助ける事は 強さである
西暦2049年 8月2日(月) 秘密基地の外
10時35分
神司は直貴から教えて貰ったトレーニングをやっていた
神司「よいしょと ふぅ~」
真勇「お疲れさん ほい」
神司「サンキュー ゴクッゴクッ ぷはぁ〜 うんまい」
真勇「んで どうだ?トレーニングの成果は出たか?」
神司「まだまだかな 強くなった感じがしない」
真勇「そうか まぁそうだろうな」
神司「しばらく休憩して 再度トレーニング開始と」
真勇「ぶっ倒れ無いよう 水分補給しろよ」
神司「あぁ!!」
神司は秘密基地に入るとある物を見た
神司「一号機」
そこには前回の戦いで傷付いたはずの一号機が、傷一つ無く置かれていた。
快斗「トレーニングは終わったの?」
神司「まださ 今は休憩中 それよりも一号機直してくれてありがと」
快斗「なぁに 修復するのは簡単だし 序でに改修もしたしね」
神司「改修?」
快斗「あぁ 電気対策をしたんだよ ミスして電磁警棒に当たってショートしたら元も子も無いからね」
神司「なるほど」
快斗「まぁ性能アップはして無いから前と変わらないよ」
神司「そうか」
快斗「性能アップして無いから残念?」
神司「そう簡単に性能アップしないって分かってるよ」
快斗「そうかい んじゃ作業に戻るわ」
神司「頑張れ」
快斗「お前もな」
そう言うと快斗は再び作業をし始めたので
神司「取り敢えず 鷹峰山登ってくるか」
神司もトレーニングを再開した
神司「今日もさすらい涙も枯れる〜」
神司はアニメソングを歌いながら鷹峰山を歩いて登っていた。直貴から言われたのは
直貴「いいか!トレーニングは日々する事であり、サボらずやる事」
神司「そうだね」
直貴「と言う事で 腹筋とかスクワットをしつつ、取り敢えず夏の間1日10km歩いてろ」
神司「え?歩くの?走るじゃなくて?」
直貴「走ってもいいけどこう言うのは徐々に慣らしていくんだよ」
神司「そう言うことね 分かったよ」
その為、神司は言われた日から欠かさず10km歩いている
神司「疾風のように ザブペッペッペッ 虫が多いな! あっちいけよ!!」
山なので虫が多く神司の近くを付き纏う、それでも歩き続けようやく山頂に出た
神司「はぁはぁ 着いたぞ! う〜むよく見えるな」
山頂からは街が見え車の通りもよく見える
神司「ゴクッゴクッ はぁ~ 街を見ながら飲むジンジャーエールは美味しいな」
水分補給してしばらく休憩したら、神司は下山を始めた
神司「口移しでお前に愛の代わりに〜 命のあり」
ガザ ガザ ガザ
神司「うぉ!?」
ガザ ガザ ガザ
神司「う〜む」
ギィー ガサ ゴソ カチャ
歌いながら歩いていると突然近くの草むらから、音が聞こえたので、斜め掛けバックから護身用に持ってきたモデルガンのコルトパイソンを取り出した
神司「何だ?イノシシか?」
そうこの山にはイノシシが生息している
ガザ ガザ カサ
神司「ありゃ?遠くに行ったか何だったんだろ?」
ゴソ ギィー
出てくると思ったがそのまま消えて行ったので、持っていたコルトパイソンをバックにしまった
神司「帰るか」
少し速歩きで下山し、家に帰るのだった
12時26分
神司は家に帰りラーメンを食べていた
神司「ふぅ~ふぅ~ ズルズル うん美味しい」
神司母「ラーメンばっかし食べんで魚食え!」
神司「魚よりラーメンの方が安い!」
神司母「栄養考えろ!」
神司「なら魚介スープにするか」
