尋問室
文字が少ないのです。いつもより。
ファンクラブ塔に戻った俺たちは美徳の使い専用のエレベーターに乗りファンクラブ塔の地下に行った。
その地下は世界に危害を加えようとしたものたちを尋問したりする場所があるところだった。
「将軍、こっちです」
「そっちか、すまんすまん道間違えた。」
来るの初めてだもん。
地下に来た俺は目的地がある方向につながる道と違う道を間違えた。
「なぁチャスラン、ファンクラブ塔ってどこまで続いてるんだ?」
「物理的ですとファンクラブ塔がある場所の両隣にある建物の地下まで続いています。ファンクラブ塔は地上より地下のほうが広いんです」
「なるほど」
ファンクラブ塔って超広いんだな。ってそんなことはいいから早くマジトたちを捕えたところに行こう。
マジトたちが捕らえられているところの前に着くとチャスランは服のポケットからカードキーらしきものを取り出しカードリーダーにかざすと扉の前に1~9の数字が書かれた札が出現しチャスランは数字を何個かタップすると扉が開いた。
「どうぞお入りください。将軍、ライシャさん」
「ありがとう」
「ありがとうございますチャスラン様」
俺たちは施設の中に入りマジトたちがいる場所へといった。
「モデルティ!」
「いらっしゃいませ。陛下これよりマジト・シリウスワンの尋問を始めますんでこちらへ」
「わかった」
俺はモデルティに案内され尋問室の斜め上の部屋に着いた。
俺とモデルティとモデルティの部下がいる部屋は尋問室が見えるのだ。感じとしては工場見学などで通り通路的な感じ。わからないかもしれないが俺もわからない。
「陛下、そこにある椅子に座ってください」
「わかった」
俺が椅子に座ると地面からモニターが4つ出現しそのモニターに尋問室の映像が出現した。
「モデルティこれは?」
「尋問室のライブ映像です。自分の眼で立ち上がって尋問室を見るよりこっちのほうが楽ですし面白いので」
「そ、そうか」
「はい、それとそろそろ始めるんで静かにしてください」
「わかった」
っていうかライシャとチャスランはどこに行った?もしかして…………。まぁ考え過ぎだろう。
とりあえず見るか。
「だれか~!いる?私をどうする気?兄様はどこ?」
「面白いこと言わないでくださいよ。ねぇ?マジトさん」
「ら、ライシャちゃん!」
おお、ライシャだ。最初はライシャか面白いな。
「ライシャちゃんじゃありませんよ。竜の血やらなんやらをつかい剣などを作った罪は重いですよ。」
「ひっ!」
ライシャが闇モードになってる気がする。
「ら、ライシャちゃん本当にごめん。兄様が竜を持っていたから私も欲しくて竜に手を出しちゃった。ごめんね!」
マジトは心からの謝罪を知らない。あいつは俺のいた世界の学校で一番上に立っていた。故にあいつは自分が悪いとは思っていない。家では次女だったから甘やかされてたしな。はぁ~これは俺たちの一番の失態だな。
「ごめんねじゃないんですよマジトさん。マスターが竜を持っていたからってこの世界に存在する竜を捕えその竜を実験材料にするなんて言語道断です!!!!」
「え、ちょっと。ら、らららららららららライシャちゃん????」
ライシャは体から電気を発生させ尋問室の壁などにぶつけた。ちなみにその電気の色は黒。
ライシャが使う電気の色じゃない。
「陛下、これは非常にまずいですよライシャさんが闇っぽくなっています。ライシャさんをこんなにするなんてどういうことなんでしょう?」
「さぁな。とりあえずマジトが何か話すまで待とう」
「了解しました」
俺たちは引き続きライシャとマジトの話を聞いている。マジトがこの状況にしびれを切らしたのか右手を挙げた。
「す、すみません。もう、許してすべて話すから!!!」
「そうですか、ですが許すことはできません。」
マジトが折れたか。よし、尋問は成功だな。
「モデルティ尋問室に音をつなげてくれ」
「承知しました」
モデルティは尋問室とこの部屋の音をつなげ俺にマイクを渡した。
『ライシャ、そこまでにしろ。後はマジトから話してもらうから電気をしまえ』
「ま、マスター!了解しました。」
ライシャはペコっとお辞儀をし電気をしまうと尋問室から退室した。
『マジト、お前が知ってることを全部話してもらうぞ。いいな?』
「はい、兄様。」
返事だけはいいんだよな。よし、とりあえずマジトに魔法でもかけとくか。嘘つかないように。
マジトが捕まって尋問されてライシャが闇か。クソストーリですね。(笑)
特に書くことないのででは次回もお楽しみに!!!!




