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婦人の背中  作者: 蜻蛉
1/1

ある昼下がり



正面から見ると、



とても上品な顔立ちだった



しかし



髪は無造作に後ろで束ねられ



ヘアカラーは色抜けし



白髪混じりで決して小綺麗とは言えない



服装も



部屋着のようなズボンに



エプロンのままだ





彼女は少しため息をつきながら



スーパーのお魚売り場の前に立っている




毎日毎日献立を考えて



夕飯を作り



片付ける



当たり前のことに



飽きた



そんな感じの風情だ



主婦の労働を



お金に換算すると



いくらになるかと言ったことを



ドラマで取り上げて話題になった



ドラマ中のカップルが



その後に結婚して



さらに話題になった



この婦人には



全く関係の無いだが







女の仕事と言われてきたことを当たり前にして



1日が終わる



そんな人生に



疲れたと



婦人の背中は語っているように見えた











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