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ヴァリオスレイ  作者: オンドゥルカムイSR
19/50

訓練は 旅から

西暦2049年 8月13日(金)  浅田家


5時


神司は自分の部屋で寝ていた


神司「zzzzzzzz」


?「起・・・起きろ!」


神司「zzzzん?」


神司母「さっさと起きんか!」


神司「え?今何時なの?」


神司母「5時よ!」


神司「早すぎだろ!」


神司母「いいから!早く飯を食べなさい!いいね!」


そう言うと神司の母は部屋を出た


神司「・・・・・」


ボリボリ


神司「寝るか お休」


神司母「はよしろ」


神司「はい!」


頭を掻き二度寝しようとしたら母に阻止された。神司は朝飯を食べながら母に聞いた


神司「何だよ!まだ5時なのに起こして!何かあんの?」


神司母「そうよあるのよ!」


神司「あ!お盆だから帰省する・・ってまだ早すぎだろ!! 車で1時間だろ!」


神司母「そうね」


神司「親父まだ寝てるじゃねぇか!」


神司母「アンタに用があるのよ」


神司「俺?」


神司母「飯食べたら 用意して快斗家に行け!」


神司「快斗家?分かったよ」


飯食べ終えて用意し神司は快斗家に向かった。


5時34分


快斗家に着くと剛と真勇が居た


神司「おはようさん」


真勇「あぁ」


剛「おう」


神司「何でこんな朝っぱらから集合何だ?」


真勇「さぁな」


剛「俺も聞かされてないぞ!」


神司「何か嫌な予感するな」


真勇「俺もだ」


剛「嫌な予感とは何だ?」


直貴「お前達は留守番だ」


剛「ぬわぁぁあ!?」


神司「おはよう直貴」


直貴「おはようさん 剛ビビり過ぎだろw」


剛「背後から急に言われるとビビりるだろ!」


真勇「そうだな」


直貴「んで 何の集まりなの?」


神司「全員わかんねぇ」


直貴「そうか」


ガラガラガラガラ


快斗「おはよう」


真勇「来たか」


直貴「おはようさん」


剛「おう!」


神司「これで全員集合になったが 何すんだ?」


話していたら


?「コッチに来い!!ガキ共!!」


神司「あ!」


真勇「ちぇ」


直貴「終わったな」


快斗「はぁ~」


剛「ハイ!」


裏の方から呼ばれたので神司達が向かうとそこには、5台のマウンテンバイクとかなりいかつい男が居た


?「遅い!!行動は速くするのだ!!分かったか!!」


一同「イエッサー!!」


?「声が小さいぞ!!もう一度!!」


一同「イェッサー!!!!」


?「よぉ~し!いいぞ!」


剛「親父!質問!」


?「何だ!」


剛「今から何するですか!」


そうこの男は剛の父親であり、普段は軍人として働いている


剛父「いい質問だ!! 今からお前らにはコイツで畑川まで行ってもらう」


一同「え?・・・・えぇぇぇぇ!?」


剛父「黙れぇぇぇ!!」


一同「・・・・」


剛父「よろし!お前達は少しダラケていると聞いたぞ!!」


神司「まじか」


真勇「ダラケて無いと思うがな」


直貴「そうだね」


剛父「私語をするなぁ!!」


一同「はい!!」


剛父「おほん!そのダラケた根性を叩き治すために コイツで行くんだ!! 分かったか!!」


剛「はい!!」


神・真・直・快「・・・・はい」


剛父「小さい!!返事ィィ!!」


一同「はい!!!!!」


剛父「よぉ~し!!でわ直ぐに出発!!」


一同「了解!!」


ビシィ


神司「よっとほんじゃ行きますか」


タッ キィキィキィキィ


剛父「待たんかボケぇ!!」


ブゥン


ガン


