迷子は 祭りで有り
西暦2049年 8月22日(日) 秘密基地
13時20分
神司達は作業をしていた
神司「まだかな〜 まだかな〜」
真勇「・・・・・」
神司「ふん〜 ふん〜」
真勇「うるせぇぞ!」
神司「え~ だって楽しみだもん 祭り!」
真勇「はぁ~ 小学生かよ」
神司「今の俺は気にしないぞ!」
真勇「気にしろや!!」
神司は祭りに行くのが楽しみで仕方ないようだ
直貴「これで良いのか?」
快斗「オッケー 後はちゃんと作動するか確認だな」
剛「おぉ!できたのか!!」
快斗「取り敢えずね!! ほら!ヴァリオスの武器ができたよ!」
神司「え?武器ができたの?」
真勇「新武器か」
快斗「そう言うこと」
神司と真勇は作業を辞め、武器を見た
快斗「まずコレが 単発式ライフル!」
神司「おぉ!ロボットアニメのビームライフルみたいだな」
快斗「ちょっと寄せたから 弾はこの鉄玉で装弾数は12発 連射はできず一回一回トリガーを引かないといけない」
剛「詰まりフルオートは無いって事だな」
快斗「うん! 一様威力はパワードスーツの装甲を凹ませるほどだけど」
直貴「だけど?」
快斗「それはリミッターを掛けているからで 解除したらかなりの威力になる」
真勇「かなりってどれくらいだ?」
快斗「・・・・パワードスーツ余裕で貫通する程」
神司「威力やば」
快斗「まぁそう簡単にリミッターは解除できないようにしてるから!」
真勇「電気式か?」
快斗「あぁ! 簡単に言うとコイルガンみたいなもん」
剛「なる程な!でわ早速!」
快斗「コレは一号機と三号機ようだから」
剛「え!?俺のは!?」
快斗「剛のはコレ!」
剛「の・・・あ・・・」
そう言って快斗が見せたのはバズーカだった。それを見た剛は興奮の余り声が出なくなっていた
神司「興奮して声が出ないみたいだな」
真勇「だな・・・で!そのバズーカは何だ?」
快斗「コレは花火バズーカだよ!」
真勇「花火か」
快斗「そう!花火を弾にしたバズーカで 装弾数5発 威力もお墨付きだよ!」
直貴「へ〜 リロードできるの?」
快斗「勿論!後部に付いてる弾倉を入れ替えればOKだ!」
神司「何か殺気マシマシだな」
快斗「もちろん人に撃たないようにね!」
真勇「撃つかよ!!」
剛「はぁ!? コレが俺の武器か!」
直貴「あ 戻った!」
快斗「そうだよ!コレが二号機の武器だよ!」
剛「ふっふふふふふ コレがあれば怖いもの無しだ!!」
神司「何かバケモン様だなそれ」
快斗「Aiロボットにも使えるから!」
真勇「粉々になるなそれ」
快斗「取り敢えず今はこの2つの武器だけね! コレで戦力アップだな!」
神・剛・直「おぉ!!」
真勇「元気だな お前ら」
新武器の登場に喜ぶ4人それを真勇は羨ましそうに見ていた
15時46分
神司「そろそろ家に帰るかな〜」
剛「うん?祭りに行くんじゃないのか?」
神司「風呂入らんと親が怒るからな」
真勇「そうだったな」
快斗「それじゃ一時解散になるのかな」
直貴「何時に集合?」
真勇「6時で良いだろ?」
神司「了解!」
快斗「OK!それじゃ6時に橋集合で! 解散!」
そう言うと神司達はそれぞれの家に帰るのだった
16時01分
神司「はぁ~温かいなり〜」
神司は湯船に浸かり、くつろいで居た
神司「はぁ~ うん?」
ぷ〜〜〜〜〜
神司「小バエか! なら!」
小バエが飛んで居るのを見つけたので、湯船から出て神司は右手にボディーソープを着け、水に少し当ててシャボン玉を作ると
神司「くらぇ!!」
シュッ ピト
神司「よし!」
壁に止まった小バエに向かって、シャボン玉を当てた
神司「トドメだ!!」
キュルキュル シュウウウウ バチャバチャバチャ
キュルキュル
