表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/344

大魔のファン


 俺はレニャールのカフェでコーヒーらしきものを飲んでいる。俺のいた世界にはコーヒーはあったものの、こっちの世界との見た目が全く違うのである。だって緑だぞ。最初見たときうっってなったよ。なんでこのコーヒーは緑なんだろう?しかも砂糖いれると黄色になるしさ、どういうコーヒーだよ!って思うね。しかもこのコーヒー作った人って刃竜さんなんだってさ。刃竜さん影響力持ちすぎでしょ。 とまぁ考えながら俺は緑色のコーヒーを飲んでいるところなのだ。このコーヒー見た目はへんだけど味はとってもいいんだよね。そこがすごくいいね!

 さて隣を見てみるとなんか話しをしていた。まだ俺のCDの話をしているかと思えば俺のぬいぐるみ人形を二人が持って話している。そうこの人形 もちろんカーノタさんが作ったものだ。一応俺は許可を出しているので問題はない。あの人形を見てみるとテミスのだけマントがついている。あれは俺がこの世界に来たときにしていたマントと同じ形だ。きっとチーラから聞いたんだろう 俺がマントをしていたことを。

 そんなことを思っているとチーラとミスカちゃんが帰ってきた。両手には買い物袋を持っておりポスターのような紙が丸まっている。


「ただいま大魔。結構買っちゃたよ。みてみて大魔印の扇子!かっこいいでしょ」


チーラとっても嬉しそうだね あとなに?俺の名前が書かれた扇子?そんなものつくったけ?

 ああそういえば作ってたかもね俺はあんまり覚えてないけどさ。


「大魔さん僕も買いました。見てくださいこれ!マスコットみたいな感じになった大魔さんのキーホルダーです。かわいいでしょ大魔さん」


「ああそうだね。あっそうそうなんで竜の人たちが俺のグッツのこと知ってるのかわかる?」


「ああそれだったら私が教えたわよ。もちろんシルホルップさんにもね」


「え?チーラってシルホルップさんのメアドもってたっけ?」


「あっうんライバーラに行く途中ウイーラドに泊まったでしょ、その時にメアド交換したの」


「そうだったんだね」


「うんそうだよ あっそうだシルホルップさん大魔に会いたがってたわよ」


「ああだから『大魔のグッツたくさん買っちゃいました!』というメールが来たんだな」


「大魔のまさか知り合った竜の人たちから大魔のグッツかったよ!っていうメール来てるの?」


「ああ来てるよ 」


「さすがは大魔!竜の方からメールもらうってすごいよ」


そうなのか。よっぽどすごいことらしい 俺にはわからないがな。


〈ピンポンパンポーン〉


「ただいまより 英雄 戸島 大魔様が作られた歌を放送します。題名は『魔術バンザイ』」


 え?俺の作った曲が流されるの?うそでしょ俺の難も聞いてないけどさ。ていうかなんでここにいる全員が立ってるの?さっきまでみんな座ってたよね?


〈チャンチャラッチャターンターンターン〉


「魔術それはー世界ーの宝ー世界ー守るー神秘の力ー 俺ーたちにー神秘のちかーらをー

 魔術ーは岩をもくだーくー魔術それはー空ーにも浮けーるー。このー素晴らしい力を悪に使うことはゆるさーれなーい。魔術はみーんなの誇りでああるー。

魔術バンザイ!平和バンザイ!世界のたーめにー魔術を使おう皆のためにー。」



「「「わー」」」


「いつ聞いてもいい曲だー。さすが大魔さんだー。。すごい人だー」


なんか俺神的な感じになってない?なんかおかしいと思うんだけど?


「さすがですコン。大魔さんの曲はいつ聞いても素晴らしいですコン」


「うん いいですよね 大魔様の曲は。私もそう思います」


「「本当にそうです」」  


うわーテミスたちの所に人がたくさん集まってるよ。ねぇ俺ってどれだけ人気あるの?

 俺の曲が流れてから40分がたったがまだテミスたちは話している。正直いって怖い。なにこの人たち?


 さて俺はチーラとミスカちゃんを呼び明日竜の住処へ行くことを決めた。テミスにはチーラたちから伝えてもらうことにした。



                    *

  

 「ふんふふーん。よーしキレイになった なった。」


ザンが鼻歌を歌いながら室内をきれいにしている。


「おいザン何やってるんだよ」


「なに?ヘヌス?」


「何整理してんだ?」


ヘヌスが座っていたイスからたちあがりザンがさっきまで掃除していた棚に手を触れようとする


「ちょっとやめてよね。せっかく僕の集めた戸島コレクションが汚れちゃうじゃん」


「ふっ。なんだよてめぇーあいつに負けたから奴をつぶすための道具か?」


「いやちがうよ。僕は戸島のファンになったのさ。わかる?メルグリィタがデルサップリアの封印を解かなければ戸島の人気はここまで出なかったんだよ!まぁ僕のおかげといっても過言ではないね!」


「すっかりファンになってるじゃねえか」


「そういいながらもヘヌスだってDIMって書かれた服着てるじゃん。それって大魔って意味だよね

ヘヌスだって戸島のファンなんだよね」


「ああそうだよ俺は変わった。大魔に負けてから俺はあいつを神だとおもってるぜ。この世界を救ってくれる神だとよ。」


「さすがですね。よくおわかりになられてますねヘヌス」


「うるせぇよシュピア。お前だってあいつのファンなんだろ?」


「ええそうですわ。まぁ私の場合ファンというか大ファンですね。」


「そうだな見ればわかるよ。お前の周りに大魔のぬいぐるみ人形があるんだもんな」


「ええそうです。さて 先日闇竜様から連絡がありました。『戸島 大魔を連れてこいと』いっておれれましたわ。」


「なんでボスはそんなこといったんだ?」


「その理由が闇竜様も大魔のファンだからだそうです。もう真剣に話しておりましたよ」


「さすがボスだぜよくわかっているじゃあないか。さすがだなボスは」

                 *

大魔超人気ですまさか、悪魔たちもファンだったとはね さすが大魔!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