神司「あがぁぁぁ!?」


ガシャャャン バタ 


剛父「ヘルメットを渡してないだろ!!このバカ!!」


神司「そうですかよ」


ヘルメットを貰った神司達はマウンテンバイクに乗り出発した


5時58分


神司達はマウンテンバイク気分良く走っていた


シュゥゥン


神司「イャッホォォォ!!」


真勇「たまには自転車も良いな」


快斗「そうだね」


剛「おぉ!中々速いぞ!」


直貴「ブゥゥゥン カチィ ブゥゥゥン カチィ」


真勇「バイクのマネしてんじゃねぇよ」


直貴「面白いから良いだろ?」


神司「というか 畑川までどれだけかかんの?」


快斗「え~と 約2時半くらいかな」


直貴「マジかよ!」


真勇「途中休憩とか入れるともう少しかかるな」


剛「ノンストップじゃ!!」


神・真・直・快「それは無理!!」


しばらく走っり、高速道路入り口付近で信号待ちになった


神司「左行けば高速乗れるぞ!」


真勇「チャリで行けるわけ無いだろ!!」


神司「冗談言っただけだよ!!」


直貴「バイクのマネしながらなら行けるだろ!!」


快斗「いや流石に料金所でバレるよ」


剛「高速乗ってどこ行くんだ?」


神司「さぁな 信岡(しんおか)まで行ってみるとか?」


真勇「100kmあるぞ だるいわ」


直貴「車の免許取ってからだね」


神司「後1年半あるぜ 長いな〜」


剛「あっという間だろ!」


快斗「そうだね もう夏も半分差し掛かったもんね」


直貴「やめろ!そんなの聞きたく無い!」


神司「まぁ話はその辺にして トイレ休憩とかする?」


真勇「俺は問題無い」


剛「俺もだ!」


直貴「大丈夫!」


快斗「問題無いよ」


神司「そんじゃ休憩はまだ先だな」


青になり再びマウンテンバイクを漕ぎ始めた


6時26分


神司達は道中に合ったコンビニで休憩をしていた


神司「・・・・・」


真勇「どうした?平口台(ひらぐちだい)の方見て」


神司「行くか!」


真勇「いかねぇよ!!」


神司「いかないですか」


真勇「行ってどうするんだよ」


神司「そりゃ ユーロービート聴きながら下る!!」


真勇「曲を聴きながら 自転車乗んな!」


神司「はい」


直貴「買い物済んだぞ!」


真勇「ほんじゃ 行きますか あれ?剛は?」


快斗「剛ならまだトイレ」


直貴「あのさ・・・置いていくか」


神・真・快「よし」


タッ キィキィキィキィ


そして


剛「済まんな!トイレ長くなった・・ぞ?」


剛が戻った時には4人の姿は影も形も無かった


剛「・・・・あの野郎ォ共ォォォ!!」


タッ ギィギィギィギィギィギィ


剛は直ぐに置いて行かれたと判断し、もうスピードで4人を追いかけた


6時43分


4人はもうすぐトンネルに入ろうとしていた


神司「あの道行ったら自然の家だっけ?」


真勇「あぁ!小学校の時に行ったとこだな」


直貴「懐かしいな」


快斗「3人とも剛のこと忘れてるよ!」


神司「大丈夫だろ アイツの事だから今もうスピードで俺達を追いかけて来てるから」


真勇「詰まり捕まったら THE ENDだな」


直貴「ボコられるね〜」


快斗「ノリで言っちゃたよ俺!!」


神司「全員自業自得だな」


真勇「あぁ!」


直貴「そうだな!」


快斗「やっちゃったな〜」


そしてトンネルに入った


神司「トンネル来たぞ!」


真勇「やっと半分くらいだな」


直貴「暗いなぁ〜」


快斗「足が棒になる〜」


神司「トンネル抜けたらどっちから行くんだ?」


真勇「真っ直ぐだろ!その方が速い!」


ブゥゥゥン


神司「あぁ?何だって?聞こえね?」


真勇「真っ直ぐだ!」


