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黒白の魔法剣士  作者: 傘羅栄華
ファイブアラウンド編
42/114

十八話ゆえに

午後六時。学校長室には五人の人物がいた。皆真剣な表情だ。特に三人の顔には焦燥や疲労など様々なものがある。

「というわけなんです」

「なるほど。それなら聞いていた話とも矛盾はありませんね。今現在警察が捕らえていないのも・・・」

「自分たち二人で連れ出したんですよ。なんというか警察に不穏な動きがあるといいますか・・・」

「二人でどうにか見つけ出して連れてきました。ここまで誰にも見つかっていないので今も彼の家の周辺を探していると思います」

「へぇー。それと昨日の記憶は?」

「学校が終わってからその日夜まで記憶が無いんです。ただ疲労感と魔力の消耗は感じられたんですが・・・」

「そうなんだ。できるのならもう一度戦いたいけど・・・」

「いえ自分なんて・・・」

 学校長と隣に座るロイド=バーク。

 その正面に座るのがウェスタ―=トレス。ルギツ=ピーカ。パンジー=シンケールスの順番だ。

 三人の話を黙って聞いていた二人が確認する。

 まとめるとルギツはリーレに操られた状態でヘクターに紹介され昨日の学校の襲撃に参加していた

 その話をクラスメイトから聞いたパンジーは友人を助けるためにウェスタ―とルギツを探して見つけ出しここまで連れてきた。

 リーレの精神操作はそこまで実力はなく記憶も魔法が効いている間封じ込めることはできても消去まではできなかった。

 ルギツの親とリーレは同じ職場で働いていた。直接会ったことはなかったがリーレはルギツの年齢離れした強さを知って計画に加えた。

 ヘクターが与えたルギツへの指令は電気が適正であるロイド=バークに「ブレインズメール」が効いているのかの確認ともし効いていなかった場合の足止め。

 リーレが与えたルギツへの指令は王族や貴族の拉致。

 ヘクターのほうが精神操作としては格上であったことと王族に出会う前にロイドに出会ったことから戦闘になった。

 十分ほどで経緯を語り終えた三人は二人の反応を待った。

「しかし今街中で起きている事件ともつながっているとはね。どうするんですかこの事件?」

 ニュースではやっているが見ていなかったロイドが感心し、隣に座る学校長に方針を聞く。

「正午ごろから何人か警察は来ました。もともとは昨日の事件の確認でしたが急遽今日の事件との関係もあることが知られてからはその調査も。学校側が脅迫を受けているわけでも依頼されたわけでもないので学校としては静観ですよ。王族に警戒を強めるように言っておきますが、学校内でならともなく外でなら確実に護衛がついています。それにその後は警察あるいは騎士の仕事ですから」

「それなら知っている情報をすべて教えてもらえませんか?」

 口をはさんだのはルギツだ。その瞳には強い意志が宿っている。

 闘争かあるいは復讐か。

 彼のそして彼らの正義感がそうさせた。

「リーレ=ニューロと戦うつもりですか?相手はかなり準備を入念にしています強いですよ」

 学校長がたしなめるように言った。予想はしていた。

「私からもお願いします。友人が悪意を持って操られたというのなら見過ごせません」

 次に口をはさんだのはパンジーだ。三人の中ではただ一人学校長に面識がある。

「・・・やめておいた方がいい。二人とも昨日戦闘を行っていますから消耗が激しいはずです。たとえ高校生であったとしても回復にはまだ時間がかかる」

「戦いは自分が率先して行いますよ。昨日の事件に関わってないですしこれでも冒険者ですから戦闘力には自信があります」

 最後に口を出したのはウェスタ―だ。

「それなら俺も」

 ロイドまで口を出してきた。その意図は本気か計算か。

 学校長は三人をじっと見た後、ロイドに向かっていった。

「ロイド教諭は今日、非番のはずです。昨日の取り調べのために学校周辺にいるように頼みましたが、戦いとなると別です。警察への報告に手伝ってもらいます。戦闘力は・・・まあ大丈夫でしょう。知っているすべてを教えます」

「ありがとうございます」


 学校の正門を抜けた三人に風が吹き抜けた。

「っと。強い風だな」

「珍しいなこの国でここまで強いなんて・・・まあそれはどうでもいい。学校長の話だけど・・・」

「路地裏で戦闘の跡。それも襲われているのがノア=フェン=イルミナルとはね」

「そこで消息を絶ったと」

「心理でいえばできる限り学校と王宮からは離れている方がいいわね。ただずいぶん念入りに準備をしているみたいだから何か準備をしている。マンションの一室かホテルでも借りてるのか・・・」