神司「よし!跡形も無く吹き飛んだか」
ホースが繋がった蛇口から水を行き勢いよく出し、小バエが着いたシャボン玉に当て吹き飛ばした
神司「そろそろ出ますかな」
湯船から出たのでそのまま上がることにした
17時20分
神司「・・・・・・」
スマホで動画を見て時間を潰すが
神司「まだか・・・・まだか」
早く祭りに行きたくてそわそわして居る
神司「・・・・クロスボーン読むか」
神司は動画を見るのを辞め、漫画を見始め時間を潰した
17時50分
神司「よし!そろそろ時間だな!!行くぞ!!」
やっと集合時間10分前になったので、神司は家を出た
集合場所である橋に着くと、既に真勇と剛が居た
真勇「よぉ」
神司「来ました!来ました!」
剛「後は直樹と快斗か」
神司「早く来ないかアイツら!」
真勇「焦るなよ 祭りは逃げやしねぇよ」
神司「分かったよ」
剛「そんなに楽しみなのか?」
神司「そりゃ楽しみだろ!夏祭りはテンションが上がるんだよ!」
剛「そうか」
そんな話をしていたら
直貴「来たぞ!」
快斗「お待たせ」
真勇「よし 行くか!」
神司「おし!!」
直貴と快斗も揃ったので祭りに向かった。モノレールを使い、北離駅から有倉駅一つ前の新和道り(しんわどうり)駅で降りる事で祭りの近くで降りれる
[次は新和道り 新和道りです 北離乃祇園大祭りのお越しのお客様は次の新和道りでお降りください]
神司「お!いつもと違い祭りの事を伝えてるし、モニターも祭りの映像になってるな!」
真勇「そうだな」
直貴「浴衣の女 良いな」
剛「おい!見過ぎると言われるぞ」
直貴「俺は気にしないぞ」
快斗「巻き込まれたら迷惑だよ」
話をしていたらモノレールは新和道り駅に着いたので
神司達は降り、祭りの所まで歩いた。
18時32分
神司「おぉ!見える見える!屋台が見えるな!」
真勇「はしゃぐな! たく」
剛「楽しそうだなアイツ まぁ!楽しむか!」
直貴「俺も楽しむぞ!」
快斗「楽しまなきゃ損かな」
橋の向こうで屋台が並んで居るのが見えて、更にテンションが上がる神司 それにつられて剛・直貴・快斗も上がっていった
橋を渡ると大勢の人がおり、人の波ができている。見ると屋台で買った料理を食べたり、くじで当たった景品を持ったりと色々していた
神司「さぁ!まず何から行く?」
真勇「お前ら決めろ」
神司「え~」
真勇「俺は特に無いんだよ!」
神司「んじゃ どこ行く?」
直貴「俺 焼きそば」
剛「俺は射的!」
快斗「取り敢えず ポテト!」
神司「俺はじゃがバター!」
真勇「まとめろよ」
神司「・・・・歩いて見つけた順に行くか」
剛・直貴・快斗「そうだな」
神司「それじゃ!出発!」
神司達は屋台巡りを始めたが、歩き始めて直ぐに焼きそば屋を見つけた
直貴「戻ったぞ!!」
神司「直ぐそこにあるとは」
剛「射的はどの辺にあるんだ?」
快斗「有倉城の近くじゃないかな?」
直貴「皆買ってから食うの?」
真勇「好きに食えよ」
直貴「歩きながらじゃ食えないだろ!」
真勇「んならどっか座る所見つけねぇとな」
神司「・・・取り敢えず出発!・・・あれ?快斗は?」
直貴「あれ?居ないな?」
剛「快斗ならあそこのポテトを買ってるぞ」
神司「いつの間に!」
真勇「これで後は射的とじゃがバターだな」
しばらくして快斗が戻り、再び歩き始めた。そして
神司「見つけたぞ!!じゃがバターだ! 突撃!!」
真勇「行ってら」
剛「後は射的だな!」
直貴「そうだね~」
快斗「ポテト美味しい」
じゃがバター屋を見つけ猛ダッシュで買いに行く神司、そして買って戻って来た
神司「熱々のじゃがバターだ!」
直貴「おぉ!美味そうじゃん」
真勇「そうだな」
快斗「ガーリックチップ入ってるんだ」
