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ヴァリオスレイ  作者: オンドゥルカムイSR
12/50

環境デモ編第一 海の様に 波は来る

西暦2049年 場所 何処かの拠点


男達が集まり謎の話をしていた。


?「それで いつ決行するんだ?」


?「奴らが集まる時 それが7月25日だ」


?「なるほどそれで占拠した後どうする?」


?「取り引きさせるのさ 奴らの命と引き換えにな」


?「上手くいくのか?そんなので」


?「政府の奴らは命を大切にするさ」


?「詰まり要求に応じると?」


?「当たり前だ! そうなる事はわかっている そして全てが終わったら海外の拠点に行く それで完璧だ」


?「拠点までの逃走経路は?」


?「なぁに海外の奴らが輸送機を出してくれる それに乗って行くわけだ」


?「わ・・わかったよ」


?「安心しろ 作戦当日に街ではデモが起きるようになっている」


?「デモ!? なんで!?」


?「他の所の奴らにも声を掛けて協力してくれるわけだ それにデモ内容によっては市民達も仲間になるからな」


?「そうすれば撹乱できるって事ですか?」


?「あぁ それに万が一の為に腕利きの傭兵も呼んでいる」


?「傭兵ですか?」


?「あぁ頼りになるはずだ よし作戦決行は7月25日場所は北離乃国際会議場 偽善者達からこの地球を護るのは、我々アライヴアースだ!」


神司達の住む街に、不穏な影が迫っていた。


7月23日(金) 北松(ほくまつ)市の海岸


夏 青い海 そして水着姿の人達から少し離れた場所に神司達は居た。


ザバァァァン ザバァァァン


波が立つ海 海の中には色々な魚が泳いでいた。その中を白色の何かが通り過ぎて行った。


神「・・・すげぇな 魚がよく見える」


シュウウウウ


そうヴァリオスである。しかしヴァリオスは水中用ではない為、普通なら溺れるが


快「どう?以上無い?」


神「以上無いぜ! 魚が近いぞ」


快「良かった 水中用装備問題無いか」


快斗が作った。水中用装備を使用している為、難無く運用出来ている。背部にスクリューと酸素ボンベが有り、管を通して頭部に酸素を送っている。また脚部にもスクリューがある為かなりのスピードを出す事ができる。