神司母「そういう意味じゃねぇよ!」
神司「は〜い」
神司母「昼から遊ぶの?」
神司「いいや 有倉を散歩して来る」
神司母「そうなのか」
神司「そうですよおばちゃん」
神司母「誰がおばちゃんじゃ!!」
神司「ごちそうさま よっと うんじゃ食後の散歩行ってくる」
ラーメンを食べ終わり容器を水の入った洗い桶に入れ、そのまま外出した
13時34分 有倉駅近く商店街
神司「買う物は無いからショップに行かなくていいか 有倉城近く通りながら散歩だな」
いつものアニメショップに行こうと思ったが、買う物が無いと判断し、有倉城に向かった
神司「・・・・この前ここでデモがあったり テロがあったり そして戦ったんだな〜」
ちょうど二号機と三号機がデモ隊と戦った場所に着いた
現在はBB弾の弾やロケット花火のゴミなどは見当たらないが、これは少し前に逮捕したデモ隊の人を使って掃除したからである。
神司「何か時間が経つのが早い気がするな」
そう言うと神司は再び歩き始め有倉城に着いた。
有倉城は有倉駅から徒歩15分程の距離であり、現在の天守は復元された物である。城の中は有倉城の歴史やギャラリーがあり、堀にはコイが泳いでおり、餌を求めて近づいてきたりする。
神司「やっぱこう見ると街にポツンとあるのが少し面白いな」
有倉城の隣は巨大な商業施設が建っている為、神司は小さい頃から面白いと感じていた。
しばらく有倉城の周りを散歩し、次に向かう何処を考えていた
神司「どうしょっかな? う〜ん帰るのも良いが」
スマホの時間を見ると、14時02分であった
神司「少し早い気がするな よし陀畑の古本屋に行くか!」
そう言うと神司は歩き始めた。
陀畑区は工場地帯が多く区の半分は工場地帯である。また北松区と繋ぐ橋、北陀大橋がある。
神司「ふぅ アチィなぁ〜 それにしても始めて通るが何か人気が無いな」
いつもの通る道とは違い、かなり遠回りをしながら向かっていた。
神司「人気が無いと寂しいな」
そんな事を言ってたら
?「ふふんふ〜ん」
神司「なぁ!? びっくりした〜」
突然目の前に小学生位の少女が現れた為、神司は驚くが少女は何も無かったように過ぎていった
神司「最近の子は驚かないのか」
そう行って歩こうとしたら
?「きゃぁああ!!」
神司「へ?」
少女が向かった方から悲鳴が聞こえた
神司「・・・くっ!」
直ぐ様声がした場所に神司は走った
神司「確かここらへんから・・・ん?」
神司が辺りを見渡すと少し離れた所に、少女を担いだ高校生位の男が見えた
神司「マジかよ!誘拐かよぉ!!」
神司は走るが距離がある為、中々追いつかない
神司「クソぉ!!少し歩き過ぎたか!」
今日だけでもかなり歩いているので、少し足の動きが鈍く感じていた
しばらく追いかけると男は2階建ての古い建物に入って行った
神司「ハァハァ ハァハァ 廃墟か?ここ」
どうやら廃墟の様で人の気配が感じない
神司「ハァハァ ふぅ~ よし」
ギィー ガサ ゴソ カチャ
神司はバックからコルトパイソンを取り出して、建物に入った
神司「・・・・・」
カチャ タッタッタッ カチャ タッタッタッ
コルトパイソンを構え危険確認し異常無かったら、移動してを繰り返しながら奥へ進んだ
神司「1階には居ないな 2階に行ってみるか」
タッタッタッタッ カチャ タッタッタッタッ
1階を見渡したが居なかったので、2階の捜索にあたった
神司「ふぅ~ ふぅ~ ん?」
?「ーーーーー」
