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マジックワールドから来てくれましたようこそ我らの世界へ  作者: 次元渡米
世界全体開催大魔ファンクラブライブ!
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ダスミードリライブ会場

                  *

 大魔が神界に行きイクサクイーどもと戦ってるときチーラたちがいる世界ではタルサとライシャがダスミードリにライブ会場を立てるためにダスミードリの竜の住処近くの空き地に船を止めその前にライブ会場を設置することにした。

 まずは闇竜に許可をとらないとだめだが。


「ライシャさん着きましたよ。あれ?なんか元気がないように見えるんですが…………」


「そう見えますか?そうですか。」


「ライシャさん?大丈夫ですか?本当に」


「はい、問題はありません」


 ライシャは悲しそうな顔をしていたがすぐにいい顔になりタルサと共に外に出た。


「久しぶりだね。ライシャちゃん」



「お久しぶりですねザンさん」


 外に出たタルサとライシャを歓迎したのは闇竜四天王の一人ザンだった。ザンは紅茶を飲みながら二人を出迎えていた。ちなみに大剣を背負っていた。何かあったときに使うためだと思う。


「初めましてでいいですか?」


「うん、そうだね、僕は君を知らない」


 タルサがザンに向かい挨拶をし、残がだぁ~れ?と聞くとタルサは着ていた服についていた汚れを払って落とし背筋を伸ばしてこう告げた。


「俺は美徳の使いが一人、寛容の使いタルサです。」


「へぇ~、タルサって言うんだ。よろしくね。君は知ってるかな?ねぇルシルゲリカ」


 ザンがタルサと握手した後闇竜の竜の住処に向かってそう告げるとルシルゲリカがやってきた。


「知ってるよ。だって美徳の使いだもん。私たち大罪の使いと対になる存在だもん。」


「さすがだね。ルシルゲリカ」


「当然でしょ?私はルシルゲリカ様よ」


「はいはい」


 ザンが少しよいしょしただけでルシルゲリカは調子に乗った。


「さて、タルサ、ライシャあなたたちが来た理由は知っています。ではちょっと自己紹介を。今回の件の責任者になりました。大罪の使いが一人、傲慢の使いルシルゲリカです。よろしく」


「よろしくお願いします」


「よろしくお願いいたします」


 ルシルゲリカが丁寧にあいさつをしたのでタルサも丁寧にお辞儀をし、ライシャは拍手をした。その状況にはルシルゲリカもうれしかったらしい。口角が上がって「ふふ~ん」的なことを告げたからである。

 そしてルシルゲリカはコホンと咳払いしこれから何をするのかを説明した。


「それじゃあタルサ、ライシャこっちに来て。闇竜様に会いに行くよ~」


「「はい」」


 ライシャとタルサはルシルゲリカに案内され竜の住処に入って行った。ザンはというとタルサの部下たちと共にライブ会場をどんなふうに作ればいいかを話し合っていた。


「闇竜様、ライシャとタルサを連れてまいりました。入室してもよろしいでしょうか?」


『うむ、入るがよい』


「失礼しまします。」


 ルシルゲリカが扉をあけ中に二人と共に入るとそこには王座みたいなところに座って本を読んでいた闇竜ことモソリメスがいた。その隣にはサタニルスがお茶セットを持っていた。お茶の種類は紅茶。つまりザンはモソリメスとお茶を飲んでいたということである。


「ようこそ。わたくしのへやへ。ごめんなさいね。いろいろと散らかってて」


 そう、散らかっていた。ゴミとか料理が入っていた容器がたくさんあって散らかってる方ではなくあいつの物があったのだ。


「初めましてモソリメス様。俺は美徳の使いの寛容の使いのタルサといいます。よろしくお願いいたします」


「うん、よろしくね~」


 タルサが丁寧にあいさつをするとモソリメスはラフにそんなことを告げた。この人はいいやこの竜はおもしろいようだ。


「それで気になったのですがなぜ兄貴のグッズがたくさんあるんですか?壁には初回限定版についてた隠し撮り戸島 大魔B2タペストリーまで」


「あ、バレちゃった?こほん。実はわたくし大魔さんのファンなんですよ。」


「そうでしたか。」


 モソリメスさんはポケットから扇子を取り出しそう告げた。この扇子は一週間前に行われた一日限定のアイテムだった。しかも朝から並ばないと手に入らないものでもあった。さらに!最後の一個には大魔直筆サインが入っている。それをモソリメスは持っていた。


「ほう、ファンなんですか。まぁそれを見ればわかります。限定商品ですもんね」


「そうなんですよ。で、大魔さんの姿が見えませんが…………」


「あ、実は神界に今いまして」


「神界ですか。なるほど」


 モソリメスは「何があったんだろう?推しが来ると思って楽しみにしてたのに」と思っていたがタルサたちが来た目的を知っているので大魔がいなくてもいなくても関係ないと自分で開き直った。


「それで、あなたたちはライブ会場を設置するために来たんですよね?」


「そうです」


 モソリメスがそれを聞くとタルサは真顔で告げた。


「了解です。では船を止めた場所の前にある空き地に作ってください」


「ありがとうございます」


「あ、それとライブって撮影とかありますか?」


「ありますよ。この水晶に録画して売り出します」


 タルサがポケットから水晶を取り出し説明するとモソリメスは「やった!」と思ったのかガッツポーズをした。


「その水晶をもらえたりしますか?」


「いいえ、録画してから編集とかもあるので渡せません。もちろん水晶に映像が入ってなくてなくても渡せません」


「そうですか。じゃあこの国で開催されるライブを観ます。」


「はい、それでお願いします」


 そのあとタルサとライシャは外に出て資材を並べていたタルサの部下たちと共にライブ会場設置を始めた。

モソリメスが出てきたよ~。久しぶりだな。で、ダスミードリのライブ会場設置が始まりました。あと何国かな?ライバーラ、レホマリア、あとちょっとで完成のダスミードリ。まだ三つしか関せしてないですわ。まぁ頑張れ~。

 では次回もお楽しみに!!!!!

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