなんだ?」
[3mじゃないのか?]
[1mくらいだろ!]
配信者「何かちっせぇな」
送られてきたコメントを見ていく配信者すると
ピーン ピーン
配信者「おぉ!レーダーに反応!!」
[キタァー]
[魚じゃね?]
魚影レーダーに反応が出た為、テンションが上がる配信者と視聴者
配信者「何処だ?あっちか!」
ブゥゥゥン
配信者は魚影レーダーを確認して、ボートを移動させた
配信者「この辺のはずだが?」
[後ろ!後ろ!]
配信者「後ろ? って何も居ないじゃん!からかうなよ!」
[草]
配信者「何もいねぇぞ?故障か?」
魚影の反応した場所に来たが何も見当たらない為、故障したかと思う配信者すると
配信者「はぁ〜このポンコツ!ん?」
[うん?]
[どうした?]
配信者「なんか居た!」
配信者は何が動くのを見たので、急いで確認する
[遂に来たか?]
[化け物か!?]
配信者「オラ!化け物か!」
配信者はライトを当てると
配信者「・・・・・イカだ」
[はぁ!?]
[イカだったのか]
それは光るイカであった
配信者「はぁ~ もう終わり! 帰るわ!」
[都市伝説だったか]
[居るわけ無いよね〜]
配信者は諦めて戻ろうとした瞬間
ピーンピーン
再び魚影レーダーが鳴りだしたが
配信者「はいはい イカでしたと」
[草]
「ポンコツ魚影キタァー」
配信者はレーダーをポンコツ扱いし無視をして、帰ろうとしていた
ピーンピーンピーンピーン
配信者「うるせぇ!本当ポンコツだなコレ! 電源切るか」
[物に当たんなよ!]
[ポンコツだったか]
カチィ
配信者「おし!それじゃ帰るか!」
魚影レーダーが鳴っていたが無視して電源を切った瞬間
ゴト
配信者「うぉ!?なんだ?」
[どうした?]
[何だ?]
配信者「今何か?当たったような?」
[化け物?]
[イカじゃね?]
ゴト
配信者「まただ!何だ!一体!?」
乗ってるボートに何が当たり揺れるので、少し恐怖を感じる配信者そして
配信者「早く戻ろ! あれ?動かねぇ?何で?」
[故障か?]
[大丈夫?]
配信者「何で!?動けよ!」
ジャポン
配信者「ひぃ!何だよコレ 動けよ!」
[何かやばくね?]
[演技だろ]
配信者「クソ!動かねぇ!おい!見てる奴ら助けに来」
ザハァァ
ガァァァアアアア
ガボォォオ
配信者「あがぁ!?」
バギィィ パキィパキィパキィ
バタッ
ガボォン
ゴギイ ゴギイ ゴギイ
[え?]
[CGか?]
配信者は突然飛び出して来たグランデータに頭を食い千切られ、その場にうつ伏せに倒れ、グランデータは頭を捕食した後に首から下を食べ始めた
グッルル グッルル
ザボォォン
[はぁ?なにこれ?フェーク?]
[登録者欲しさでやってて草]
食べ終わると再び海の中に消えて行った。そしてボートにはパソコンだけが残っていた
8月25日(水) 浅田家
6時02分
神司「う〜ん ふぁ~あ 眠」
神司は目が覚めた
神司「腹減った 飯するか」
布団などを畳むとリビングに向かった
神司「おはよう」
神司母「おはよう」
神司「朝飯は何って それか」
神司母「そうよ!コレ」
朝飯を聞くが既にテーブルに用意されていたので、神司冷蔵庫からコップとお茶を出すと
神司「いただきます」
直ぐに食事を始めた
神司「にゃむにゃむ」
神司母「変な声を出しながら食べるな」
神司「へーい」
朝飯を食べていると
[続いてのニュースです 昨日午後20時 赤間県 公名瀬市で釣りに行った知人が帰って来ないと110番通報が有りました 警察は現場を捜索しましたが血痕の要な物が見つかり現在調査との事]
神司「!」
神司母「あら?またなの?最近多いね」
[更に今日午前3時 狗波県 鳴見市の沖合でボートに乗った配信者が行方不明になる事件が有りました ボートからはパソコンが残っており 映像を確認するとそこには巨大な生物が映っており 警察はコレが何なのかを調べる方針とのこと]
神司母「何かしら?気になるわね」
神司「・・・・・」
ブー ブー
神司「!」
ニュースを見ていた神司のスマホにメッセージが来たので確認すると快斗からだった。
[8時半 秘密基地集合 備えよ]
それを見た神司は目を鋭くした。
次回予告
神司「次回予告 遂に化け物が直ぐそこまで来てしまっていた」
直貴「遂に化け物退治をする為 行動を開始する俺達」
神司「この街で犠牲者を出さない為に色々な人に協力してもらう」
直貴「そしてばっちゃんの助言により ことは上手く運んでいくのだった」
神司「次回 怪物退治編第三 捕食者に 備えよ
ちゃんと考えて行動してるよ!」
NGシーン
神司「から北離乃市までどれくらいあんの?」
快斗「約600mくらいかな」
剛「近ァ!」
真勇「600mかよw 」
直貴「1時間掛からんじゃんw」
[カット!!]
神司「一時間後になるなw」
真勇「何も準備してねぇw」
剛「諦めるかw」
快斗「次!ほら!もう一度!」