奥に進んで行くと1番奥の部屋から声が聞こえた
神司「・・・・・」
神司は音殺しながら部屋の扉前まで着くと、耳を傾けた
?「いいか?お前は人質だ!アイツに俺の強さを証明する為のな!」
?「ひ・・・ひ・・」
?「泣いてんじゃねぇよ!!」
ダァン
ビク
?「うわぁああああん」
神司「・・・・クソが」
どうやら男は少女を誘拐し自分の力を誰かに証明する為にやった様だ
神司「ふぅ~ やるか」
サァッ ガチャャ
カチャ
神司「動くなぁ!!」
神司はドアノブを音を立てずに掴むと勢いよくドアを開け、男に銃を向けた
?「何だ!お前は!!」
?「うぇ・・・えん・・」
部屋に入るとかなり広い部屋であった。神司は少女の方を見ると、少女は手足をロープで縛られており身動きが取れない状態だった
神司「何で誘拐何かしてんだよ!!」
?「てめぇには関係無いだろ!!」
神司「関係無い?誘拐現場見たら関係あるだろ!!」
?「チィ 面倒事が増えたが丁度いいな」
神司「何?」
?「お前は終わりだ」
神司「何だと?・・・は!?」
ブゥン
サァッ
神司「くっ!?何だ!?」
男の言葉に疑問を持った瞬間、背後から殺気を感じたので、直ぐ様回避を取るとそこにはAiロボットが居た
神司「Aiロボット!?」
?「そうだAiロボットだ 俺のな」
神司「俺の?」
ガシィン ガシィン ガシィン ガシィン
神司「なぁ!?何!?」
男が言った瞬間先程まで居なかった、Aiロボットが10体現れた
神司「どうして・・こんなに さっきは居なかったぞ」
?「俺が操ってんだよ」
神司「何!?操ってる!?イレギュラーか!!」
?「そう 倒される前に名前は言っておこう ふぅ~ 俺は中島 太一 この街最強の男だ」
神司「そうですかよ」
太一「強がりするな お前の負けだ それともそのおもちゃで抵抗するか?」
神司「・・・・いけるかな 俺」
ギィー コト ギィー
10体のAiロボットに囲まれる神司、持っていた銃をバックに入れると
神司「ふぅ~ やるっきゃないなぁ!!」
シュッウ ガン
神司「痛った!!」
素手で殴るがやはり一部金属なので、かなり痛い
太一「馬鹿だな! やれ!」
ガシィン ブゥン ブゥン
ボコ ボコ
神司「うわぁ!?」
太一「お前の力じゃ何もできないな〜」
神司「くっ!!やるかアレ」
ボォ
太一「ん?何をする気だ?」
Aiロボットの攻撃を喰らうが距離を取りる神司、すると右手に火を纏わせた
神司「行くぞ」
スゥ
太一「分かんねえが やれ!」
ガシィン ガシィン
少女「お兄ちゃん」
神司は火を纏わせた手を引っ込め、左手を前に突き出したポーズを取った。そこに3体のパワードスーツが突撃する
神司「ストライク」
ガシィン ガシィンガシィン
神司「ファイア!!」
ブゥン ブォォォォォン
太一「何!?」
ガシィンガシィンガ
ダゴォォォォン ガラン ガラン
少女「きゃああああ!!」
神司がストライクファイアと叫ぶと同時に右手を勢いよく突き出すと、纏っていた火が飛んで行き、Aiロボットに当たり爆発した
神司「ふぅ~ ふぅ~」
太一「コイツ火が使えるのか でもな」
ガシィンガシィンガシィン
神司「くっ!?」
ガシィ ガシィ ガシィ
神司「このぉ!!」
太一「捕まったら意味ないよなぁ!!」
ボコ ボコ ボコ
神司「がはぁ!? うぁ!? ぐわぁ!?」
太一「いいぞ!そのまま殴り続けろ」
ボコ ボコ ボコ
神司「あぁ!? ぎがぁ!? だぁが!?」
