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 翔はうさぎ男の一撃をかわし、カウンターを取り顔を殴った。男はよろめいたが、そのまま近くに立っていた亮介の方に向かい斧を振るった。


「亮介!!!!」


 亮介は逃げようとしたが、間に合わなかった。うさぎ男と揉み合いになったが、斧の刃が亮介の腕をえぐると大きな悲鳴をあげた。無情な男はその隙を見逃さない。




 斧が振り下ろされた。




 男が何度も斧を振り下ろしている姿を見て、翔は強い恐怖に駆られた。



「ごめん、亮介・・・!」 



 翔はキッチンから飛び出し、別荘の外に逃げた。



「・・・北原さんと亮介が・・・」



 翔は暗い森の中を歩きながら、先ほどの光景を思い出し涙ぐんだ。すぐに強い吐き気を覚えると、近くの木に手をついて全て吐き出した。息ができず涙が流れ、酸性の匂いが鼻についた。

 胃の中が空になると、ふらふらと森の中をあてもなく彷徨い歩いた。



 気づくと、目の前に小さな小屋があった。



挿絵(By みてみん)



 人が住むには小さすぎる小屋だった。資材置き場だろうか。



 翔はここに身を隠すか迷った。


【小屋に入る→27へ進む】

【入らない→9へ進む】


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