5
「リビングに暖炉があったよな。花火用に買ったライターも置いてあるし、あそこで燃やすぞ。」
「本気か? あそこには智也が・・・俺は行きたくない。」
亮介が翔を睨みつけ、低い声で脅すように言った。
「行くんだよ。」
「・・・分かった。」
2人は部屋を出てリビングへ向かった。翔はおそるおそるリビングの中を覗くと・・・智也の死体が無くなっていた。
「どこにいったんだ?」
亮介もリビングに入ると驚いていた。たしかに智也が殺されたと思ったが、見間違いだったのだろうか。そんな筈はない。3人揃って見たのだから。
だが、リビングの床は何事もなかったかのように綺麗になっている。気味が悪かった。
「とにかく、ノートを燃やすぞ。翔、テーブルの上にライターがないか見てくれ。」
翔は言われた通りにテーブルまで行くとライターを見つけ、暖炉の前に立っていた亮介に手渡した。
カチッという音と共に火が着く。そのままノートの角に近づけ、火が燃え移ると暖炉の中に放り投げた。
小さな火はすぐに大きくなり、ノートを燃やしてしまった。
翔と亮介はその様子を黙って見つめていた。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
突然悲鳴が聞こえた。リビングの奥にあるドアからだった。そこはキッチンに繋がっている。
2人は驚いて後ろを振り向くと、目を見合わせた。
何の悲鳴か気になったが、見に行けばその先にはうさぎ男が居る可能性が高い。
翔はどうするか迷った。
【キッチンへ行く→20へ進む】
【リビングを出る→6へ進む】