神司(やべ 意識が飛びそうだ 気を抜いたら飛ぶ 耐えろあの子を救わないと 涙もな)
太一「もっと強くしないとなぁ!!」
ピー ピー ピー
太一「あ!?何か来てるだと?お前とお前え行って来い!」
ピーピ ガシィンガシィンガシィン
神司「うぅぅ」
一方的にボコボコにされる神司、反撃を考えるも現状から脱出できない為、耐える事を選択していた。すると何者かが建物に入って来たとAiロボットが感知したので、太一は2体向かっわせた
太一「さてと 続き始めるかな?」
神司(血が少し出てるな 目も開けにくくなってきたぞ耐えなきゃ)
太一「あれ?返事が無いな コレは俺が殴らないとな!!」
シュッウ
殴られかけたその時
少女「やめてぇ!!」
神司「!」
太一「うん?何だ?小娘?」
少女「その人関係無いから やめてよ」
太一「はぁ やめてどうするんだ?」
少女「え?」
太一「コイツは俺に喧嘩を売ったんだぜ ならその代金を払って貰わねぇとな?」
少女「けど」
太一「見られたんだから 殺らないとなぁ!!」
シュッウ
少女「駄目ぇぇ!!」
バゴォォォォォン ガジャン ガラン
太一「何だ!?」
突然部屋の扉が壊れ驚く太一
太一「何なんだ・・・よ?」
ギィ ギィ ギィ
太一「は?」
太一が見たのは間接が変な方向に曲がり、頭部が無くなったらAiロボットだった。しかもよく見ると先程行かせた奴である
コト コト コト コト
太一「来る 何が来るんだ? まさかアイツか? おいお前らそいつはいい 来い!」
バァ バァ バァ
ダン バタッ
神司「うっうう」
少女「お兄ちゃん!!」
足音が聞こえ出したので神司を離し、Aiロボットを集結させる太一
コト コト コト コト
太一「・・・・来やがれ」
足音が近づきそして
コトコト バキィン
部屋に入って来た瞬間、Aiロボットを踏みつけて破壊した
太一「なぁ!?」
神司「う・・う・・え?」
少女「は!」
太一「誰だ!?てめぇ!!」
神司「・・・真理?」
入って来たのはまさかの真理だった。その右手には先程破壊したであろうAiロボットの頭部を握っていた
少女「真理お姉ちゃん」
真理「・・・・・」
太一「おい!聞いてんのか?」
真理は太一の言葉を無視して、辺りを見渡すと
真理「ねぇ?アンタが千依ちゃんを誘拐したの?」
太一「そうだと言ったらどうなんだ?」
バキィンギギギギギギ
太一「なぁ!?」
真理は低いトーンで太一に質問したが、返しに苛つき真理は持っていた頭部を握り潰した。そして
真理「アンタもこうする」
太一「やれるならなぁ!! やれ!!」
ガシィンガシィンガシィンガシィン
ブゥン バキィン
千依「真理お姉ちゃん!!」
太一「ふ!さっきのはまぐれだった様だな!」
真理「・・・・・」
太一「ハッハッハッハッハ・・・は?」
Aiロボットの攻撃をが入り、高笑いする太一だったがAiロボットをよく見ると、背中に何故か人の手が見えた
太一「何だ?アレ?」
真理「・・・・・」
スゥー
ガシィン ガタン
太一「え?は?何で?」
神司「・・・貫手かよ」
そう真理は右手でAiロボットを貫いていた
真理「ふん!!」
バキィン シュウ バキィン シュウ
太一「な・・何だ!?コイツ!?強すぎる!? やれよお前ら!!」
ブゥン
ガシィ
真理「・・・ふん!」
バキィン バチィバチィ
真理「・・・邪魔」
ブゥゥゥン
ガシャャャン ガタン
太一「嘘!ありえない!!俺は最強何だ!!」