 マンション、ホテル、倉庫上げていけばキリがない。

「国王の脅迫だからな。カメラがあるホテルはないだろう。目的がケレブレムアニマか。ネットで聞いたことはあるけど実在していたとはな・・・」

「そういうのホント好きだな」

「ワクワクするだろ?」

 確認事項のようにルギツはウェスタ―に聞いた。

「する。めっちゃする。ただ知っての通り俺の興味は古代遺跡とか失われた文明とかそっちだから」

 趣味の話の脱線しかけた男連中をパンジーが止める。

「それよりあまり時間もないでしょう」

「ああそうだったな」

「悪い悪い」

「まったくいつまでたっても」

 変わらない友人たちをあきらめのようにそれでも少しうれしいようにパンジーは笑った。

「一時間ほど前にここから三キロほど離れた路地裏で戦闘か・・・それを騎士団の連中が血眼になって探している。まあ見つからなかったら死だろうからな。いかに今の王が穏健といっても自分の息子が拉致されたとなれば」

「だが今のところ見つかってないと。意識があるにせよないにせよ人ひとり運ぶには・・・」

「テレポート。でもまあそれはないでしょう。息子二人は視覚と聴覚に関する適性。その親がそこまで離れているとも思えない・・・母親譲りの可能性はあるけど・・・」

「それもないとは思う。現場の状況からみて五感の強化が適正らしい。それに加えて少量の精神操作。とてもテレポートが入れる枠がない」

「そのうえ今現在ギルド協会にテレポートが適正の人間は確認が取れている。騎士団や警察も調べているとはいえ学校長の権力すげぇな」

「ならやっぱり車?」

「だろうな。ノア=フェン=イルミナルと戦闘になったことも考えると徒歩ではない・・・用意しているでしょう」

「一時間と考えるとそろそろ脅迫が来る頃か・・・」

 その時電子音が鳴った。

 三人が一斉に自分のMISIAを見る。その中で光っていたのはパンジーのものだ。

 浮かんだディスプレイに表示された名前は

『学校』

 マナーとしてはほかに人がいる場合はイヤホンをつけるのが正解。だがこの連絡は二人も聞くべきことだ。そう思いイヤホンをつけずそのまま音を流す。

「もしもし。シンケールスですが」

『ああシンケールス君ですか』

「その声は学校長。何かわかったんですか」

『戦闘があったと思われる路地裏から半径十キロ以内に不審な貸倉庫や貸倉庫、アパート、ホテルをリストアップした地図を送ります。その中で青が確認ができている場所。赤が調査中、黄色がまだ調査で来ていないところです。向かってもらえませんか?』

 願ってもいない申し出だ。


そして三人は人気のない倉庫街についた。

「この中で少し怪しいのが三つかどれにする?」

「端から順でいいんじゃない。それにこういう時一発であたりを引いてくるやつがここにいるし」

「遺伝なんだ。とはいってもクルクスならそれなりに数がいそうだが・・・」

「まあそうね。一週間で二回事件の最前線にいた人がクラスに何人かいるわ。しかも直接事件解決に作用したとびっきりの体質の人がね」

 ウェスタ―は笑った。本人にもどうにもならないのだから。

「…それはまた。どんな人なんだ」

「・・・底のしれない何かがある。少し話しただけの今の私に言えるのはそれだけ」

「役割を確認しておこう。戦闘は俺。二人は補助」

「悪いけど俺とパンジーは魔力が回復し切っていない」

「それでも私のほうがマシでしょうから私が戦いの補助をするわ。とりあえず音を消すための魔法を」

「ああ分かった」

「いくぞ」

 ウェスタ―が懐から魔法銃を取り出す。今日は今この瞬間まで使っていない。

 引き金を引く。ウェスタ―の魔力が中に流れ込み濃縮された水が銃口から発射される。

 ドゴン。大きな音がする。

「水の壁で防げたかな」

「多分」

 問題が山ほど降ってくる。英雄とはそういうものなのだろう。そしてその血をひくものもまた。そういう宿命を背負う。

 中に人がいた。

「な、なんだ」

 男が心底驚いたような声を出す。

 男を見てルギツが叫ぶ。

「リーレさん?!」

 ウェスタ―とパンジーもまた目の前の男と学校長に教わったリーレ=ニューロの顔を比べる。

「あたりだな」

「やっぱりそういうものなのね」

 笑顔のウェスタ―とあきれ顔のパンジー。

 予想していたとはいえそもそも自分たちが向かった場所の近くにリーレが潜んでいるかどうかですら賭けだ。

 単純な運。強運なのか不運なのかはわからないにせよたった一つ先端の色の違う紐を引いた。

 倉庫の中は座った男が一人。三人の目に見える範囲ではそれだけだ。微かにラジオのような音。微かに何かパンを焼いたようなにおい。

「もうここを嗅ぎつけられたのか・・・」

 さすがにリーレも驚いている。まだ脅迫文を出してもいない。

 完全にリラックスした体勢だったが即座に立ち上がる。

 三人まとめて相手にする。そのためには全体攻撃。

「緑の(グリーンウィップ)

