三章使用魔法
三章使用魔法
偉大なる秘術
アナグラムのアナグラム
空間の魔法の一つでテレポートに属する魔法。
認識できている範囲にある物体の位置を入れ替える。
ラビングの場合。対象は四つまで。
派生として対象を記憶に絞った偉大なる詐術などがある。
この魔法にはさらにその奥に偉大なる禁術と呼ばれる魔法がある。
抽象化
頭の中に描いたものを生み出す魔法。
自色のペン
抽象化の魔法の一つ
発動者の手に本人にのみ認識できる筆が出現する。
魔法の効果や発動速度、生み出した物体の硬度などが発動者の画力に依存するため幻影と比較して魔法そのものの必要魔力は少なく、詠唱速度は速い。
その分時間をかければかけるほど、成果は強力になっていくため、魔力でのごり押しは不可能。
この魔法のレベルアップとは詠唱者の画力の向上と出現する筆への慣れのみである。
空間繋呼
テレポートに属する魔法の一つ
現在自分のいる場所に詠唱者が定めだ人間の身が触れ発動できる空間の渦を生み出し、別の場所に生み出した渦をつなげる。
イングリッドの場合。一つの渦を生み出すのに約0、三秒。限界個数は四個。限界距離は約百三十キロ。
視床膝索
相手のものを見る能力に作用して詠唱者の望む景色をみさせる。幻覚ともいわれる。
範囲の関係上音やにおいなどは再現できない。
人間用の魔法でそれ以外の動物には効かない。かつて研究されていた時期もあったが戦場で出てくるような動物はほぼすべて視覚よりも聴力の方が優れているため今では研究されていない。
周囲に魔力で景色を張り付ける幻影とよく比較される。違いは消費魔力は幻覚のほうが少ない。一度にだますことのできる人数は幻影の方が多い。どちらも人間以外には強力とは言えないがどちらかと言えば幻影はまだ騙せる動物もいる。一流の戦士の戦いならば幻覚より幻影のほうが強いとされている。
五感鋭化
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を鋭くさせる。
六感鋭化
六感とは直感のことではなく、人間の無意識を認識する。
離れた人の心臓の鼓動や服の上からの筋肉の動きなど隠そうとしても隠せない命の息吹を認識する。
六感深化
深化の名の通り、インプットだけではなくアウトプットまで詠唱者の感覚にゆだねる。
脳を使用しないため、気が付いたら体が動き、気が付いたら勝利していることもある。
風撫化
詠唱者の肉体を風そのものに変化させる緑の魔法
風が今この世に吹く
風撫化をポトス=ニューロが使いやすいように改良したもの。
運気才啓
自分の幸運値を上昇させる魔法。五感鋭化と同じで自己強化に属する。
自分にとって都合のいい幸運が降りかかる魔法であって相手に不運が降りかかる魔法ではない。
それが結果的に自分にとって不運なことであっても相手には影響を及ぼさない。また絶対に起こりえないことは起こらない。
例えば一枚にしかないあたりを引くことができるが相手に先にひかれては自分は引けない。初めから当たりの入っていないくじを引いた場合。あたりは引けない。あるいはくじ引きの箱が触れる前に壊れる。
王の宿命
王や王子、そして王族や王族になった者が守るべき信念を記した王家に受け継がれていた魔法群。
二千年前から代々王の血統に受け継がれていた黒の属性と運気才啓の適正と神の王の血を混ぜ合わせた魔法たち。