神「よっこら瀬戸ノ内と はは 水中を歩けるぜ」


ボソッ ボソッ ボソッ ボソッ


快「問題無いなら戻って来て」


神「了解!それ!」


シュウウウウ 


一号機は浜に向かって移動するのであった。神司以外は浜で待っていた。快斗がパソコンで一号機の状態を見ていると真勇が話してきた。


快「うんうん以上無いと」


真「問題無かったのか?」


快「うん 水中用装備完成だな」


真「やっと1個装備ができたな」


快「まぁ今度はフルアーマーがあるけどね」


真「頑張れよ さてとあっちの方はと」


真勇が見ると直貴が双眼鏡でビーチを見ていた


直「あぁ良いなあっちの方 おぉ揺れてる」


剛「なんでだ?こっちと変わらんだろ」


直「違うよ!こっちは男だけ 向こうは女が居るだようが!」


剛「そう言う事か 貴様!! それを寄越せ!」


直「うぁ!?ちょっと待て お前も見たいのか?」


剛「違う!!お前が罪を犯さないようにだ!!」


直「やめろって真勇助けてくれ!!」


真「覗き魔は捕まっとけ」


直「そんなぁ〜」


そんな事をしていたら


ボソッ ボソッ ボソッ


神「戻ったぞ あれ?2人は何してんの?」


真「警察ごっこだ」


神「なるほど」


快「そろそろ帰ろっか」


神「え~ 早くね?」


快「やる事があるから」


真「まぁ また今度来ればいいさ」


神「まぁいっか楽しんで来たし!」


快「剛!直貴!帰るよ」


直「何!?帰るのか!泳ぐは?」


剛「お前は水着を見たいだけだろ!行くぞ!」


ズルズルズルズル


直「そんなぁ〜」


ショックを受けた直貴は剛に引きずらるのであった


駐車場に着くとトラックの中でおやっさんはエアコンをかけて寝ていた。


快「おやっさん 終わったよ」


阪「うん?終わったのか?」


快「問題無く終わったよ」


阪「そうか もう帰るのか?」


快「うん 基地に戻ってやる事があるから」


阪「そうか それにしては1名不満が有るような」


不満がある者それはもちろん直貴だった。


直「そうでしょ 海来たのに泳がないなんて!」


快「じゃぁ 水着持ってきたの?」


直「いや〜その 持って来てない」


快「はい帰ろう」


直「うぅぅぅ〜」


阪「んじゃ 帰るか」


そう言うとおやっさんはトラックを発進させ、秘密基地に戻るのであった。


神司達は基地に戻り一号機から水中用装備を取り外していた


剛「そういえば何で水中用装備は一号機に装備させたんだ?この前の言った通りに四号機に装備すればよかったんじゃないか?」


快「本当はそうしようとしたけど 神司が使ってみたいてうるさかったから一号機に装備させたの」


神「そう言う事」


剛「何!? ずるいぞ神司!」


神「言ったもん勝ちだよ」


剛「何を!」


真「まぁまぁ落ち着けよ これから色々装備ができるんだからさ そん時使えばいいだろ?」


剛「うーむ そうだな!」


真「そう言う事だ で!直貴はいつまでそうしてるんだよ」


皆が作業している中、直貴は隅で体育座りしていた


直「水着 海 水着 海」


真「アイツどんだけショック受けてんだよ」


神「かなり重症だな」


快「海に入れなかった事そんなにショック受けるかな?」


真「まぁ 普通はそんなに受けないな」


神「水着持ってきて無いのが悪いけどね」


真「いや違うな 水着の女と遊びたかったんじゃ無いか?」


神「あ! そっちか!」


快「それなら納得」


剛「ぐぬぬ 直貴! いつまでもウジウジしてんじゃねぇぞぉ!!」


直「だって」


剛「だってじゃなぁい! 今度行けば良いだろ!」


直「今度ていつ?」


剛「来週じゃぁ!」


直「よしわかった来週海な やるぞ」


真「何だこの復活の早さ」


神「異常だな」


快「それとも妄想かな?」


剛「何なんだアイツ」


約束をした瞬間に立ち直る直貴を見て、4人は呆れていた。しばらくして、神司は歌いながら一号機を手入れしていた。


神「走れメロスのようにぃぃ」


真「また古い歌を歌ってるのか」


神「うん? 良いだろ好きなんだから」


真「まぁそうだな 神司はこの後どうするんだ?」


神「う〜ん 特に予定無しだな」


真「そうか 暇なら散歩でもするか?」


神「いいよ どっち方面行くの?」 


真「守岡(もりおか)方面」


神「OK あ! 寄り道で古本屋行こうぜ」


真「わかった」


神司は一号機の手入れを早めに終わらせ、真勇と散歩に出るのであった。


散歩を始め川沿いをしばらく歩いて居ると、市民プールが見えてきた。子供達がプールではしゃいでるようだ。


神「良いな〜気持ちよさそうだ」


真「何だ急に」


神「いやさ こんな暑い日にはプールが一番だろ」


真「まぁ 確かに暑い日にはプールが一番だな」


神「だろ! 見てたら俺も入りたいなって」


真「直貴と同じじゃねえか」


神「直貴の方はエロ目的だろ!俺は涼しく成りたいから入るんだ」


そんな事を言われた直貴は


直「ヘッ・・ヘッ・・・クシャミィ!!」


剛「風か?」


直「わかんね 熱は無いけどな」


剛「そうか」


くしゃみをしていた


真「確かに違うな でも市民プールは幼稚と思うぜ」


神「入れれば良いんだよ俺は」


真「そうかよ 行くぜ」


神「はいはい」


そんな話をした後、2人はプールを後にした。


しばらくして古本屋に着いた2人は、それぞれ別行動をしていた。


真(お! 最近話題になったアニメの漫画か おもろいのか?これ)


