怪物退治編第一 制御は 不能である
西暦2049年 8月23日(月) とある研究所
?時??分
研究員達が集まり、一つの飼育容器を見ていた
研究長「コレが新たに完成した奴か」
研究員1「はい ワニやサメなどのDNAを使い作り上げました」
研究長「ふ~む まだ赤ん坊だな」
研究員1「それでも凶暴ですから」
研究員2「本当はもう一匹居たんですけど 共食いして現在はこの一匹だけです」
研究長「なる程な コイツの名前は?」
研究員1「え~と 決まって無いです」
研究長「ならば 付けてやるか そうだなワニの姿が多いいから 神話のグランガチからグラン そして捕食者のプレデターから少し変えてデータ グランデータでどうだ?」
研究員1「グランデータですか 悪く有りませんね」
研究員2「良いと思います」
研究長「では コイツの名前はグランデータで登録しろ」
研究員1「はい」
研究員達が見ていた容器の中には、ワニのような頭と身体そして、腕・背中・尻尾にサメのようなヒレを持った生物が居た。名はグランデータ 壮大な捕食者
しばらくして
研究員3「はぁ~ 交代制はだるいぜ〜」
研究員4「そうだな」
先程居た研究員と交代し、違う研究員達がグランデータを見ていたが
研究員3「それにしてもコイツは本当に役立つの・・・か」
研究員4「ん?どうし・・・・た」
飼育容器を見たら先程まで居たグランデータが消えていた
研究員3「はぁ!?何で居ないんだよ!」
研究員4「さっきまで居ただろ!お前見てないのか!」
研究員3「ほんの一瞬見てなかっただけだぞ!逃げれるわけ無いだろ! それに逃げたら音が鳴るし 水に入ってるから水滴があるだろ!」
研究員4「確かにそうだ」
容器の周りを見渡すが水滴などは、見当たらない
研究員3「容器から出たわけでは無いのか?」
研究員4「応援呼ぶか?」
研究員3「失態になるぞ!」
研究員4「しかし!」
研究員3「バレる前に見つければ良いのさ」
そう言うと容器の中に手を入れたが
研究員4「危険ですよ!!」
研究員3「やべ!そうだったな!」
危険と言われたので急いで容器から手をどかした
研究員3「棒を使うか おら!どこ行ったんだ!」
研究員4「やさしくした方が良いんじゃないか?」
研究員3「お仕置きだよ! おら! それとも土の中に居るのか?」
研究員4「おい!水が飛んでんだろ」
容器の中で棒を動かし探すが何にも感触なくただ水を飛ばすだけだったが、2人は気づいて居なかった。床飛んだ水滴が1か所だけポタポタ垂れながら移動していたのを
そうグランデータはガラスガエルのDNAも入っており透明になり脱出を伺って居たのだった。ガラスガエルは内臓などが見えるが、グランデータはそれすら見えないようになっていた為、容器の壁に張り付き、研究員が棒を容器に入れた瞬間によじ登って脱出していたのだった
脱出したグランデータは透明のまま床を歩き、そのまま部屋の壁を伝って換気口を破壊し入り込んだ、しばらく進むと違う換気口に出たので、破壊して外に出るとそこはトイレだった。グランデータはトイレの便器に水が有るのを確認すると、便器に向かいそのまま中に入ると水中を泳いで脱出して行ったのであった
グランデータがたどり着いたのは、下水であり生活排水が流れる所だ、グランデータはしばらく泳ぐと、通路に上がり歩き始めた。すると前からネズミが一匹近づいて来たので
ガァグゥゥ ガヂュ ガヂュ ガヂュ
透明だったから気づいて居なかったのか、簡単に遅いそのまま捕食したが、コレでは満足しないそう思ったグランデータはどんどん先に向かっていた。
ネズミを捕食しなが進み少し大きくなっていたら、別の道を見つけたのでそちらに方向変え、進むと上から光が指して来た。それは外の排水溝であったので、グランデータは蓋を押しのけて出ると周りを確認した。すると少し先に川が見えたのでそこまで歩き、そして川に飛び込み泳いで下っていた。海へと
