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ボチファイレの魔法

俺、師匠、ライシャ、タルサ、ヒメルシ、サタニルス、ルシルゲリカは今イクサクイーと交戦中である。だが、グレフシルさんとボチファイレさんは黙ってみているだけだ。まぁそんなことはどうでもいいんだがイクサクイーが多すぎる。俺の魔法なら簡単に攻略できるのだが、仲間がいてはそっちに飛び火してしまいそうなので使わないことにした。


「こいつら何体ぐらいいるんだ?俺はそろそろ限界だよ。」


「弱音をはかないでタルサ。まだいけるでしょ」


「はい。頑張りますメイキュンさん。 シャー、やってやるぜ。くらってみろ俺の究極の拳をアルティーメット バスターーーー」


 タルサが言うとタルサが拳を突き出した方向にいたイクサクイーはぺちゃんこになりそのあと霧になって消えたのだった。


「さっさすがタルサ。わっ私も頑張らなくちゃね。くっ喰らいなさい私の攻撃を爆水弾」


 ヒメルシは手を挙げて叫ぶと空からレンズ状になった水が来て、爆発した。その水は俺にもかかったが害はなかった。しいて言えば涼しくなった気がする。

 ヒメルシやタルサたちのおかげでイクサクイーの軍隊は減ったがまだ1万ぐらいいるようだ。俺たちは戦わなきゃいけない。なので、俺は剣をイクサクイーのボスと戦った時に使ったスシュリテンダに変えた。このスシュリテンダは神だろうが悪魔だろうが竜や最上位モンスター魔デモを切り裂いてしまうすごい剣なのである。だがその剣で10分間敵を切り続けても一向に敵は消えない。あと5000人ぐらいいると思われる。は~やばすぎだろう。だってルシルゲリカとサタニルスなんて休憩してるんだよ!どれだけイクサクイーがいるのかがわかる。

 おや?さっきまで寝ていたボチファイレさんが起きている。しかもこっちに向かってくる。


「はぁ~あ。戸島君たちなら殲滅できると思ったのになぁ~。残念だよ」


「どういうことですか?ボチファイレさん」


 俺が質問すると素直に答えてくれた。

 ボチファイレさんいわく俺たちを結構強いと認識していたらしい。どれほど強いかというと一人でイクサクイー50体は倒せるほどと思っていたらしい。しかも30秒以内で。それはさすがに無理だと思う。俺でさえも無理だ。なので『俺たちそんなに強くないですと言っておいた。』


「ごめんね。すご~く強いと思っていたから」


「いいえ。別にいいです。」


 なんか言葉に毒を感じるのだが…まぁいいか。


「さーて。じゃあ私の本気見せてあげようかな?」


「おっおい。本当にやるつもりか?」


「何言ってるのグレフシル。私の技を使わないとこいつら消えないよ。」


「なら仕方がないな。魔竜たちよ我の後ろにこい。」


「どういうことですか?」


 俺はグレフシルさんが不思議なことを言ったので質問した。


「見ていればわかる」


 俺いや、俺たちは言われるままグレフシルさんの後ろに行った。


「さーて。全員後ろにいった?」


 そういうと俺たちのほうを振り返った。


「うん!問題なさそうだね。じゃあ始めるよ。」


 ボチファイレさんが言うと彼女の背中からいかにも悪魔ですと言わんばかりの羽が出てきた。そしてボチファイレさんが飛行した。


「ねぇ!イクサクイー聞こえてる?私たちの冥府を荒らしたことは万死に値するよ。あなたたちに勝ち目はないからね。 光と闇、陰と陽、太陽と月、この世には表と裏があり私は裏に生きる悪魔。暗闇の力をわが身に宿し大罪人に暗黒の裁きを下す。闇にのまれ消え失せろ。シャルスーナ」


 ボチファイレさんが言うと地面に大きな魔法陣が展開され、イクサクイーは黒く染まっていった。


「ばっばかな。我らイクサクイーが悪魔ごと気に負けるはずはない。お前らあの悪魔に向かって攻撃せよ」


 イクサクイーの隊長らしき人が言うと兵士たちはボチファイレさんに向けて魔法を放った。だがボチファイレさんは魔法の盾みたいなもので攻撃を防いでいる。


「あら?私に勝てると思っているの?笑わせないでよ。それと私の手を煩わせたこと後悔しなさい。」


 ボチファイレさんは手を上にあげ一気に振り下ろしたすると魔法陣の中から魔法陣が出てきて上と下からイクサクイーは黒く染まっていき、二つの魔法陣が一つになるころにはイクサクイーは消えていた。そしてボチファイレさんは地上に降りてきた。


「あ~疲れた。でも少し楽しかったな。久々だよあんな大軍を一気に消したの」


「さっきの戦い見事なものだったな。さすが冥府四天王で魔法を一番得意とするものだなクワァハハハハー」


「笑い事じゃないでしょ。私だってあの魔法使うと疲れるんだから」


「そうなんですか?ボチファイレさん」


「あっ戸島君。さっきはごめんね。いいえ。先ほども言いましたが気にしてませんので大丈夫です。」


「ならいいわ。ところでグレフシルから聞いたんだけど戸島君ってアイドルやってるんだっけ?」


「アイドルっていうかデルサップリアという魔物を倒した英雄という扱いになってますね。」


「へぇ~すごいんだね。ところで私も戸島君の仲間にしてもらえないかな?」


「いきなりですね」


「うん。あっでもいやだったらいいんだよ。その時はファンクラブに入るから」


 結局俺とかかわってるじゃん。なんで俺が拒否したらファンクラブに入るの?もしかしてグレフシルさん何か言った?

つっ強すぎるボチファイレ。なんだあの技は。イクサクイーを一瞬で消してしまった。これはやばいかもな。ボチファイレのところに強いイクサクイーが送られてくるかもしれないぞ。

            まぁそれはどうかわかりませんがね。ということで次回もお楽しみに!!!!!

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