真理は貫手で次々とAiロボットを破壊していき、残り2体になっていた
太一「クソがぁ!!」
ガシャンガシャンガシャンガシャン
真理「・・・・」
太一「コレならどうだ! 3方向からの攻撃だぁ!!死ね女ぶぅ!?」
バコォォォン ドサァ
太一「うが・・・あ」
ブゥン
シュッ スカァ
真理「・・・・」
ガシィ
真理「・・・消えろ」
ブゥゥゥゥン バリィィン ガシャャャン
真理「・・・・・」
ガシィン ガシィン ガシィン
タッタッタッタッタッタッ
真理「・・・・・」
バキィン ぐぐぐぐぐぐ
真理「・・・・最後」
ガギィィィン ガタコド シュゥゥン
真理「・・・はぁ~」
神司「すげぇな・・・」
3方向攻撃を太一に右ストレートを当てつつ回避、左から来たロボットの攻撃を回避し掴むとそのまま外に投げ破壊、そして最後の1体は右手で貫くと持ち上げ、そのまま振り下ろし膝で粉砕した。それを見た神司はすげぇと言うとそのまま気絶した
真理「・・・・・」
太一「がぁ・・・あ?」
スゥ
真理「消えて」
ブゥゥン
千依「駄目真理お姉ちゃん!!」
ピタッ
真理「・・・そうね」
スゥ
太一「へ?」
バァァァン
太一「あ・・・・」
真理「コレでいっか」
千依「・・・・・」
真理は太一にとどめを刺そうとしたが、千依に止められたので、仕方なくビンタして気絶させた
真理「千依ちゃん大丈夫!?」
千依「う・・・・うん」
真理「怪我も無いね 良かった〜」
千依「うんでも お兄ちゃんが!」
真理「・・・・・・」
千依「助けてよ 真理お姉ちゃん!」
真理は千依駆け寄ると先程とは違い明るく接して来た。千依は自分は大丈夫だけど神司を助けて欲しいと真理に言った
真理「コイツ・・何してたの?」
千依「私を助けに来たの 助けようとしたけどロボットにやられちゃったの」
真理「・・・・わかったよ 助けるよ」
千依「ありがとう真理お姉ちゃん!」
真理「うん」
真理は警察に電話した。しばらくして警察は太一を不法侵入と窃盗容疑で逮捕したが、通報したはずの真理や千依そして神司の姿は無かった
神司「う・・・うん?」
神司(アレ?歩いてんのか?俺?)
真理「起きた?」
神司「え?あぁ」
真理「まだそんなに戻ってないようね」
千依「寝起きみたいだね」
真理「そうね」
真理は通報した後、神司を背負ってそのまま逃げたのだった
千依「いいのかな?警察の人また無くて?」
真理「これ以上厄介事は嫌なの!」
千依「そうだね!」
神司「降ろしていいぞ」
真理「まだ歩けないでしょ 送るわよ」
神司「これ以上迷惑を掛けるわけにはいけねぇよ」
真理「ちょっと!」
そう言うと神司は無理矢理、真理の背中から降りたが
神司「あだぁ!まだ痛ってぇな」
真理「無茶しないでよ!」
神司「何でそこまで世話をするんだよ?」
真理「・・・アンタが千依ちゃんを助けようとしたからよ」
神司「千依ちゃんて言うんだ 君」
千依「はい!千依です!」
神司「いい名前だな」
千依「うん!」
神司「真理の妹か〜」
真理「違うわ従姉妹よ」
神司「あ!従姉妹ね!」
千依「そうです!」
神司「わかったよ おっとっと」
真理「ほら まだ回復して無いんだから!」
神司「・・・・真理」
真理「へ?何?急に」
神司「そういえば何であの場所が分かったのか 気になった」
真理「場所?それは千依ちゃんのスマホのGPSを辿ったのよ 何か合った時様に入れてるのよ」
神司「なるほどそれで変な場所に行っているから急いで来たって事か」