8月24日(火)
10時21分 秘密基地
蝉の鳴き声がする中、神司達はダラケて居た
神司「あ~ 暑くてやる気出ね〜」
直貴「そうだな〜」
真勇「暑すぎるぜ まったく」
快斗「・・・・・・」
剛「何だ何だ!お前ら!だらし無いぞ!シャキッとしろ!シャキッと!」
神司「バッテリー切れです」
剛「そんなもん無いだろ!神司!お前はトレーニングはどうした!」
神司「残り後7km残ってる」
剛「走って来い!!」
神司「今余りの暑さで動けねぇの」
剛「そうやってサボるんだろ!」
神司「サボらねぇよ! ほんじゃ散歩して来る」
真勇「いってら」
直貴「お土産よろしく!」
神司「ねぇよ!」
そう言うと神司は散歩に行った
真勇「さて 俺達はどうする?」
直貴「さぁ~ね」
剛「お前らも運動しろ!運動!」
真勇「嫌だね」
直貴「俺も」
剛「なんだと!?」
快斗「よし 完成!直貴ちょっと来てくれ!」
直貴「オレ? わかったよ」
どうやら快斗が三号機の装備を完成させた様だ
直貴「何々 お!コレは!」
快斗「そう!コレが三号機専用装備の バリスティックガーディアンシールド!」
直貴「おぉ!大層な名前で それにしても大きいな」
快斗「約1mの大きさだからね 三層構造になってて アルミと鉄を使って!表面や素材の間に超高分子量ポリエチレンを使用している為 対弾性のは高いよ!」
直貴「なんかすごいな」
真勇「三号機の装備か」
剛「デケェシールドだな」
直貴「俺専用だぜ!」
快斗「これでほとんどの装備はできたよ 後は今ある装備を少しいじるくらいかな」
真勇「まだ いじんのかよ」
快斗「常に世の中は変わるものだからね」
直貴「何いじるの?」
快斗「そうだな〜 水中用装備でもするか!」
真勇「あんま使わねぇけどな」
快斗「常に万全にだぞ!」
そう言うと快斗は水中用装備をいじり始めた
神司「暇だ!歩きながらスマホ触るが暇でしかない!」
神司は歩きながらスマホを使うが、飽きているようだ
神司「何か見るもん・・・ネットニュース何かあるかな」
そう言うとネットニュースを見るが
神司「有名人KさんBさんと結婚 知らねぇ誰だよ!
次 ??県で高齢による自動車事故 免許返せ!」
見ていくがコレと言って良いのが無い
神司「次! 痴漢で男逮捕 自分のケツでも触ってろ! 次! ??県で行方不明事件 家出じゃねえの!」
見ていくニュースに一言言いながら、散歩を続けるのであった
12時20分 浅田家
神司は散歩を終えると秘密基地に行かず、そのまま家に帰って来た
神司「ただいま」
神司母「おかえり」
神司「飯飯!」
神司母「冷蔵庫にある」
神司「ほいほーい! ・・・刺し身か」
神司母「そーよ!アンタは魚を食わんといけんのよ!」
神司「へいへい!」
神司は丼にご飯を入れその上に刺し身を置き、醤油を掛けて食べ始めた
神司「う〜ん そこそこ」
[続いてのニュースです 昨夜午後22時 利鎌県笠木市で釣りに行った父親が帰って来ないと110番通報が有りました 警察は現場を捜索しましたが未だ見つかっていません]
神司「うん?コレってさっきのネットニュースか?」
飯を食べているとテレビのニュースから流れた物が、さっき見たネットニュースと同じ物のようだ
神司母「海に落ちたんじゃないの?」
神司「家出だと思ってた」
神司母「はぁ!?何でいい歳した大人が家出するのよ」
神司「適当に思っただけだから」
神司母「そうなの」
母親と少し話ながら飯食べ終わると、神司は再び秘密基地に向かった
13時06分 秘密基地
神司「お~い!であれ?快斗だけ?」
快斗「3人は一旦家に帰ったよ」
神司「あ そう言う事 で?快斗は何してんの?」
快斗「水中用装備を改修中」
神司「改修早くね?」
快斗「いいアイデアできたから!」
神司「へ〜どんなの?」
