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明日の準備!

 俺は精神だけ未来にいた。正確に言うと俺の未来の姿の中に今の俺がいるみたいな感じだ。そのことを俺の嫁(未来の?)は俺が娘らしき人物にサインを書いたときに見破った。それはともかく今俺の前には俺の未来の息子?(長男)がたっている。その長男は俺の不を見て話しかけてきた。


『なぁ父さん俺新しい魔法を作ったんだけど見てくれない?』


 え?この子は俺のことお父様じゃなくて父さんって言ってる。なぜなんだ?

 俺がそんなことを考えていると俺の嫁らしき人が俺の未来の息子らしき人を頭をパシッとたたいた。


『いっ痛いよ母さん。俺が何やったんだよ!』


『あら?私の息子なら気づくと思ったんだけど気づかないのね、そんなことも気づかないならあなたは次期当主にふさわしくないわね。』


『はぁ?どういうことだよ母さん父さんと次期当主に何の関係があるんだ?』


 俺の未来に息子らしき人はキレ始めた。


『ちょっとお兄様失礼でしょ。この方に向かって』


 それを見ていた俺の娘らしき人は俺が書いたサインを兄に見せながら言う。sのサインを見た兄は、口を開け10秒立ってから大声を出した。


『え、えー。うっ嘘だろ、それって父さんの昔のサインじゃないか。どこでもらったんだ?』


『どこってお父様からよ』


『そんな馬鹿な!俺が父さんに昔のサインをねだっても あっごめーん昔のサイン忘れたーとしか言わなかったのに。もしかしてまだ昔のサインかけたんですか?』


 未来の俺ってそんなにふわふわな感じなの?まぁいったんその話は置いといて混乱している俺の未来の息子に話をしよう。


「初めまして俺の未来の息子、あっ名前は言わなくていいよ。時空とかがおかしくなるから」


『はっ初めまして、って何言ってるんですか父さん。初めましてって何ですか?いったい何なんですか?』


「そうか、君はまだ気づいていないのか、じゃあ説明しよう。今ここにいる父さんは君の父さんじゃない。俺は冒険者時代の父さんだ!つまりライシャが若かったころの父さんだ!」


『ちょっとマスターそのたとえはいただけませんよ。訂正してください』


 ライシャをたとえにつかったらライシャが怒ってしまった。


「すっすまなかったライシャ。訂正しよう、わかりやすく言うとイクサクイーという軍団が崩壊を始めたぐらいの時間の父さんだ。これで分かったかな?」


 俺がそう答えると俺の未来の息子は手に持っていた紙を地面に落とし後ろに下がった。


『うっ嘘だろあっあの時代の父さんなのか!』


「ああ、あの時代の父さんさ。あっそれと未来について教えるのはやめてくれ、大変なことになるから」


『はい。わかっています。とっところで父さん」


「ん?なんだ」


『握手してもいいですか?』


「ああ、別にいけど」


 俺が手を差し出すと俺の息子はぎゅっと俺の手を握ってきた。正直言って痛い。俺がいたがっているのを見かねたのか俺の未来の嫁らしき人がこういった。


『もう話してあげたほうがいいんじゃない?お父さんいたがってるわよそれ以上力を入れるとお父さん仕事できなくなるかもよ』


『えっ、それは困る。すみません父さん。昔の父さんに会えたのがうれしくて、あっそうだ、俺にもサインください』


「おう、まかしとけ」


 俺は俺の未来の息子にもサイン(俺のいる時間の)を書き、渡した。そしてペンを返そうとしたとき頭に激しい痛みが走った。その際俺はペンを落とし、壁に寄り掛かった。


『お父様どうされました?お兄様これはいったいどういうことでしょう?』


『これはおそらく俺たちの住む時間の父さんの意識がもどるということだろう』


『それじゃあ昔のお父様は』


『ああ、過去へ帰るんだ。父さん一つ約束してくれるか?』


「何をだ?」


 俺は薄れゆく意識の中で未来の息子に問われた。そして息子が答えた。


『父さんが見た世界、俺たち、行動は絶対誰にも言わないでくれ。父さんなら信じられる』


「なんだ、そんなことか、任せとけ俺はお前らの父さんであり戸島 大魔だからな。すまないお前らとの別れももうすぐだ、今度は現実で会おうな」


『ああ、約束だぜ父さん』


『私も待っています』


「じゃあな」


 俺は目をつぶり気の流れに身を乗せた。



 そして俺が目を覚ました時、未来の息子たちは消え俺のいる世界に帰ってきていた。詳しく言えばファンクラブ塔の俺の部屋のベットにいる。俺がベットから起き上がると近くにある椅子でライシャが寝ていた。俺はライシャのほうへ行きライシャを起こした。


「よかったマスター生きてた。」


「おいおいライシャ開口一番その発言はナシだろう。なんで俺が死んでると思ったんだ?」


「それはですね…私はお風呂から上がった後服を着て髪の毛とかも乾かした後モデルティさんに陛下を呼んできてと頼まれてマスターを呼びに部屋に行ったんですがマスターの部屋をノックしてもマスターが出てこないんでモデルティさんに頼んでマスターの部屋のカギを貸してもらって部屋に入ったらマスターがベットで寝ていたので起こそうとゆすったのですがマスターは一向に起きようとしなかったのでマスターがいつ起きてもいいように私が監視していたんです」


 なるほどな。それにしてもモデルティは俺に何の用があったんだろう?


「とりあえず俺を心配してくれてありがとなライシャ」


「いえそれが私の務めですから、あとマスターに死なれてはマスターがなんでも言うことを聞くという罰が使えなくなってしまうので、そうですマスター。明日一日私と一緒にウイーラド観光をしましょう。ただしマスターは私の言うことを聞かなきゃいけないので私が仕切ります」


「そっそういえばそんな約束してたな」  


 しまったーダスミードリで約束したっけ?仕方ない一日ぐらいはライシャのわがままに答えてやるか。


「で、ライシャ明日ウイーラド観光するにあたって準備とかはいいのか?」


「おっマスターノリノリですね」


「俺もウイーラド観光したかったしな」


 俺が答えるとライシャはポケットからしおりらしきものを取り出した。


「じゃん!準備は万端です。これぞマスターが寝ている間作っていた明日のためのしおり名付けて 観しお1です」


 なるほど観光としおりさらに1か。ダサいようなダサくないようなまぁそれだけライシャは観光を楽しみにしてたということか。俺もライシャに答えてやらないとな。


「よーしライシャもうそろそろ夕飯の時間だ。食堂に行くぞ」


「ハイマスター」


「そういえば俺の分はないのか?」


「ないです。お忘れですかマスター明日は私が仕切るんですよそれなのにマスターにしおりをわたしては意味がないと思うのです」


「そっそうなのか…」


「そうです!」


 俺たちは明日について話しながら食堂へと向かった。それにしてもまさか俺の未来の家にライシャがいたとはしかもメイドとして。ということは俺が異世界人だということがライシャにはばれたもしくは話したということになるのか?う~んよくわからんが未来については考えないでおこう。 

 それより明日を考えよう!

いよいよライシャと大魔が町へ観光に行きます。次書く予定の観光の話はライシャと大魔がダスミードリにいったときから考えていた話です。

 話は変わりますが大魔の息子は大魔のことを父さんと呼んでいましたが娘はお父様と呼んでいましたね。これにはふか~いわけがあります。ですがその話は置いといて、大魔は未来で偉いひとになっていたんです。ちなみに大魔が初代当主で大魔の長男が二代目当主になると思われます。まぁその話はまたいつの日かお届けできると思います。

 では次回もお楽しみに‼!!

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