滅とライブ準備
俺、モデルティ、ヒメルシは美徳協会に着きマジトの部屋でモデルティとヒメルシは正座させられていた。
「こほん、え~っと二人はライブ関係のことでけんかしてファンクラブ塔の屋上で戦ったというわけだよね?」
「「はい、その通りです。」」
「うんうん、よぉ~~~く分かった。ミスカ・アークトゥルススリーこの二人を地下労働施設に送りにする!」
「承知しました。マジト様」
あ、ミスカちゃんだ。久しぶりに見た。なんか前会った時よりかっこよくなってる気がする。
「では節制の使いと謙虚の使い殿こちらへ。あ、大魔さん地下労働施設ご覧になりますか?」
「見てみたい。」
「了解しました。では大魔さんもこちらにどうぞ」
俺とミスカちゃんと共にやってきた兵隊はモデルティとヒメルシを縛り台車に乗せ地下労働施設に向かった。
エレベーターに乗り地下に降りた。
「到着です」
「なぁミスカちゃんあんまり下ってない気がするんだがここでいいのか?」
「はい、いいんですよ。高速で降りたので地上近くに感じるんです。僕も前まではそう感じていました。ですが今は深いなぁ~と思っています。ちなみにここは地下2万メートルですよ」
うん、深いのか深くないのかがわからない。
「さぁ節制の使い、謙虚の使いあなた方にはここで働いてもらいますからね。」
「「わかりました」」
ミスカちゃんはよしと告げ指をぱちんと鳴らすと兵隊たちが二人の拘束を解き俺たちの前にあった長方形のドーム内に入れ鍵を閉めた。
「じゃあ、がんばれよ」
「お任せください陛下!」
「まっ任せてくださいくっ君主」
二人ともこれから労働なのに元気だな。もしかしなくとも火山で働けって言ったら喜んで働くかもしれない。
「さて大魔さんマジト様から話があるそうなので先ほどの部屋に来ていただけないでしょうか?」
「わかりました。行きましょう」
っていうかミスカちゃんすっごい丁寧に喋るんだが?なんでなんだろう?不思議だな~。
しばらくして俺とミスカちゃんはマジトの部屋に着いた。
「お久しぶりですね兄様」
「ああ、久しぶりだなマジト。」
「どうぞ座って下さい」
マジトはデスクから立ち上がりデスクの前にあったソファに座った。俺は机を挟んで反対側にあったソファに座った。
「ミスカちゃんあれの準備を」
「処置しました。マジト様」
ミスカちゃんは扉近くに立っていたがマジトに「あれの準備を」と言われたためソファの間にある机にミスカちゃんは書類を置いた。
「マジトこれは?」
「ライブ会場の建設資料です。あ、ミスカちゃんこれは極秘情報だから申し訳ないけど部屋から出て行ってもらえないかな?」
「わかりました」
マジトが眼に魔力を籠めながら言うとミスカちゃんはペコっとお辞儀をし部屋から出て行った。そのあとマジトはこの部屋に高度な防音魔法をつけた。
「お前。これライブ会場の建設資料じゃないだろう?」
きっとそうだ。マジトはライブ会場建築の資料を他人に見せないのはおかしい。
「この資料はこの世界があとどのくらいで滅びるかが書かれた資料です。」
やっぱりな。秘密資料か。待てよ。ということは滅罪巫女と協力してるということか?
「マジトお前は世界を滅ぼすのか?」
「それもいいかもしれませんね。兄様。この世界を滅ぼせば私たちの世界に5年に一度来る魔力枯渇が無くなりますので」
ま、マジトお前は魔力枯渇に苦しまれてたからな。昔それで死にそうになってたしな。
「魔大様、マジト様は本気ですよ」
「お前もマジト側か。滅罪巫女」
「ええ、ですが半分滅ぼせばいいと思っています。」
半分か。それならまだいいか。
「ふたりは本当にやばいな。で、半分ってどの国を滅ぼすんだ?」
俺が聞くとマジトは魔法でお茶を作り出し飲んでから答えた。
「う~ん、ダスミードリ、レホマリア、ワイマカシ、フルイ―シジャですかね」
「全部あんまり関わりがない国だな。それならいい…………よくないぞ!まずは謎の敵をどうにかしないとやばくないか?」
「それもそうですね。じゃあ滅ぼすのはまた今度で。えっとそれで私たちが滅ぼさなくてもこの世界は滅びます。予測日時は滅罪巫女よろしく」
「了解しました」
滅罪巫女は一歩前に出て話した。
「自動で世界が滅ぶときはやく5年後です。」
「五年後か~早いような短いような」
「ですよね。魔大様」
口に出てたか。やっちまったな。
「この話はお~しまい。ハイハイじゃあ次はライブについて話そう!」
マジトがそんなことを口にした。自分からこの話を振っておいてなんなんだろうな。あいつ。
そのあと俺たちはライブについて話し結果的に滅罪巫女もライブに出るようになった。
モデルティとヒメルシは美徳協会の地下にあるという労働施設に送られましたね。二人が喧嘩をしたせいです。まぁ頑張って働いてください。
それと5年後にこの世界は滅びるらしいです。さぁ大魔がんばって5年以内にすべてを解決し君の世界に帰るんだ!
では次回もお楽しみに!!!!
(いつも思うが終わり方が雑になってしまう~~~)