快斗「今の装備に追加で大型スクリューを付ける」
神司「そうすると?」
快斗「今の倍かそれ以上の加速力を出す!」
神司「水中の高機動タイプってわけか」
快斗「そう!名付けるなら 水中用フルバーニアン!」
神司「フルバーニアンね〜 それ中の人の事考えてる?」
快斗「・・・・・・さてと」
神司「考えてないな」
快斗「いやカッコイイからね?」
神司「中の人の負担ヤバイだろ!こんなの!ロボットアニメでよくある吐血パターンだぞ!」
快斗「そうなんだ~ でもカッコイイからいいか!」
神司「よくねぇよ!」
真勇「戻ったぞ〜 て神司も来てたのか」
神司「あぁ」
真勇「んで 今から何すんの?」
神司「予定なし」
快斗「俺は改修!」
真勇「やる事ねぇからな〜」
神司「釣りでも行く?」
真勇「・・・・行くか」
神司「行きますか」
快斗「いってらっしゃい」
2人は前回と同じ秘密基地から少し離れた川の堰に向かった
13時34分 黄川の堰
神司「はぁ~ 暇だな」
真勇「そうだな」
神司「何か面白いことない?」
真勇「ねぇよ」
神司「そうか~」
真勇「・・・暇なら何か調べれば良いんじゃねぇか?」
神司「なにを?」
真勇「そうだな〜 例えば事件とか?」
神司「自由研究かよ!」
真勇「私はこんな事を調べました〜みたいな」
神司「事件ね〜 あ!」
真勇「お!何か調べる奴ができたのか?」
神司「いや 事件って言えば失踪事件があったな〜て」
真勇「あぁ!釣り行った奴が帰って来ないやつな 大方海に流されたんだろうな」
神司「親も言ってたなそれ」
真勇「そうだろ?釣りに行って消えるって100%落ちたに決まってるぜ」
神司はスマホを使い、事件の記事を見始めた
神司「ん〜 あれ?」
真勇「なんだ?」
神司「いやさ 釣りを始めた場所 そんなに高くねぇなって」
真勇「足場が?」
神司「あぁ!ほら!」
真勇「確かに高くねぇし コレなら海に落ちても自力で戻れるな」
神司「それにこの人趣味でやってるって事は ジャケットは着てるはず」
真勇「それで行方不明になるのは おかしいな」
神司「何か面白くなって来たな」
真勇「そうだな よっと!」
神司「真勇?」
真勇「釣りは辞めて その事件調べようぜ」
神司「まだ一匹も釣って無いぞ!」
真勇「一匹釣って間に かなり調べられるぜ」
神司「う〜ん わかったよう!戻ろ!」
2人は釣りを辞め事件を調べる為に、秘密基地に戻った
13時58分 秘密基地
真勇「快斗!パソコン使うぜ」
快斗「いいけど早いね どうしたの?」
神司「調べ事」
快斗「何を調べるの?」
真勇「ちょっとした事件さ」
快斗「事件?」
真勇「一緒に調べるか?」
快斗「う〜ん たまには息抜きしないとね 調べる!」
真勇「了解 パソコン頼む」
快斗「オッケー!んで?何の事件?」
神司「利鎌県の失踪事件」
快斗「オッケー!釣り人が消えた奴ね よし!出たよ!」
真勇「さぁてと どう調べるか」
快斗「何でこの事件を調べるの?」
神司「いやさ 少しは不可思議な点が見つかったから」
快斗「へ〜」
真勇「ふ~むどうやって消えたんだ?コイツは」
快斗「他の誰が連れ去ったとか?」
神司「ヤバイ所を見られて口封じでか!」
真勇「ヤバイ所が何になるかだな」
快斗「殺人だったら血痕が見つかるはず」
神司「取り引きにしては場所がおかしいし」
真勇「死体捨てる所なら捨てた死体が見つかるはず」
快斗「う〜んどれも違うそうだね」
真勇「ならコイツは違うな」
神司「他はあるかな?」
快斗「無いよ」
真勇「・・・・・」
3人が考えていると
直貴「祟りじゃ!」
神・快「わぁああ!?」
直貴「なぁ〜んてな」
神司「脅かすなよ直貴!」
真勇「祟りかよ」
直貴「なに調べてんの?う〜ん?失踪事件?」
真勇「釣り人が居なくなったやつ」
直貴「海に落ちたんじゃないの?」
