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事情聴取その一

 ここのすごいことは急に祝い事や出陣ができることだなと改めて思った。

 そう、俺たちは大会議場の隣にある行事用の会議室でパーティを始めた。いや~いろんな食べ物があっていいね。あっちにはウイーラドの森でしか取れない鳥の肉じゃないか。あれ焼けばおいしいんだけど生で食べると腹を壊すからな。お、さっそく滅罪巫女が食べようとしてる。

 さぁ!始まりました滅罪巫女対焼かれた鳥の肉。実況解説は戸島 大魔でお送りします。

 滅罪巫女選手は肉をじっと見て観察しています一方焼かれた鳥の肉は動きませんそれもそのはず死んでいるのだから。焼かれてるから。

 ここで滅罪巫女選手が動いた~!肉を手に持ち食らいついた!さぁどうなる?滅罪巫女選手。結果はいかに!


「おいしい~~~~!」


 結果は焼かれた鳥の肉の勝利!

 なぜそうかというと肉を食べた後気絶したからだ。とっても美味しかったんだね。

 そのあと近くにいたテクスとデルシーが滅罪巫女によっていきデルシーの異次元道具収納から担架を取り、そこに滅罪巫女を乗せると部屋から出て行った。

 救急搬送されちゃった。あ~あ、あとで見舞いにでも行ってやるか。

 それはさておきパーティーを楽しむか。


「あ、マスター。先ほど滅罪巫女という方が運ばれて行きましたが何があったんですか?」


 ライシャがお酒の入ったグラスを持ちながら俺に聞いてきた。


「滅罪巫女がウイーラドの森でしか取れない鳥の肉を食べておいしさのあまり気絶したんだ」


「へぇ~そんなバカなことをする方もいるんですね」


「お前だってお酒で酔うだろう?」


「それとこれとは別です」


「そうか?まぁ何でもいいか。さ~て俺も料理を食べるか」


 俺は料理があるところに歩いていきほしい料理を何個か取り部屋の端に行くとそこで食べた。

 う~ん美味しいね。これ誰が作ったんだろう?最高だな。

 俺は料理を食べながら誰がどこにいるか眼で調べてみるとチーラはモデルティたちと話してて、テミスは後ろの方で一人で料理を食べてるし、ライシャは座ってワインとお肉を食べながら本読んでるし。自由だな皆。

 


 それから二時間後パーティーは終わり俺は神界に行くため師匠に電話をした。


『は~い、こちら神メイキュンです。』


「あ、師匠?パーティーが終わったんでそっちに行きたいんで迎えに来てもらってもいいですか?」


『ああ、その件ね。実は今医療室にいるんだよね。それじゃあ来てね』


「わかりました」


 俺は電話を切り医療室に向かった。

 なんで医療室?と思ったが確か滅罪巫女が医療室に運ばれたからそこにいるんだね。

 しばらくして俺は医療室に着いた。


「師匠、滅罪巫女居ますか?」


「いるよやぁ大魔君。それじゃあ神界に行こう!」


 師匠は神だけが使える術を起動し俺たちをそこにいれ師匠も入ると俺たちの目の前は暗くなり2,3秒すると明るくなりそこに見えたのは…………


「ようこそ神が住まうところ神界へ!」


「ここが神界ですか。すごいところですね。私はツルセ様から何回か神界の写真を見せてもらったことがあるだけなのでここに来るのは初めてです」


「でしょ?普通は神以外来ちゃダメなんだけど許可を取れば問題ないんだよね。あ、そうそう大魔君。ドラグシは今日神聖堂にいるから話したいことがあるなら行ってきな」


「行くわけないじゃないですか。あの方も忙しそうですし。まぁ俺があの世界で出会ったやつについては話さなくていいかもしれません」


 って思わず言っちゃったよ。師匠もしかして勘が鋭い?


「ほう。やっぱり上位存在と出会ってたんだね」


 ここは嘘をついても仕方ない。だから話すか。


「はい、師匠。会いましたよ不思議なやつと」


「そうなんだ。ふ~ん、まぁあの世界について私たち神は触れないようにしてるから詳しくは聞かないよ」


 へ~、あの世界って神が触れないようにしてる世界なのか。


「それより滅罪巫女ちゃんに会わせたい人がいるんだよね。おいで」


「了解しました。メイキュン様」


 師匠に呼ばれてやってきたのは剣士神ツルセだった。


「ツルセ様!」

 

 滅罪巫女が片足を地面に着き頭を下げた。

 やっぱりこの神が主人なのか。


「頭をあげてくれ滅罪巫女。久しぶりだな。お前の仲間は全員死んだがお前が生き残ってくれてよかったよ。」


「ええ、ですが私の体は死にましたよ。魂だけ残りました」


「わかるぞ。お前のその外見で。」


 ツルセは両腰に刀を刺し、剣を背負っており滅罪巫女の頭をなでていた。


「滅罪巫女、俺は驚いたことがあるんだよ。」


「それは何ですか?ツルセ様?」


「それはね、なんで君はドラグシ様から一目置かれている戸島様と一緒にいるんだ!願わくば俺が戸島様と一緒に旅をしたかったよ」


「そ、そうなんですねツルセ様。」


「そうだとも。それより滅罪巫女、君はあの混沌とした世界にいたにもかかわらずあの世界を直そうとしなかった。これは失態ですね。なぜそうしなかったのかな?まぁとりあえず神社に来い。俺の部下神たちも合わせて話し合おうじゃないか」


「わ、わかりました。ツルセ様」


 滅瞑巫女はツルセに服を引っ張られどこかに行った。グッパイ、滅罪巫女骨は拾ってやるからな。

 そして滅罪巫女と同じく俺も師匠に連れられ神殿に向かった。

 これからどうなるんだろ俺。

大魔と滅罪巫女が神界に行き二人とも神に連れられどこかに行きました。さぁ二人は怒られるのかそれともどうなるのか?予想してみてください。

 さて。その間チーラたちはある企画について話すそうです。大魔と滅罪巫女ちゃんには後で伝えるということらしいです。

 では次回もお楽しみに!!!!

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