剛「俺も腹が減ったぞ」
神司「射的の前に飯を食べ」
剛「そうだな」
射的を後回しにし、先に食べ物の屋台を周って腹ごしらえにした。買い終わると空いてる飲食スペースで食べ始めた
19時15分
一同「いただきます!」
神司「うん!やはりじゃがバターは美味し過ぎるぜ!そしてフランクフルトも 美味しい!」
直貴「この焼きそばいけるな!」
快斗「イカ飯中々だね!」
剛「そうだな!箸巻きもいけるぞ!」
真勇「この焼き鳥塩加減が良いぐらいだな」
神司達は屋台で買った料理をある程度食べ終わると
神司「食い終ったら射的に行くんだよな」
真勇「そうだな」
直貴「その後どうする?」
剛「俺は射的だけでいいぞ」
快斗「特に無いかな」
真勇「そんじゃ帰るにするか」
神司「え~ 花火見ようぜ!」
真勇「花火か 9時からだっけ?」
快斗「そうだね 9時からだね」
真勇「後 約1時半あるな」
直貴「適当に時間潰せば良いだろ!」
剛「歩き捲くるのか?」
直貴「え~と そんな感じかな?」
真勇「取り敢えず 射的終わってから考えるか」
神司「わかった!」
食べ終わると神司達はゴミを片付け近くに置いてあったゴミ箱に捨てに行くのだが
神司「ちょ!おま!」
真勇「クソが!」
剛「ぬわぁあ!?」
直貴「オーマイガー!」
快斗「流される!!」
どうやら少し離れたステージの所で有名人が来たようで、それを見ようと一斉に動き始め人混みができ、神司達を呑み込んだ
神司「よっと!よいしょと!ほぉ!ふぅ~抜けたぜ」
人混みの中を起用にすり抜けて行き、神司は脱出した
神司「小さい身体ってこう言う時には役立つな」
158cmの身長なので少しの隙間を抜けて行った様だ。
一方剛・直貴・快斗は
剛「ぬっわと!抜けたか」
直貴「そうだね~ 疲れたぜ」
快斗「死ぬかと思った」
剛「ん!神司と真勇が居ないぞ!探すか!」
直貴「大丈夫でしょ 射的に行くってなってるから 射的の所に行けば来るでしょ」
快斗「そうだけど 一様メッセージ送っとくね」
剛「よし それじゃ射的に行くか!」
メッセージを送ると3人は射的屋に向かった
真勇の方は
真勇「だりぃな 公園の近くまで来たか」
人混みにかなり流されたのか屋台などがある所の道路反対側の公園の近くまで流されていた
真勇「アイツらの事だから 多分射的の所に行くな」
真勇は直ぐに判断したら
ブーブー
真勇「うん?・・・やっぱりな」
快斗が送ったメッセージが来たので、向かおうとしたが
真勇「まぁ 焦らずコッチの方も見てから行くか」
公園の方まで来たんだから、公園にある屋台を見てから行く事にした
神司「射的の所かよし!」
快斗からのメッセージが来たので、神司は向かおうとしたら
神司「うん?あ!」
?「あれ?」
神司は知っている人物と遭遇した
神司「真理か?」
真理「そうだけど」
真理であった。よく見ると紫色の浴衣を着ており、雰囲気も少し違って見えた
真理「アンタ1人なの?」
神司「いや他にいるけど・・・今は1人」
真理「・・・迷子?」
神司「ちげぇよ!この歳で迷子になるかよ!」
真理「だって 今他の奴居ないじゃん」
神司「それは 人混みに流されて バラバラに」
真理「あぁ さっきの人混みね それで逸れたのね」
神司「逸れたは辞めろ! それよりそっちは1人なのか?この前の〜確か〜そう!千依ちゃんだっけ?あの子は?」
真理「覚えていたんだ 千依ちゃんは親と居るわよ 私は単独行動してるの」
神司「・・・・迷子か?」
真理「違う!アンタとは違うんだから!」
神司「そうですかよ」
真理「そうよ」
神司が真理と話している時、真勇は
真勇「何か良いのあるかな〜と うん?ステーキ串? 行ってみるか」
