表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジックワールドから来てくれましたようこそ我らの世界へ  作者: 次元渡米
世界全体開催大魔ファンクラブライブ!
251/344

会場設置後

 ふ~~。ライブ会場設置が終わった!!!よかったよかった。

 ちょびっと魔力使ったから疲れた。ライブ会場設置するためだけに魔力を使うとか普通はあり得ないよな。


「お疲れさまでした。兄貴」


「お、タルサ。お疲れ様」


「はい、あ、これどうぞ」


「お、サンキュー」


「皆さんもよかったら」


 タルサは俺に紅茶を渡してきた。それはとってもあったか~~いものだった。物理的にも心的にも。

 しかもタルサは俺だけでなくこの場にいた者たちに紅茶を渡した。そういう気が利く感じいいよな。


「そうだ、タルサ、次はどこに会場を設置するんだ?」


「そうですね~~~。では次はレホマリアですかね。」


 レホマリアか、刃竜スラガルダさんがいる国だな。あそこは獣たちがたくさんいたりするんだよな~。


「へぇ~レホマリアに行くんだ。大魔」


「それがどうかしたんですか?アユウナさん?」


 アユウナさんは髪の毛をくるくるしながら独り言を何故か言ってる。


「あ、そうだ、少し話したいからこっち来て」


「わかった」


 俺とアユウナさんは俺たちが乗ってきた船に入り船の中に設けられていた小会議室に入った。


「防音っと。これでだれにも聞かれないで話ができるね?大魔?」


「そうですね、アユウナさん。それとずっと思っていたんですがなんで俺のことを『大魔』と呼ぶんですか?」


 ずっと気になってたから聞いてみると彼女はくすくすと笑って………………


「決まってるじゃん私の子孫チーラちゃんの呼び方だからだよ。レストボロナの中でもチーラちゃんはほかのゴミレストボロナよりちょっと好きだからだよ?」


 ゴミレストボロナって………。ちゅうことはコイードさんはゴミとみなされてるのか?いやちょっと嫌いってところかな?チーラの父だし。


「それより本題だよ。前にも聞いたかもしれないけどどうしてライブをするの?」


「簡単ですよ。滅ぶ前に楽しいを事をというものです。」


「ふ~ん面白いね。やっぱり君たちは面白いよ。大罪コード『色欲』」


 ???急にどうしたんだ?大罪コード?何それ中二病ですか?アユウナさん。


『コード認証色欲理解。用件を』


「大罪の剣と兵隊を」


『了解した。色欲』


 突如機械的な音声が流れ俺の異空間収納魔法みたいに何にもないところからとある剣が出てきた。


「フッフッフ、やっぱりこの船の中だと認証されるんですね。ここだけ魔力濃度が強いということですね。アアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」



「アユウナさんあなたはいったい?」


「私はアユウナ・レストボロナ。レストボロナ家を滅ぼそうとした者。またの名を色欲の使いアスデラミ。」


「そんなの知ってます。で、なぜそんなことを言ってるんですか?」


「簡単だよ。世の中がつまらないからに決まってるじゃん。滅びの刻を早くするんだよ。」


「やめてください!滅びはいつか来ます。ですが今やるとまずいんです!」


「何がまずいの?」


 クッ、ここは言うしかないか。!!タルサが近くにいる。ラッキー。


「タルサ、言ってもいいか?」


「どうぞ兄貴」


 俺がそう告げるとタルサがアユウナさんがいる方の壁から出現した。


「了解。そんじゃあアユウナさん、実はライブ会場に地盤を固める魔法を入れててなそれで星の核を固めてるんだ」


「ふ~ん、その行為に何の意味があるの?」


「星がバラバラにあるのを防ぐ」


「え?」


 はぁ~やっぱりわかってないらしいな。大罪の使いって世界が汚れてるからそれを直すための者だろう?え?違う?マジか。よくわからんがとりあえずアユウナさんにはあの事を教えておいた方がいい気がする。よし、タルサに任せよう。


「タルサ‼すまんが任せてもいいか?説明」


「いいですよ兄貴!!」


「サンキュー。じゃあ頼んだ。」


「はい。」


 俺は取り合えず一歩下がった。そしてタルサが俺のいた場所に行くとコホンと咳払いをしてからこう告げた。


「この世界が滅ぶといいましたが滅び方もたくさんあります。まず星がバラバラになって別の星に破片が飛んでいくもの、一瞬にして消えるものなどです。その中で一番良い消滅の仕方は一瞬にして消えるもの。これはこの星の現在の核では成し遂げることができません。故に大魔ファンクラブ塔、美徳協会はそれを成し遂げるべくライブというものを使うことにしました。各国にライブ会場を置くことにより核を保とうとするものであります」


「そ、そうだったんだ。ふ~ん、面白いこと考えるんだね。やっぱり」


 どうやら納得してくれたらしい。アユウナさんはいい人だな。


「いいわ。滅ぼしたいけどやめとく。五年待ってあげるよ。」


「ありがとうございます」


「ありがとう、アユウナさん」


「別にいいよ。それよりさ食べ物ない?」


「「え?」」


 アユウナさんの唐突な「食べ物ない?」という発言に俺とタルサは思わず疑問の声を発した。


「この剣取り出すのに魔力を使っちゃってお腹すいたの。」


 なるほど、そういうことか。じゃああれ渡せばよくない?


「タルサ、お弁当一つ余ってたよな?」


「はい、これから食べようと思っていたお弁当予備で5つあるのでそのうちの一つを差し上げます。」


「ありがとうございます」


 タルサは一回部屋から出るとお弁当をとって戻ってきた。


「どうぞ」


「ありがとう!!」


 アユウナさんはお弁当を受け取ると部屋を出て机付きの椅子に座りいただきますをし彼女はお弁当を食べた。

 さて俺たちも昼食にしようかな?


「昼食にしますか?兄貴」


「そうだな」


「了解しました。では外で試しライブやってるライシャさんと観客になってる兵士たちを呼んできます。」


 ライシャ試しライブやってるの?あいつ面白いな。

 っていうか俺が昼食(以下略)と思ってた時ちょうど昼食に(中略)兄貴と来たもんだからビビったんだけど。まぁ昼食が食べれるので良しとしよう。

 さぁ昼飯じゃ~~~!


会場設置が終わり少しの休憩時間をかきました。美徳協会、大魔ファンクラブはやばいことを考えていましたね。大魔ファンクラブですが大魔はトップではありません。誰がトップなの?と思うでしょうが美徳の使いがトップです。全員がね。美徳協会はもちろんマジトがトップです。

 で、次回はレホマリアに行くと思いますのでよろしくです。(←何がよろしくなんだろう?)

 では次回もお楽しみに!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