神司「真っ直ぐ?」


ブゥゥゥン


真勇「はぁ!?何だって!?」


ブゥゥゥン


神司「え!?何!?」


真勇「真っ直ぐ」


ブゥゥゥン


真勇「だ!」


ブゥゥゥン


神司「わかんねぇからトンネル出てから聞く!」


ブゥゥゥン


真勇「殴るぞテメェ!!」


トンネル内で会話しようとしたが、車の音で遮られて会話ができなかった。


神司「出口だぞ!!」


ようやくトンネルを抜けた4人


神司「んで どっち?」


真勇「はぁ~ 真っ直ぐだ!」


神司「了解!! 車の音で全然聞こえね!」


真勇「後で殴るか」


直貴「おぉ!明るいな」


快斗「そうだね! それより剛は追い付かないね」


真勇「多分 今トンネル内だろうな」


快斗「え!?もう!?」


神司「剛ならあり得るな」


真勇が言った通り剛は、現在トンネルを駆け抜けていた


剛「ぬわぁああああ!! 先にアイツららしき者が見えたぞ!!待たんかぁあああ!!」


剛は更にスピードを上げていった


7時04分


道の駅香夏(かなつ)付近4人はかなりのスピードで漕いでいた


神司「うぉおおお ふぅ~ うぉおおお ふぅ~」


真勇「途中途中で休憩するな!」


直貴「急げぇ!!」


快斗「もう限界」


その理由は


剛「待てぇぇ!!お前らぁぁ!!」


剛が追い付いたからである


神司「捕まったら終わりだぞ!!」


直貴「だな!」


快斗「無理」


真勇「キツイの来るぞ」


神・直・快「あ」


先の道を見るとかなりの坂道になっている


快斗「もう駄目 終わったよ」


直貴「快斗!」


神司「諦めるかぁ!!」


真勇「うわぁ!?神司すげぇシワ顔」


4人は坂道に挑んだが


剛「俺を置いていくなぁ!!いいか!!」


神・真・直・快「あい」


途中で力尽きて剛に捕まった


剛「よし行くぞ!」


神司「へいへい」


真勇「しんどかったな あそこ」


直貴「流石に疲れる」


快斗「はぁはぁはぁ」


直貴「大丈夫か?」


快斗「無理です」


神司「後少しだ!頑張ろう!」


タッ キィキィキィキィキィ


神司達はペダルを漕ぎ始めた


7時27分


ようやく畑川市に入り実家まで、漕いでいると


神司「・・・・ん?」


真勇「どうした?」


神司「いやあそこ」


真勇「うん?あぁ祭りか」


神司「今年祭り行って無いような」


真勇「確かにな」


直貴「この前の騒動で大半の祭り中止になったもんね」


剛「夏の醍醐味が」


神司「あ~ フランクフルトにじゃがバター 食べてぇよ」


真勇「仕方ないな」


快斗「あれ?有倉の祭りって延期になっただけじゃ なかったけ?」


神司「え!?マジ!?」


快斗「確か 21・22になったはずだよ」


神司「明日では無いんだ」


真勇「お盆だから忙しいだろ」


直貴「なら行くっきゃないな」


剛「俺は行くぞ!」


神司「楽しみだぜ!」


楽しみ事が増え、喜びながら神司達は向かったが


ピーンポーン  ピーンポーン


シーン


神司「あれ?居ないのかな?」


直貴「まさか今日じゃなかったのか!」


剛「何!!」


快斗「そんなはずは無いよ! だって今日て言われたし!」


真勇「・・・・ん?おい!集合場所ってここじゃ無くてアソコじゃねぇか?」


神司「アソコって?」


真勇「そりゃ お墓の所」


神・剛・直・快「あ!」


神司達は急いで漕いでお墓の場所に向かった。着くと見覚えある車達が停まっていた


神司「ありゃ!もう着いてみたいだな」


直貴「コッチが正解だな」


剛「くっ!先に着けなかったか!」


真勇「競ってねぇだろ!」


