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イクサクイーの拠点に到着

 空は晴れていた。これから出発するに相応しいほど。

 俺たちは美徳協会のcafeteriaで対戦準備中だ。どう戦うか考えているとこちらに向かって駆け足でマジトの部下(幹部)がやってきた。その人は額に汗をかきプールにでも行ったのかというほどびしょぬれだ。その人はそんなことを気にせず俺たちに向かってこう言った。


「戸島様イクサクイー殲滅部隊の準備が整いました。どうぞこちらへ」


 マジトの部下(幹部)は俺たちを殲滅部隊がいるところまで案内してくれた。

 殲滅部隊がいたのは美徳協会地下5階。そこには剣や防具、盾などがそろっていた。俺はどうやってこれを集めたのだろうと疑問に思ったが今はそんなこと考えてられない。なぜなら仲間の命がかかっているのだから。

 そんなことを考えていると俺のところにマジトの部下がやってきて俺をステージらしきところに案内し小声で「活を入れる言葉をお願いします」と言われたので俺は「オッケー」といい話し始めた。話す直前テミス達が殲滅隊の前のほうにいるのを見つけ思わず手を振ってしまった。するとライシャは一礼しテミスは手を振り返し、グレフシルさんはガッツポーズをし、ボチファイレさんはニコッと笑った。

 それはともかく俺は真剣な表情をし話した。


「諸君いいか俺いや俺たちは世界に混沌をまき散らしたイクサクイーとの決戦に向かう!君たちがもしイクサクイーを倒すことができたらこれはこの世界だけでなく様々な世界、種族から拍手喝采をされることになるだろう。なので皆心して臨んでくれたまえ」


「おー!」 「そうだ!」 「戸島様ばんざーい!」


 俺がいうとイクサクイー殲滅部隊の隊員たちはやる気に満ちた表情をしたり、泣いたり、笑ったりしている。俺はそれを見届けステージを後にしテミス達のいるところへ向かった。

 ちょうど俺がそこに着いたとき指揮官らしき人が出てきた。


「諸君今戸島様からあったように本気を出しこの世界のために戦ってくれ。そうだ君たち一緒にと戦ってくれる強い人を紹介しよう。ではお願いします」


 指揮官らしき人がそういいステージの端によると一人の老師が出てきた。その人はただ者じゃないオーラを放っている。まさに異界の戦士といっていいほどだ。

 そして指揮官らしき人が前に出てきた老師の名を告げる


「このお方こそ光王国ミレスター副騎士団長ボルレス・レーノイラ様であらせられる」


 えー。なんでテミスと同じ苗字の人がいるんだ?しかもミレスターの副騎士団長だなんで。

 それはともかくミレスター副騎士団長ボルレス・レーノイラが俺たちにこう告げた。


「初めましてであるな私はさきほど紹介された通り光王国ミレスター副騎士団長ボルレス・レーノイラである。私はお前たちとともにイクサクイーを倒してこいと女王から命令が下ったのだ。だから私はここにいるということだ。よろしくな諸君」


「ははー」


 副騎士団長ボルレス・レーノイラが話を終えるとイクサクイー殲滅部隊の隊員たちはボルレス・レーノイラに一礼し、氷漬けにされたような姿勢になった。

 それから俺をたちとイクサクイー殲滅部隊は指揮官からイクサクイーの情報を聞き今出発するところであった。行くためにはゲートを使わなければならない。なのでイクサクイー殲滅部隊の前にベニシャがやってきた。ベニシャは俺たちのほうを見て一礼すると反対のほう(俺たちが見ている)を向き魔法を発動した。その魔法はベニシャがこの世界に来た時に使った?という魔法だ。その魔法を俺はベニシャから教えてもらい魔法を少し改造しベニシャに改造した魔法を渡し俺がベニシャから教えてもらった魔法は消去した。

 そして今俺たちの前に大きなゲートが出てきてベニシャは端に寄った。すると指揮官らしき人はゲートのほうに持っていた剣を向けた。


「総員ゲートの中へ行け!」


 指揮官らしき人がそいうと隊員たちは「おー」と声を挙げながらゲートの中へ入っていった。

 そして俺たちもゲートの中へと入っていった。






 ゲートに入ると1秒もしないうちにイクサクイーの拠点がある魔界に着いたのだった。今この世界に雨が降っている。これは少しいやな予感がするな。まぁいいかそんなことを気にしてても意味がない。さぁイクサクイーのボス倒してやるからな。

 

「テミス、ライシャ、グレフシルさん、ボチファイレさん行きましょう!」


「ハイ。大魔様」


「了解ですマスター」


「クハハハハーやってやろうじゃないか」


「楽しい宴になりそうですね」


 俺が言うとテミス達は武器や身体強化をし楽しそうな顔をした。

 ん?何だこの気配。俺は何観気配を感じ後ろを振り返るするとミレスター副騎士団長ボランティアが俺を切ろうとしてくる。それを俺は間一髪でかわしボルレス・レーノイラを拘束した。


「ボルレス殿なぜ俺を切ろうとしたんですか?」


 俺が問うとボルレス・レーノイラはこう言った。


「貴殿が天災級モンスターデルサップリアを倒したと聞いたものでどれだけの強さがあるか確かめたかったのだ。だが突然切りかかってしまったのは詫びよう。すまなかった。」


「いえいえこちらこそ拘束してしまって申し訳ありません。今外します」


 俺はボルレス・レーノイラを拘束していたロープを短剣で切った。するとボルレス・レーノイラは立ち上がり腕を回したあと俺にこう告げた。


「戸島殿気を付けてくださいませ」


「何をですか?」

 

 俺がなぜかと聞くとボルレス・レーノイラは顔を少し曇らせこう話した。


「私の父がイクサクイーの幹部にやられたことがありましてそれ以来父は剣を持てなくなってしまったのです。ですから戸島殿もお気を付けくださいませ」


「何を言い出すかと思えばそんなことですか。大丈夫です。俺いいえ俺たちはイクサクイー幹部を倒したんですから」


 俺が自慢げに言うとボルレス・レーノイラは驚いた表情をしテミスのほうに目を向けた。

 するとテミスはコクっとうなずきボルレス・レーノイラはこう告げた。


「どうやら本当のようですね。それにしてもあのテミスがこんなにも戸島殿になつくとは。おっと失礼。なつくではなく敬愛しているでしたかな?」


 ボルレス・レーノイラがそういうとテミスは少し顔を赤くしている。


「ちょっと叔父様それはないのではないですか?確かに大魔様は強くてかっこいいですしファンもたくさんいますけど敬愛とはひどいものですね。私は大魔様を慕っているのです」


 テミスはすこし赤かった顔をもっと赤くしボルレス・レーノイラに言った。

 っていうかボルレス・レーノイラとテミスって叔父と姪の関係だったんだね。以外だ。

 それはともかく俺たちは無駄話?に10分ぐらい使いそのあとイクサクイーのいる城へと向かったのだった。

 俺がここで成し遂げる目標はイクサクイー幹部を全員消すこととチーラたちを助けることなのである。

まっまさかテミスの叔父が出てくるとはしかも光王国ミレスター副騎士団長です。すごい強そうですよねだって副騎士団長ですもん。さて話は変わりますがそろそろイクサクイーの出番は終わります。あと5話くらいでイクサクイーは滅びるかもしれません。(ボスは生きてるかもしれませんが)

 と、言うことで次回もお楽しみに‼!!

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