ステーキ串が気になり見ていた
真勇「なる程な焼き鳥のようにしているのか 買ってみるか」
焼き鳥のようにステーキ肉を串に刺して炭で、焼く料理だったらしく真勇は買う事にした
真勇「すいません このステーキ串2本下さい」
?「すいません このステーキ串2本下さい」
真勇「ん?」
?「は?」
買おうとしたらどうやら他の人とタイミングが被ってしまった
真勇「はぁ~ 済まない・・な」
?「コッチも済まな・・・お前!」
真勇は一様謝るのだが相手を見て少し驚き、相手も同じだった
真勇「・・・総司か」
総司「確か・・・・そう!真勇だったかな?まさかこんな所で再開するとわね」
そう前に神司と2人で居た時に会い、攻撃してきた総司であった
真勇「お前は相変わらずスーツなんだな」
総司「まぁ!俺の取り柄見たいなもんだからな」
前回会った時と同じくスーツを着ていた
総司「それより あのチビは居ないのか?」
真勇「神司の事か?今は居ない 用があるならかかってこいよ」
総司「闘争心剥き出しだね〜 まるでアイツ見たいだ」
真勇「アイツ?」
総司「あぁ コッチの話よ」
真勇「お前が攻撃してきたからには 敵対しないといけけねぇよな?」
総司「なる程な あん時の事を恨んでるってことか!」
真勇「そう言う事だ」
総司「根に持つね〜」
真勇「誰だって持つぜ アレは」
総司「はぁ~ 今戦う気無いからさ え~と」
真勇「うん?」
総司「ほらよ!コレでこの前のチャラでな?」
そう言って総司は真勇に5万円を渡してきた
真勇「コレでチャラにしろって事か?」
総司「そう言う事だ あ!半分アイツにやれよ!
それで良いだろ?」
真勇「・・・・」
総司「何だよ それで足りねぇのか?」
真勇「あぁ 後お前の顔面に一発入れたらチャラにしてやるよ」
総司「はぁ~ それで引けよ 今日は戦う気無いって! 祭りだから!」
真勇「戦うじゃねぇよ 殴るだけだぞ」
総司「はぁ!? 同じだろ!」
真勇「お前が一発殴られて終わり 戦うなんて無いだろ?」
総司「そうだけどさ?嫌じゃん 祭りで殴られるなんて」
真勇「殴られる事をしたのはお前だろ!」
総司「じゃあさ!今度!今度殴って良いからさ!今日はそれで見逃すで」
真勇「今度っていつだ?」
総司「え~と 来週!来週の水曜でどうだ?」
真勇「却下だな」
総司「何でだよ!良いだろ来週でも」
真勇「お前の性格上 来ない」
総司「そんなわけ無いだろ?」
真勇「俺達と会った時も逃げてたよな?」
総司「アレはその〜」
真勇「やっぱ今日殴るは」
総司「だから待てって!」
そんな話をしていたら
店員「あの~」
真・総「なんだ!!!」
店員「他のお客様の迷惑になるので他所でして下さい」
真・総「うん?」
店員の言葉で2人は辺りを見ると、祭りに来ていた人達がコチラを見ていた
真勇「・・・・・」
総司「・・・・・」
真勇「・・・・やめるか」
総司「・・・・俺帰るわ」
真勇「な!?待ちやがれ!」
総司「じゃあな!それで打ってくれよ」
そう言うと総司は人混みの中に消えていった
真勇「くそ!あの野郎!今度会ったらぶん殴るわ!」
そう言うと真勇もその場を去って行った
19時40分
神司「リンゴ飴美味かったの?」
真理「美味しいかったよ」
神司と真理はまだ一緒に居た。お互い分かれる時の言葉を何故か言えずに居た
神司(なんだろ この先に分かれる言葉を言ったら負けの展開は)
真理(黙ってどうするの私 言えばいいじゃん じゃあねって けど先に言ったら負けのような)
お互い考えるのは同じだった
神司「あのさ」
真理「なに?」
神司「え~と」
真理「なによ?」
神司
真理(何してんのコイツ! コレ見られたら変な事言われそう 特に千依ちゃん!)