真勇は最近アニメ化されて、話題の漫画を取って読み始めた。


神(やっぱりかっこいいなコイツ この放熱機構かっこよすぎる)


一方神司は古いロボット漫画を見ているようだ。しばらくして


真(う〜ん 俺には合わねえなと 神司所行くか)


どうやら合わなかったので読んで居た漫画を元に戻し、神司の所に向かった、


真(神司の奴はっと 居たな)


神司を見つけ近づくと


真(何読んでんだ?コイツ んと クロスボーンてコイツ持ってるやつ読んでんのかよ)


神「どうしたの?真勇」


真「いや それ持ってる奴だろ」


神「いや コレ持ってないぞ」


真「あ? クロスボーン持ってただろ全巻」


神「よく見ろ! ここを!」


真「何々 クロスボーンファントム?」


神「そう 俺が持っている奴の続編の一つさ」


真「あぁ そう言う事 続編ね」


神「読んでたけど良いなこのシリーズは よし買うぞ よいしょ」


真「買うのかい」


そう言うと神司は現在ある巻全部を持ってレジに行った。そして古本屋を後に歩き出した。


神「いい買い物したぞ」


真「よかったな」


神「真勇は何か良いの無かったのか?」


真「あぁ 何か合うもんが無くてな 話題の奴読んでも合わなかったぜ」


神「俺もだな 話題のアニメとか漫画見てもイマイチ来ないんだよな」


真「お前の場合 80年90年のロボットアニメに侵されてんだろ」


神「だって凄すぎるだよ昔のアニメは、セル画使われてるから迫力合って、今ではオーパーツとも言われる程だぞ!」


真「そんなにすげぇのか?」


神「すげぇて言うより、おかしいだな」


真「おかしい?」


神「細部まで描き込まれているからな、絶対何人か過労死してるぞ ほれコレを見ろ」


真「どれどれ・・・ヤバイなコレ え?コレが動きまくるのか?」


神「うん」


真「なるほど お前がもうなるのも分かるな」


神「だろ?」


真「だな」


2人は話ながら歩るいて行き、途中スーパーに寄って飲み物を買って、公園のベンチで休憩していた。


神「この後の夏はどうなる事やら」


真「どうした?また急に」


神「いや高校になってもあんまり去年と変わらない気がするからな」


真「そんなもんだろ実際」


神「何か同じままだと飽きてしまうな〜て」


真「同じ事繰り返したら飽きるもんな」


神「だから何か今年は違う事したいなって」


真「既にパワードスーツがあるから去年と違うぞ」


神「そうだけど何もう少し違う事を」


真「あ! ならさ」


神「うん?何か有るのか?」


真「あぁ とびきり夏が変わるぜ」


神「おぉ! それは?」


真「それは」


神「うん」


真「お前が真理と付き合う事だな」


神「がぁ!?」


ズゴーーー


真勇のまさかの発言に、神司はベンチから落ちた


神「何言ってんだ! アイツと付き合う事など」


真「良いじゃん 相性いいし 仲いいし」


神「相性悪いし 喧嘩してるしだよ!」


真「あれ?それにしては体育祭の時、話していたって快斗が言ってたが」


神「無い!それは無い!」


真「それにしてはお前 全力で否定してるけど何でだ?」


神「そんなわけ無いだろ!」


真「全力で否定している詰まりお前らもしかして、もう付き合ってんのか」


神「付き合ってねぇ!!」


真「そっか 残念だぜ!」


神「この話終わり! 行くぞ!」


真「たぁく ゴメンって 待てよ!」


神司が歩き出したので、真勇はその後追いかけ歩き出し家に帰るのであった。


エレベーターを待っていると真勇が


真「なぁ」


神「何?」


真「神司は戦う時に理由とかあるか?」


神「戦う時?そうだな 誰かを守る為に戦うかな」


真「へ〜 誰かの為にか よくあるパターンだな」


神「とわいえ 口で言えても実際に行動が出来るかだけど そう言う真勇は?」