 魔力を素材に植物の蔦を生み出し。三人がたっている倉庫の入り口まで届くように伸ばし、力任せに勢いよく振った。

「くぅ」

「はぁ」

「ふっ」

 ルギツは後ろへウェスタ―はジャンプで躱し前にパンジーは伏せた。

 しなることで力を持った蔦は躱され入り口を入ってすぐの所に置かれてあった木箱を壊す。

 その隙にウェスタ―はさらに距離を詰めた。

 ウェスタ―とリーレではそもそもの身体能力が違う。

 三十代と四十代後半。

 冒険家と元営業職。

 魔法は使ったが戦闘は行っていない半日と魔法を使い戦闘を行った一時間前。

 死が身近にある環境で仕事をしている者と目的のため数か月体を鍛えた者。

 がそれでもリーレもまた負けるわけにはいかない。

五感鋭化(ファイブセンス)

 リーレが自己強化の魔法をかける。

 五感。すなわち視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚が通常の数十倍に鋭くなる。

 目は一キロ先の金貨が見えるようなり、耳は半径五キロ圏内の音が聞こえるようになり、靴越しでも地面の微かな凹凸が分かる。

 今でもそうだ。その視覚でウェスタ―の右腕に力を込めているのが分かる。倉庫内に反響する音と自分の足で感じる床越しの振動は左足にも力が込められているのが分かる。

 それだけ分かれば相手の次の行動はわかる。左足を軸として右腕を振りぬく。

 奥にいるほかの二人を見る。リーレにとって片方は同僚の息子。もう片方は見たことのない顔だ。とはいっても二人とも倒すことに躊躇はない。だがさすがに一対三はまずい。どうにか隙をついて人質をとれて逃げだす方が先決。

 だが強化された己の感覚が示す限りは二人とも動かない。その意図もリーレは察する。恐怖で動けない。何をすればいいかわからない。というよりは成り行きを見守っている。

 初撃の結果で今後の方針が変わる。加勢か救出か。

 その推察は当たっている。二人とも警戒しながら動かない。

逆に言えば初撃に関しては手を出してこない。

 とはいっても今はどちらが正解なのか。

 切り返して加勢されれば百パーセント勝ち目はない。強化された五感ではっきりとわかる。相手の身体能力は自分をはるかに凌駕する。魔力を消耗した自分では勝てないと。

 だがここで攻撃を受けて二人が人質救出に回った場合、さほど時間もかからずに人質を見つけ出す。そうなればこの戦闘勝とうが負けようが同じことだ。目的が達成できなくなる。

 入力速度がどれほど早くても入力される情報がどれほど多くても出力できなければ意味はない。五感鋭化(ファイブセンス)はあくまで五感を強化する魔法。思考までは早くならない。それでも頭を回す。

 導き出された結論は。

「はぁ」

 ブォン。拳が風を切る。

 ウェスタ―の拳がリーレに近づく。視線で分かる。狙いは顔面。風を切る音と肌に直接感じる風でその強さは分かる。この一撃で決める腹。

「緑の(グリーンウィップ)

 リーレが出した結論は応戦。ここで三人とも倒す。

まずは一人目。距離を取っている今のうちにリーチで攻める。

相手はまっすぐ突っ込んでくる。だがだからと言って先ほどと同じ右から振るっては単純すぎる。だが確実に当てるためには横に振るいたい。だから今度は・・・

 単純に鞭を二倍にする。それも右手と左手でだ。

 二つの鞭が横に振るわれる。その時ウェスタ―のとった行動は・・・

「はぁ」

 ジャンプ。すなわち上に避けた。最初に入り口での攻撃と同じ避け方。

 だがそれはリーレの予想通り。

 万が一に備えすでに種は植えてある。

 企業用の貸倉庫であるため。建物自体はそれなりに広い。トラックであろうが余裕をもって中に入れる。だからこそ相手の思考の外から攻撃できる。

 コンクリートから植物が生えてくる。ノアの時と同じだ。感覚が通常の何倍も鋭いリーレ本人ですら避けられない全方位攻撃。この攻撃を見たことのないウェスタ―では避けようがない。