そんな時だった
?「うぇぇぇん おかあぁぁさん」
真理「え?」
神司「うん?」
近くで小さい女の子が泣いていた
真理「・・・大丈夫?どうしたの?」
女の子「お母さんとはぐれちゃった ひぃ ひぃ」
真理「そうなの・・・わかった!お姉ちゃんが一緒に探してあげる」
女の子「ひぃ ほんと?」
真理「うん!お姉ちゃんと約束!」
神司「・・・・・」
真理「取り敢えず!本部に行こうか!」
女の子「本部?」
真理「本部にお母さんが探しに来ているかもしれないからね!」
女の子「うん!」
真理「さぁ!行こうか!」
真理は手を繋ぎ女の子と一緒に本部に向かっていたが
真理「・・・神司・・・」
真理は歩くのを辞め、神司を呼び振り返るが、神司の姿は無かった
真理「・・・アイツ」
真理(面倒事かと思って逃げたのかアイツ!)
女の子「お姉ちゃん?」
真理「あ!ごめんね!行こうか!」
女の子「うん!」
再び歩き本部に着いた
19時56分 北離乃祇園大祭り本部
役員「まだ来てないですね 今から放送するので直ぐ分かると思います」
真理「お願いします」
女の子「お母さん・・」
真理「大丈夫!直ぐに来るよ!」
女の子「うん・・・」
真理「・・・お母さん来るまでお姉ちゃんが一緒に居るから安心して!」
女の子「うん・・ありがとうお姉ちゃん」
迷子放送が流れ2人は椅子に座り、女の子の母親が来るまで待って居た
女の子「・・・・お母さん」
真理「大丈夫だよ!心配しないで!」
女の子「・・・・・」
真理「・・・・・・」
真理(怖いのかな そうだよね 1人だと寂しいから 私はこの子に何かできないかな?)
真理がそう思ったその時
神司「ほれ!」
真理「え?神司!?」
神司「ん!」
真理「え?あ・・ありがとう」
神司「ほら!良いものだぞ!」
女の子「コレなに?」
神司「なぬ!ラムネを知らないのか!」
女の子「ラムネ?」
真理「サイダー見たいな物だよ」
神司「うんうん」
女の子「サイダー! ありがと! ん?あれ?出ないよ」
神司「ほっほっほ ここにビー玉があるからな」
女の子「これじゃあ 飲めないよ」
神司「そこでコレを使うんじゃ」
女の子「う〜ん?どうやって?」
神司「よし俺が抑えておこう いいかここのビー玉の所に付けてから押すんだ」
女の子「こう?う〜ん! う〜ん!」
神司「もう少しだジョー!!」
女の子「う〜ん! えーい!」
ポン
女の子「あ! できた!」
神司「よくやったぞ さぁ!早く飲むんだ!」
女の子「ありがと!」
真理「・・・・」
神司が協力し女の子はラムネのビー玉を除ける事ができ、ラムネを飲み始めた。その横で真理は
真理(逃げたんじゃ無くて ラムネを買って元気を出させようとしてたんだ)
女の子「う〜ん 少し飲みにくい」
神司「ビー玉があるからね まあ!その飲みにくいのが良いんだけどね」
女の子「そうなの?」
神司「そうなの! あれ?真理は飲まねぇのか?」
真理「え?飲むわよ!」
ボン
神司「え!?」
真理「え?なに?」
神司「嫌お前 今指でやったよな?」
真理「そうだけど・・あ」
本来ラムネのビー玉は買った時に付いてある道具で開けるが、真理は指で簡単に開けた
女の子「お姉ちゃん凄い力だね!」
真理「そうかな? 大きくなったらコレくらいできるよ!」
女の子「え!そうなの!お兄さん!」
神司「え~と その」
チラ
真理「・・・・・・」
ニコッ
神司「そうだよ!できるようになるよ!ハハハ」
神司はできないのでどうするか悩み真理の方を見るが、どう見てもそう言えと言う顔をして威圧してたので、神司は従って答えた
しばらくして母親が来て2人は再開した