真「俺は特に無いな」


神「え? 無いのに戦うのか?」


真「無いな取り敢えず まぁ天才に理由は必要ないってことだ」


神「何だそれ」


ガチャシャァァァ


エレベーターが来たので乗り込み、10階に着き真勇は降りた。16階に着きエレベーターを降り神司は家に帰った。


神司は昼飯を食べ終わり自分の部屋で、先程買った漫画を読んで居た。


神(良いなこのシーン)


漫画に夢中で見ていると


神(ん? 地球環境を良くする為に人類を減らすか 敵も凄いこと考えるな えぇ一般人を巻き込みながら戦うか!)


どうやら敵軍が地球環境を良くする為に人類を減らす為

関係ない一般人を巻き込み戦ってるようだ


神(地球に住む人間だって環境の一部だ それを壊しているのはお前らだぁ!! かっこいいな 人間も環境の一部か)


神司は漫画見ていると、その作品に呑み込まれてしまうようだ。


神(もし現実で環境を良くするには、どうすれば良いんだろ? まぁいいか)


神母「風呂よ」


神「あーい」


風呂の時間になったので漫画を置き、風呂に向かうのだった。だが神司は知らない自分達の街でこの漫画の様に環境に関する戦いが始まろうとしていた事をまだ知らなかった。




北離乃空港


?「ようやく着いたか ん?」


?「迎えに来ました。矢口さん」


?「矢口はよせ バレたらどうする」


?「すいません」


?「モルドで良い」


?「分かりましたモルドさん こちらへ」


モルドと言われる男と少し頼りない男は車に乗り移動し始めた


モルド「そういえや お前名は?」


?「早川(はやかわ)です」


モルド「そうか で早川状況は?」


早川「現在 各地の同士半数以上が集まり待機してます。作戦当日には更に集まる事でしょう」


モルド「そうかで俺のパワードスーツは?」


早川「基地に届いてます」


モルド「了解だ」


早川「・・・・何か聴きます?」


モルド「古めの曲を頼む」


早川「は・・はい」


古めの曲をかけながら早川が運転する車は、アライヴアースの秘密基地に着いた。


?「突入班は武器のチェックをしておけよ ん?」


モルド「依頼で来たぞ 蘭二(らんじ)


?「おぉ 矢口! いやモルドの方が良いか」


モルド「あぁ どうだ調子は」


蘭二「いいぞ 今回の作戦で世界が変わるかも知れんからな そこでお前の力も借りたくて」


モルド「いいぜ 俺の力を貸してやるよ 取り敢えず俺のパワードスーツは何処に有るんだ?」


蘭二「こっちだ付いてきてくれ」


基地内を少し歩くとパワードスーツが布を被った状態で置いてあった


蘭二「ここにあるぞ」


バサァ


モルド「ふん」


布を除けるとそこには、左腕にシールドを装備し、右腕には何か特殊な装備をしており、バックパックに剣を装備しているダークグリーン色のパワードスーツがあった。


モルド「俺のガルデ」


モルドはそう言った。素敵な笑みを浮かべながら

次回予告

神「次回予告  アライヴアースの作戦決行まで残り1日だがこの街の人は誰も知らなかった」


剛「もちろん俺達も何も知らない 変わらない日常を過ごしていた」


神「変わらない風景、街、人 それは奴らの作戦で変わってしまうのか? 俺達は気づくことができるか?」


剛「次回 環境デモ編第二 環境の様に 日常も変る」


神「変わらない日常が一番良いかもな」








NGシーン

直「そうでしょ 海来たのに泳がないなんて!」


快「じゃぁ 水着持ってきたの?」


直「いや〜その 持って来てないけど全裸で」


快「はい帰ろう・・・今なんて?」


直「全裸で!」


阪「んじゃ 帰るか」


[カット!!何いってんだ!]


直「すいません!」

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