大魔の竜
俺とテミスが話していると女王やチーラ、ミスカちゃんと師匠がやってきた。その三人はテミスを心配そうに見てそのあと俺の方向いて「大丈夫だった?」と聞いてくれた。どうやら女王が俺が強欲の使いのマモキバクと戦ったことを聞いたらしい。その時だった。俺の携帯にメールが来た。メールの送り主を見てみるとなんとあの鋼竜のシテライロさんからだった。そのメールにはこう書かれていた。『よう大魔。元気にしてるか?俺たちの方は今大変なことになっていてな。なんか暴食をなのるやつが来て国を食べるとか言ってやがんだよ。で今はそいつと兵士が交戦中だってわけさということで大魔少しピンチだから来てくれないか?頼むぜ大魔!』と書かれていた。暴食ね。大罪に含まれるものか、潰さなきゃいけない奴かもな。
「チーラ、ミスカちゃん、テミス、師匠。俺はワイマカシに行こうと思うのだがついてきてくれるか?」
「もちろんだよ大魔」
「チーラさんと同じ意見で僕もついていきます」
「私も大魔様と共に行きます。」
「当然私も行くよ。だって大魔は私の弟子だからね」
「ありがとう皆。それでは女王様俺たちはワイマカシに行きます。何かあったら連絡してくださいね」
「わかっておる。大魔よテミスを宜しくな」
「はい。わかりました」
「ちょっと大魔様ー。それと女王様なんでわたしを宜しく何ですか?ねぇー」
「それは秘密じゃ。そんなことより大魔よ死ぬなよ」
「俺は死にませんから安心してください」
「ではそうするかのう。ところで大魔、出発はいつじゃ?」
「そうですね明日ぐらいには出発できたらいいかと思います」
「そうか分かった。ならよい」
「何がですか?」
「いやなんでもない」
そして次の日になった。
俺たちは今日ワイマカシへと向かうのだ。でなぜか俺たちの前に竜が用意されていた。
「大魔よこれはわらわからの贈り物じゃ。こいつらは中級の竜じゃ。」
「そうなんですか。で女王様なぜ竜がいるのですか?竜はこの世界に六体しかいないはずではないはずですよ?」
「うむ。そうじゃな。だからこいつらは竜族の子孫であるのじゃ。竜とは違う生き物なのじゃよいうなればこいつらはトカゲと蝙蝠が混ざったもの?的なものじゃ。安心するがよい。こいつらは忠実であってけっしてお主らに牙はむけぬであろうな。では大魔よ好きな奴を選ぶがよい」
「俺が最初ですか?」
「そうじゃよ。はよ選べ」
はぁ~みんないい感じだけど俺が良いと思う竜は…一番端の竜にしよう。
「女王様俺はこの竜にします。」
「うむ。よいじゃろう」
「ところで女王様」
「なんじゃ?大魔よ」
「この竜に名前はあるのですか?」
「名などないがなんじゃ?」
「いえでしたら俺が名前を付けてあげてもいいですか?」
「別に構わんが」
「ではそうします。」
うーん。黄色い色をした竜ね。土っていう感じあるけどやっぱり光とかかな?そうだ!この子の名前はこれにしよう。
「君の名前はライシャだ!」
すると俺がライシャとなずけた竜が光に包まれた。その光が消えるとライシャはいなくなり15歳ぐらいの少女が立っていた。
「はじめましてご主人様。」
「だっ誰?」
「なんと!私をお忘れですか?っていうか先ほど名前を付けていただいたばかりではありませんか!」
なにこの金髪の少女は?しかもこの子メイド服着てるし。もしかしてあいつか?
「なぁもしかしてライシャか?」
「はい!そうです。改めまして 竜族のライシャです。宜しくお願いしますご主人様」
「おうよろしくなライシャ。あと俺のことはマスターと呼んでくれ」
「かしこまりました。マスター」
うん!なんだかいい響きだ。ていうかなんでライシャは人になれたんだ?
「ライシャよお主は進化しておるな」
「女王様どういう意味ですか?」
「大魔よライシャはランクが二つぐらい上がったんじゃ。今のライシャは上級モンスターに匹敵するエネルギーを持っておるな」
「確かにそうですね。大魔君の影響かもしれませんね」
「ちょっと師匠。俺のせいにしないでください」
「ごめんごめん」
「ライシャお前は竜の姿にも戻れるか?」
「もちろん戻れますよ。マスターの意思のままに」
「そうかそれなら安心だ。俺たちはワイマカシに行くんだがそこまでお前の背中に乗るがいいか?」
「はいもちろんですよ。ワイマカシまでなんて楽勝です」
「そうかそれは良かった。」
「そうじゃ!お主らもはよう竜を選ぶのじゃ。」
「はい」
チーラ、ミスカちゃん、テミス、師匠、は竜をそれぞれ選んだ。そして女王から水晶をもらった。この水晶は必要な時に竜を召喚できるものらしい。これがあればいつでも竜をよびだせるということだ。
「そうだ。ライシャ お前にこれをあげよう」
「なんですかこれは?」
「これは俺の作った剣だ。この剣には竜の力を強める効果がある。」
「さすがはマスターです。でももしこの剣が折れてしまったらどうするのですか?」
「そうだな。じゃあお前にこれをやろう」
「何ですかこれ?」
「それは鉄砲と呼ばれるものだ。実際それはエネルギーを込めて発射するものなんだ。お前にぴったりだと思うぞ」
「本当ですか?ありがとうございますマスター」
「気に入ってくれてよかったよ。さてワイマカシへ行こうか」
「「「はい」」」
俺たちはミレスターを離れワイマカシに向かうのだった。
大魔すごすぎです!竜に名前を付けたら進化したんですから。さすが魔法世界人ですね。
次回はワイマカシできっと暴食と会うでしょう。それでは 次回もお楽しみに‼!