 だが。

バババン。

 掛け声も詠唱もなく空中にいたウェスタ―からリーレと植物に魔法攻撃がきた。

 ウェスタ―が距離を取る。そしてその手にはいつ抜いたのか魔法銃が握られていた。

 ウェスタ―が引き金を引く。その銃口から水が塊となってリーレを襲う。

 先ほどの芽が出た植物を壁としてリーレの身を守る。

「くそっ。こうなったら・・・」

 床だけではない。箱の隙間。箱そのもの。そして天井。倉庫中にあらかじめ埋めておいた大量の種が一斉に発芽する。

 リーレとしても逃げにくくはなるが今そんなことは言っていられない。

 それぐらい捨て身の一撃だ。

 だがウェスタ―は。

「甘い甘い」

 緑色のジャングルを華麗に避け中で攻撃していく。強化された五感でそのことを認識したリーレは戦慄する。

「なんで。この中を・・・それにその威力」

「ふん。所詮人間が考えだすものだ。本物はもっとひどい。太さからして所詮植物園レベル。それに一般的に青は火力が低いと言われてはいるが、水だって塊であればその破壊力はかなりのものだ。文明をも一撃で破壊する水の威力その身で味わえ」

 カチャリと音がした。それは使いなれているうえに手に持っているウェスタ―と聴覚が強化されているリーレにのみ認識できる音。奥にいる二人は聞こえない。

「・・・何だいまの音」

「へぇー・・・聞こえるのか。この音が小さいものを特注で作ってもらったんだけどね。そこら辺の犬には聞こえない・・・まあ答えるよ。その方が有利になりそうだから。この音はモードの切り替え。速度重視から一撃の威力重視に」

「・・・今まで速度を。それでこの威力」

「人相手は久々だから加減を間違えるかもしれないけどまあ死にはしないでしょ」

 シュウウウウと何かが集まる音がした。

 リーレは声を出してしまった。大量の植物でお互いの視覚は緑で埋まっている。声を出さなければ自分だけ相手の居場所を知ることができた。

(どうする・・・)

 植物による防御を増やすかそれとも単純にその場に伏せるかあるいはすべてをあきらめて降参するか。

 ドゴゴゴゴンと内臓を震わせるようなすさまじい音が倉庫内に響き渡った。

 その一撃は魔法で生み出した植物をすべて貫通しリーレまで届いた。

「グガハ」

 その体が吹き飛び壁に衝突する。

「人質に当たってもまずいから威力は加減しておいたよ。とはいっても骨は折れていると思うけど」

 そしてここにきてウェスタ―という人間には運がなかった。

「はぁはぁはぁ」

 リーレは息も絶え絶えだ。無理もない。ウェスタ―が昼前から国中を走り回ったとすればリーレもまた今か今かとタイミングを待ち、息子二人を犠牲にして王子と戦いその休憩しているところで戦闘になった。お互い本調子でない。

 そしてそういう状況に慣れているウェスタ―のほうが強い。

 方法は一つ。懐からナイフを取り出す。

「動くな。こいつがどうなってもいいのか」

 吹き飛ばされた場所のすぐ隣にあった木箱を開ける。そこには人が入ってあった。

「そいつが人質か」

「ああそうだ。いずれこの星の王となる。こいつはここに置いていくだから今ここで私を逃がせ」

「なんで」

「え?」

「残念だが俺は別にそいつを取り戻したいから戦っているわけじゃない。あんたが俺たちの友人であるルギツを犯罪に加担させたから戦っているんだ。別にこの国の王に忠誠心があるわけでも金が発生するわけでもない。それに今の国王には娘が三人もいるんだろう。ならば問題ない。少なくともここでおまえを逃がす理由にはならない」

「なんて野郎だ」

「あんたが言うのか」

 だがこれで時間は稼げた。

 目的はもう達成できない。だが捕まるよりはましだ。

「緑の風になりたい(グリーンウインド)」

 その体が風そのものとなり。上昇する。そしてあらかじめ開けておいた窓から脱出する。

 魔法銃のモードを切り替えて反撃するがもう遅い。

「『風撫化』か。さすがに外に出ないと追えないか」

 リーレがこの場を離れたことで緑もまた枯れていく。栄養をすべて失ったように。

 二人が一人たたずむウェスタ―に駆け寄る。

「リーレは?」

「逃げられた。まあもう相手はこれ以上どうしようもないが」

「人質は?」

「その木箱の中だ」

 唯一ノア=フェン=イルミナルと接点のあるパンジーが木箱の中をのぞく。

「・・・確かに」

「もうこれ以上は騎士団の仕事かな」

「いやできるなら追いたい」

「でももう手掛かりが・・・」

「あるにはある。確か学校長が言っていたでしょう。学校の横で・・・」

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