母親「良かった良かった」
女の子「お母さん!」
真理「・・・・・」
神司「任務完了だな」
真理「そうね」
母親「あの~」
真理「あ!何ですか?」
母親「本当にありがとうございます!うちの子を見てくださって 更に飲み物まで」
真理「あ!いいえ大丈夫ですよ!それに飲み物は私じゃなくてかれ」
神司「いいえ彼女が渡したんですよ」
真理「え!?」
母親「まぁ〜本当にありがとうございます! 貴方のような綺麗な人は心も綺麗なんて!」
真理「私はそんなんじゃ」
母親「どうかコレを受け取って下さい!」
真理「いいですよ!困ったら助けるのが当たり前なんですから」
母親「しかし」
真理「お気持ちだけで十分ですから それに楽しい事をくれたんですから」
母親「そうですか 分かりました 本当にありがとうございました ほらアンタも」
女の子「お姉ちゃんありがとう!お兄さんもありがとう!」
真理「うん!コチラこそありがとう!」
神司「おう!」
母親「それでは失礼します」
女の子「バイバイ!」
真理「じゃあね!」
親子は手を繋ぎ真理に手を振りながら消えて行った
真理「・・・・・・」
神司「そんじゃ 俺も行くわ!」
真理「待って!」
神司「なに?」
真理「何で嘘ついたの?」
神司「何が?」
真理「私がラムネを渡した事」
神司「あれ?違うっけ?」
真理「アンタが渡したんでしょ」
神司「さぁな!渡したってけ?」
真理「・・・・・はい!」
神司「なにこれ?」
真理「ラムネ代!あの子の分も!」
神司「・・・要らねよ!」
真理「はぁ!?何でよ!」
神司「う〜んそうだな お前が頑張ってあの子の事を助けたからだよ ラムネはその報酬で!」
真理「・・・けど!」
神司「良いんだよ!俺があげたかったからさ!ご褒美!」
真理「・・・・・」
神司「そんじゃな!真勇達持たせてるから!」
真理「ありがとう神司」
そう言うと神司は射的屋に向かって行った。そして真理は聞こえない声で言うのであった
20時57分
剛「どうだ!見たか!ガッハハ!」
直貴「やるね〜ほんと」
快斗「射撃の腕が凄い」
真勇「店主は脱帽だな」
射的屋から少し離れた場所で、4人は話しており、見ると射的景品を大量にゲットしていた
真勇「たぁく 神司の奴何してんだよ!」
直貴「マジの迷子か?」
剛「なぬ!?それなら本部に!!」
快斗「それは辞めておいた方が」
その時
神司「お~い」
真勇「やっと来やがったぜ」
神司「すまんすまん」
快斗「何かあったの?」
神司「え?あー 迷子を本部に送ってた」
剛「そうなのか!」
神司「そうだよ!」
真勇「何か怪しいけどな?」
神司「本当だって!」
ピゥウウウウ ドォォォン
神司「おぉ!?花火上がったか!」
真勇「丁度良かったな」
剛「綺麗だな!」
直貴「玉屋〜」
快斗「綺麗〜」
神司「夏だね〜」
合流した時に21時になり花火が上がり始め、神司達は見惚れるのであった。
次回予告
神司「次回予告 夏も終わりに近づき 俺達もダラケて居たがとあるニュースを見て事態は変わる」
剛「他県で謎の失踪事件が多発!しかもそれは移動しており、進路場には俺達の街も入って居た」
神司「徐々に近づいてくる事件 それは何なのか?」
剛「そしてそれは海から来た怪物だった」
神司「次回 怪物退治編第一 制御は 不能である 怖いなそれ!」
NGシーン
神司「そうなの! あれ?真理は飲まねぇのか?」
真理「え?飲むわよ!」
ボン パリィーン
神司「え!?」
真理「へ? 割れた」
神司「嘘でしょ!」
[カット!!]
真理「最悪 濡れた!タオル!」
女の子「お姉ちゃん凄い」
神司「ほんとだな」