神司「それが少しおかしいから調べてんの」
直貴「ほぇ~ 性が出ますな」
剛「戻ったぞ!!ん!?何してんだ?お前ら」
真勇「調べ事 ん?」
神司「どうした?真勇?」
真勇「コレ見ろ」
神司「う〜ん?どれ?」
直貴「どうした?」
剛「俺にも見せろ!」
快斗「見えないよ!」
真勇「コレだ!コレ!お前ら押すな!!」
真勇が見せてきたのは、利鎌県の隣の高次県で失踪事件があった書いた記事だった
神司「別の県で失踪事件? 何々 昨日の午後18時 高次県の田栗市でランニング中の男性が行方不明に と」
直貴「関係無いんじゃない?」
快斗「けど時間と場所も近いし 関係あるんじゃないのかな?」
剛「18時と22時か確かに近いが 場所は近いと言っても300km程あるぞ!流石に関係は無いぞ!」
快斗「そうかな」
神司「関係有りそうだけど」
真勇「俺もそう思うな」
剛「どうしてだ?距離が有るんだぞ!距離が!」
神司「2つとも海の近くだ」
剛「海?それがなにか関係あるのか?」
真勇「あんまり現実的じゃないが 仮説はこうだ 田栗市の事件を起こした奴は海を使って 移動し笠木市で事件を起こしたってわけさ」
剛「ボートを使ったのか!」
真勇「いや違うな」
剛「何!?」
真勇「ボート使って300km移動したら 気が狂いは」
剛「ならどうやってだよ!」
神司「海を泳いだんだよ」
剛・直「はぁ!?」
快斗「泳ぐんだけど余りにも速すぎるんだよね」
剛「いやいや!300km泳ぐの無理だろ!」
直貴「そうそう!運転でも疲れるのに泳ぐは流石に無理!」
真勇「お前ら人がやったと思ってんのか?」
直貴「え?違うの?」
真勇「多分違うなコレは」
剛「じゃあ!何がやったんだよ!サメか!」
真勇「サメは陸に上がれないだろ!」
剛「そうだなそれにランニングしていたがあったな」
直貴「そうなるとすれば」
神司「何か得体のしれない化け物が居るってわけ」
直貴「おい!」
神司「なに?」
直貴「現実だよな 今」
神司「アニメじゃない ホントのことさ」
真勇「そこは夢だろ」
剛「そうなるとすれば ヤバイじゃないか!」
真勇「まだ仮説だ!何かまだ起きるかも知れねぇからな」
快斗「そうだね!仮説だから!」
神司「そうだな」
直貴「ん? なぁああああ!?」
真勇「どうした?変な声出して?」
直貴「画面!画面!」
真勇「はぁ? あ!?」
快斗「え!?」
神司「・・・・」
剛「これは」
画面を見るとそこには新たに失踪事件が発生したと流れて来た。しかも場所を見ると
真勇「西城県かよ」
剛「西城県は利鎌県の隣だぞ!」
直貴「それって詰まり」
神司「ワンチャンこの仮説が合っているって事になるな」
直貴「えぇぇぇぇ!?」
快斗「現場は?」
真勇「お察しの通り海の近くだな」
直貴「なぁ!コレこっちに来てない?」
真勇「・・・・あり得るなそれ」
剛「何!?」
真勇「確かにこう見ると下って来てるな」
快斗「それって詰まり」
真勇「この街に確実に来るかもしれねぇて事」
少し不敵な笑み真勇は言った。遊び半分で調べ始めた事件 それは徐々に俺達の所に近づいて来ていた。
次回予告
神司「次回予告 失踪事件が移動して行き、街に来るかのせいがある事がわかった俺達は事態に備え準備を始めた」
快斗「準備している間にも事件は発生していく そして人々は1つの配信で知る事となった」
神司「次回 怪物退治編第二 偉大な 捕食者 見ない恐怖が海から来る」
NGシーン
直貴「ん? なぁああああ!?」
真勇「どうした?変な声出して?」
直貴「画面!画面!」
真勇「はぁ? あ!?」
快斗「え!?」
神司「・・・・」
剛「これは」
そこに映っていたのは監督の写真だった
[おい!!カット!!カット!!]
神司「クソ慌てて笑うw」
直貴「何この写真w」
真勇「邪魔だなw」
剛「ゴミ箱に捨てようぜw」
快斗「それ良いねw」