快斗「ようやく終わりか」


そう言ってたら


剛父「よぉ~し!来たか!」


一同「ハイ!!」


剛父「うむ!ご苦労だった!! さぁ掃除を手伝え!!」


一同「了解!!」


剛父が来て掃除道具を渡され、掃除を始めた


直貴「自転車の次は掃除ですか!」


快斗「怒られるよ!」


剛「そうだ!無駄口しないでやるぞ!」


直貴「はいよ!」


3人が掃除をしている横で


神司「・・・・・」


真勇「何見てんだ?」


神司「景色」


真勇「景色?」


神司「こう言う田舎風景も良いもんだなって」


真勇「確かにな」


神司「妙に落ち着くぜ」


真勇「そうだな」


2人は田舎の景色を見ながら掃除をして居た。田舎の景色が心を安らいでいるようだ。掃除が終わると


美花「アンタら!!ちゃんとお参りしなさい!!」


一同「はい!!」


ばっちゃんから言われたのでお参りをする神司達


真勇「んじゃ お参りだな」


神司「だな」


剛「ご先祖様」


快斗「よいしょ」


直貴「う〜ん」


神司「合掌」


サァ


直貴「礼拝」


神・真・剛・快「ぶw」


直貴「お直り下さい」


シュッ


神司「誰が葬式始めてんだよw」


真勇「バチ当たるぞ」


直貴「え!?すみません!」


剛「殴られるな」


快斗「ゲンコツかな?」


神司「だな!」


ご先祖の前でそんな話をした後、祖家に行きしばらく遊んでいた。


15時23分


美花「それじゃそろそろ帰るかね」


田祖母「あら?もう帰るの?」


美花「そうよ!家のことがあるからね!」


田祖父「そうかい ボウズ共もまた今度な!」


一同「はい!」


田祖父「今度狩猟に連れていくからな!」


剛「それは面白いです!」


直貴「銃が気になるだけでしょ」


剛「何だと!?」


真勇「俺も少し気になるな」


神司「どんなんか見たこと無いからな」


快斗「俺は辞めとくよ」


田祖父「駄目じゃ!強制連行な!」


快斗「え~」


そんな話をして神司達は帰ろうとするが


剛父「それじゃ!!お前ら頑張れよ!!」


ブゥゥゥン


一同「・・・・・あ」


そう神司達はマウンテンバイクで来たので、車に乗れずまた漕いで帰らないと行けないのだ


神司「ちきぃしょ!!」


直貴「また漕ぐのかよ」


真勇「だりぃ〜」


快斗「明日は筋肉痛」


剛「シャキッとせんか!!」


神司「クソぉ!!呪ってやるぞぉ!!」


そう言いながらマウンテンバイクを漕ぎ、家に帰るのであった。

次回予告

神司「次回予告  俺達は有倉で開催された祭りである 北離乃市祇園大祭り(きりのぎおんだいまつり)に向かった」


快斗「うっ う〜」


神司「え~と 色々な屋台が並び盛り上がる祭りだがトラブルは付き物」


快斗「う〜」


神司「剛・直貴・快斗の3人は屋台巡りに夢中になり消え、真勇は他の人とトラブルになったり、そして俺は置いていかれて迷子に」


快斗「うん」


神司「全員集合できるのか?」


快斗「できるはず・・・う〜」


神司「次回    迷子は 祭りで有り」


快斗「・・・・」


神司「今回疲れたもんな」
















NGシーン

神司「ちきぃしょ!!」


直貴「また漕ぐのかよ」


真勇「だりぃ〜」


快斗「明日は筋肉痛」


剛「シャキッとせんか!!」


神司「クソぉ!!呪ってやるぞぉ!! あ!」


ガシャン


神司「いでぇ!」


[カット!!]


神司「待ってくれよ!!置いていくなよ!」


真勇「弱い物は切り離して行く」


神司「ひど!!」

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