真理「そう言う事よ」
神司「そうか」
真理「・・・ねぇこっちも聞いていい?」
神司「何が?」
真理「何で赤の他人を助けるためにそこまでしたの?」
神司「・・・・さぁな」
真理「は?」
神司「考えるよりも先に行動しちまうんだろな 俺」
真理「・・・・そう 評価変えないとな」
神司「ん?何だ?」
真理「何でもないわ コッチの話」
神司「そう」
真理「そうよ!」
千依「・・・・・」
真理「うん?どうしたの千依ちゃん?」
千依「質問!2人は付き合ってるの?」
神・真「へ?」
千依「だってドラマ見たいに仲良いんだもん!」
神司「ドラマって恋愛系の?」
千依「うん!」
神司「千依ちゃんって何歳なの?」
千依「9歳!」
神司「わぉ 将来有望だな」
千依「そうです! あれ?真理お姉ちゃん?どうしたの急に黙って?」
真理「・・・・千依ちゃん」
千依「はい!」
真理「バ・・彼とは付き合って無いのよ」
神司(今絶対バカって言おうとしたよな)
千依「え~嘘だ!」
真理「嘘じゃないよ」
千依「だって付き合って無いのに おんぶするの?」
真理「う!」
千依「降りたいって言ってるのに 降ろさないのもおかしいよ?」
真理「うぐ!」
千依「本当はキスしているんてましょ!」
神司「なぁ!?」
真理「キ・・・キス!?コイツとぉ!?」
千依の発言に2人は驚き、真理に至っては顔面真っ赤である
千依「真理お姉ちゃん赤くなってる」
真理「え?そうかな?赤いかな?」
千依「うん!真っ赤!」
真理「あ・・・暑いからよ!さっきあんなに動いたし!コイツを担いだからよ!ね!」
神司「う・・・うん そうだね」
千依「・・・・今の仕草夫婦見たい」
真理「なぁ・・・・あ!」
神司(真理ってこんなに乙女で面白い奴だったんだな さてと)
神司「よっと そろそろ回復したし帰るわ!」
真理「え?帰るの?って違う帰れるようになったの?」
千依「今帰って欲しくないと思って」
真理「千依ちゃん少しお口チャックしょうね!」
千依「はい!」
神司「なはは 大丈夫だ!回復したからよ んじゃな!」
真理「ありがとね・・・神司」
神司「ん?何か言ったか?」
真理「ありがとねって言ったよ!」
神司「ふっ コッチこそ助かったぜ!」
千依「ありがとお兄ちゃん!」
そう言われると神司を歩きながら手を振った
千依「・・・・神司って言うのあの人?」
真理「え?何が?」
千依「だってさっき神司って言ってたよ?」
真理「空耳よ!空耳! そろそろ帰らないとね千依ちゃん」
千依「う〜ん わかった!」
2人は手を繋ぎ家に帰るのだった。
真理「次回予告だっけ? 始めてやるんだけど え~と 神司達は盆休みになり、帰省の為に畑川市まで行くのだが」
千依「う〜んと 神司さん達はまさか自転車で移動することになります!」
真理「約20kmの道を自転車で駆け抜けて行く神司達」
千依「無事に辿り着き 帰省はできるのかな?」
真理「次回 訓練は 旅から」
千依「ちゃんとできたかな?」
真理「多分大丈夫よ!」
NGシーン
神司「降ろしていいぞ」
真理「まだ歩けないでしょ 送るわよ」
神司「これ以上迷惑を掛けるわけにはいけねぇよ」
真理「ちょっと!」
そう言うと神司は無理矢理、真理の背中から降りたが
ゴォツ
神司「あだぁ!がぁあああ!?」
[カット!!大丈夫か!?]
真理「ちょ!頭大丈夫!?」
神司「痛すぎる!!」
真理「タンコブできてる」
神司「マジか」
真理「マジ」