ファンクラブ塔の観測所
神界から帰ってきた俺と滅罪巫女はファンクラブ塔の関係者専用入り口にいたモデルティと話をした。
「おかえりなさいませ、陛下、滅罪巫女さん。で、先ほど私たちで話し合ったのですがこれからみなさんにはこの世界が崩壊する前に各国でライブをしていただきたいんです。ちなみに陛下の衣装は作ってあります。」
「へぇ~すごいじゃないですか。戸島様。ライブですって。なにかは知りませんがきっとすごいことなんでしょうね」
そうか、滅罪巫女はライブを知らないのか。まぁそうだろうそうだろう。で、なんでライブなんだ?しかも崩壊って言ってなかったか?
「すごくはないぞ滅罪巫女。で、モデルティなんで俺たちがライブしなくちゃいけないんだ?」
「さっき言った通りこの世界が崩壊するからですよ。あ、これ以降はこの場でしゃべるとまずいのでとりあえず陛下も入られたことがない施設へご案内します。」
「ああ、」
俺と滅罪巫女はファンクラブ塔に入りいつも使っているエレベーターに乗ったがモデルティはボタンを押さなかった。
これじゃあ動かないじゃないか!何を考えているんだ?
「陛下、滅罪巫女さん、エレベーターの端に行ってください。」
「わかりました」
「ああ」
俺たちがエレベーターの端に行くとモデルティはエレベーターの中心に魔法陣をかくとその魔法陣を起動した。
「モデルティその魔法陣はもしかして?」
「はい。ゲートです」
「やっぱりそうか。これから行くところはファンクラブ塔内だが空間が別なんだろう?」
「はい、さすが陛下ですね、素晴らしいです。ではまいりましょう」
やっぱりな別空間にあったか。面白いな。
エレベーターが動いてしばらくするとそれは止まり扉が開いた。
「こちらです陛下方。あ、段差があるので気を付けてください」
「わかった」
エレベーターから降りると大きな扉がありそこにはモデルティの文様が書かれていた。
「あ、すみませんあけるのを忘れていました。『開きなさい私の命令です』はい、これでオッケーです」
モデルティが呪文らしきものを告げると扉がガガガと音を出し開き扉の奥に見えたのは神ぐらいの力を持った生命体が20体パソコンのあるデスクに座りカタカタしている。なにこれ。
「陛下。こちらは世界がどんな状態にあるかを調べる施設です。まぁここは放置でとりあえず私についてきてください」
「わかった」
ついてきてといわれたが見たい。パソコンを見たい。どんな事やってるのか見たい。しかしモデルティについて行かないと迷子になる。なんかここ広いから。
「こちらです。陛下。滅罪巫女さん。」
「と、戸島様これって?」
「神界の聖堂にあった奴か」
「は、はい。なんでこんなところに?」
「モデルティどういうことだ。神界にある装置がなぜここに?」
モデルティは近くにあったボタンを押した。すると神界にあるはずの装置が崩れこの星らしきものが出現した。
「ほう、モデルティさっきのは偽物だったということか。」
「はい。陛下。ちなみのこれは私たち美徳の使いとメイキュン様で作り上げた装置です。これはこの星の核の状態を監視し壊れないかを調べているんです。あ、このことは秘密にしておいていただきたいんです。もし情報が外部に漏れればどうなるかわかっておりますよね?」
「お前らが力ずくで情報を消すだろ?」
「はい、その通りです。」
やった。正解したぞ。うれしくない正解だが。
「それで、なぜおまえはこれを俺たちに見せたんだっけ?」
モデルティはよくぞ聞いてくれましたという顔をし、床を足で三回たたくとそこからタッチパネルが出現しそれを使用しエンターキーをした。
「崩壊までのこのわずかな時間に人生最高の思い出を作ってほしかったんです。それだけですよ。誕生があればいつか崩壊、滅びが来る。故に私はその時まで楽しんでもらいたいんです」
「そうか、ではなぜ救おうとしない?答えは言わなくてもわかってるがな。」
そう、さっきモデルティがタブレットを操作していたのを俺は見逃さなかった。
「さすが陛下。そうです。この星には世界を創生できる全竜と放置しておくと大変なことになるイクサクイー、世界を滅ぼせる滅暗竜の力が眠っておりこの三体は世界に害を与える存在でなんです。ですが魔力を大量に持った大罪の使い、美徳の使いそして陛下がいますので何とか滅びずに生きていたんですが陛下が別の世界に行かれたことでその生態系?が壊れてしまい星の中心に滅怨壊暗闇崩などのくらい系の力がたまってしまいとある生物が生成されたんですよ。それは世界に存在する生命が死ぬごとに力を増しますのでどうしようもないんです」
「あの~話の途中で悪いんですがつまりこの星に来たどの悪よりも次来るのがやばいんですか?」
「そういうことになりますね。そのため死ぬ生命体が減るように私たちはライブを開催し世界に楽しみを与えようとしているんです」
「そうか。しかしそれは無理やりすぎないか?」
「そうですね、でもそうしないとだめなんです。」
「なるほど。わかった。やってやろう。世界巡りだろ?竜にも会いたいしな」
「ありがとうございます。陛下。これで全員のオッケーがもらえました。では報告するので陛下方帰りましょう」
「ああ。そういえば滅罪巫女はどうなんだ?お前はライブしないのか?」
「はい、私は裏方がいいです。」
「ま、それもいいよな」
「はい」
そんなことを話しながら俺たちはファンクラブ塔に戻った。ここもファンクラブ塔なんだけど少し違うからな。
ファンクラブ塔に観測所がありました。まぁあるでしょうね。それで思ったんですがそういう装置は美徳協会がいいと思いますそれか名前を変えたほうがいい気もしますね。へい。
え~っと何話すんだっけ?ああそうだそうだ。一月は少し忙しいので更新できない日があります。まぁ見る人はいないでしょうけど。はぁ~悲しいですね。
はい、誰も見てませんがでは次回もお楽しみに!!!!
日本語おかしくなった!!




